【リノベ備忘録】畳の張替え、などなど
現在「リフォーム」している和室の畳を張替えしていただくことになった。
和室は6畳二間が繋がっているのだが、一部屋は義父母が一度張り替えをしてくれていた様で、まだまだ十分にキレイだった。今回張り替える予定の和室には、壁に固定された箪笥(たんす)を始め、大型家具が複数おかれていた。老夫婦にとって、この部屋の畳を張替えるのは大変だから、できなくて当然だなと思った。
それらの家具に入っているものをすべて階下の倉庫階におろし、大工さんにも手伝っていただいて、ようやくすべての家具を和室から撤去させた。これらの家具の処分問題もあるが、それは後で考えよう。色々と一度にやろうと思うと詰んじゃうからさー。ストレスって万病の元なのよ。
プロの左官職人(匠)の手によって完璧に生き返った和室。そこに二重窓が設置され、そして次は畳の張替え。ミズキさんがパンパンとスケジュールを進めてくださるので、どんどん前に進む。今日は職人さんが畳の引き取りに来られた。
そこで、畳の張替えについてもちょっと聞いてみた。毎年この時期は異動が多いため、社宅などの畳の張替え需要があるらしい。そのため今は元々忙しい時期だそうだ。うちは全く急ぎませんと伝えたところ、職人さんは、「畳もしっかり乾かした方がいいから、十分乾かしておくね」と言ってくださった。
私「どうですか?影響ありますか?っていうか、畳の素材は国内産なのかしら。」
カナメ「お前、アホちゃうん。んなわけないやろ。」
職人さん「もう日本ではほとんど作りよらんからな。中国から入ってきよる。どうかねぇ。影響あるんちゃうかっていう話はでとるけど、まだわからんかなぁ。」
少なくとも我が家の張替えには影響ないらしい。ありがたい。またまたギリセーフかな。
なるほど。いろいろあるねぇ。同席したミズキさんにアップデートを聞く。
ミズキさん「そやね。今はキッチン設備もあかんっていう話やね。」
私「お手洗いや洗面台だけじゃなく?それってめちゃくちゃ厳しいじゃないですか。」
ミズキさん「こっちも引き渡しができないからほんまに困っとるんです。」
私「え、でも今月末の引き渡し予定だったら、ギリギリセーフなんじゃないですか?もう注文するモデルとかも事前にわかっていたでしょうに。」
ミズキさん「そうなんやけど、こんなことになるとは思っとらんから、いつも引き渡し日から逆算して発注かけるんやけど、在庫を自分のところで持っているわけではないからね。」
マジか.........。
ミズキさんは工務店の社長さんではあるんだけど、いわばフリーランスのプロジェクトマネジャー兼コンサルタント的位置づけの方なので、自分の会社の中に多種多様な設備の在庫を持っているわけではない。そしてそのスタイルは、いわば時代の最先端。とは言え、この流れと影響の大きさは予想できなかったらしい。
ミズキさん「もうね、打ち合わせにも来れないんですよ。中国からね。どうするんかなぁ。もうようわからんわ。いつからやったかな。今日から?」
私「9日からって報道されてますね。」
ミズキさん「もう、すぐやね。」
ミズキさんは仕事があるから引退されていないのだけど、経済的には働かなくても生きていけるわけで。実際、奥様からは、数年前から引退してくれと懇願されているそうだ。持病もいろいろとお持ちだし。我が家のリフォームでストレスを与えて、ミズキさんが倒れちゃったら後悔してもしきれない。ストレス与えないように、と思っても、どうしようもないこともある。
私「あ、本当に申し訳ないんですけど、サッシをつけて頂いた時に、性能証明書っていうのを頂いたんです。次世代住宅ポイントの申請ができるって聞いて、申請してみようかなって思って。で、ミズキさんにこの書類を書いて頂いて、ハンコを押して頂かないといけないらしいんです。お忙しいところ申し訳ないんですけど、急がないでいいっていうか、申請自体は3月末までに届けないといけないらしいんで..........、急がないんですけど、のんびりもできないというか...........orz」
ミズキさん「あああ、これね。また書いて持ってきますわ。」
私「あ、あの急がないんで、よろしくお願いします。」
と頭を下げた。脳内では「でも3月末までによろしくおねがいしますーー。」と叫んでいた。ストレス与えまくって、私って鬼畜みたいやな(汗)。
さてと。プロの仕事はプロに任せて、だ。
ということで、自分のやるべきことを進めなければ。私の担当であるが、壁紙を剥がし、軽くクリーニングした上で、モルタルにシーラーを塗ったところで止まってる。かなり大量に残っていると思っていたパテ粉が足りそうにもないことと、あちこち養生をした結果、養生テープとシートの在庫を使い切ってしまったので、ネット経由で注文を入れた。そして、床のクッションフロアをはがして床の補強作業をしてくださった大工のイチローさんより、床は一度サンディングをかけたほうがいいと言われていた。見ると、かなりガタガタだ。ということで、今回は、床の補正パテも一緒に注文した。ということで、それが到着するまでは作業が止まる。
カナメが言った。
「防塵マスクとかないんちゃう?買いに行こうか???」
ホームセンターには、大量ではないけれども必要量程度は買えることは確認済みなんだけど、こんな素人のDIYのために、プロの仕事道具の在庫を減らしてはいけない気がする。っていうか、家から出たくない(汗)。
ちなみにまだ数個の3Mの使い捨て防塵マスクはいくつか残っているので、それでしのぐしかない。サージカルマスク程度じゃ、サンディングの粉粉は防げないしな.......
一応、防塵マスクの数を確認したところ、廃棄用に分別していた袋の中に、使用済みのマスクも3個見つけてしまった。そういえば、(サージカル)マスク不足を乗り切るアイデアとして、中性洗剤で洗って(塩素系)漂白剤でも洗っておけばリサイクル可能っていう記事を読んだ気が。ということで、捨てるなんてもったいない!!!と、その3個を中性洗剤で洗い、漂白剤につけ込んで、濯いでいる最中に、中央の「3M」の文字の書かれたプラスチックの部分の中にある、黄色い紙のようなものがユラユラ動いているのが見えた。
ひぇえええええええ。高温で洗っていたから糊が溶けちゃったのかも?????と思いつつも、見れば見るほど、その「空気なんて一切通す気なさそうな紙っぽいもの」が何のために存在しているのか分からなくなってきた。そもそも、防塵マスクらしさを演出している中央のプラスチックが、何のためにあるのかわけがわからない。
脳が納得しないから調べてみた。我ながら面倒な脳だ
「のれん型」排気弁、だったのかーーっ!!!!!!
なるほど!!!排気の時には粉塵を吸い込むことはないから、のれん式でパカッと開いても大丈夫だし、その「のれん」を守るためにアレがついているのか!!!!
伊達じゃなかったのねー!それっぽく演出してるわけではなかったってことね!!っていうか、壊したわけじゃなくて良かったー。
と納得したところで、(コストコの)キッチンペーパーで拭き拭きして、今干しているところだ。サンディングの粉くらいなら、リサイクル防塵マスクで防げればいいなあ。
しばらくは壁の補正に勤しむしかないか。