見出し画像

どうして蚊は暗闇でも飛べるの?

こんにちは!うぇるです!

蚊の季節がやって来ましたねぇ。夜寝ている時に、耳元で「プゥ~ン」と非常に不快な音を出して飛ばれた時にはイライラMAXですよね。殺そうと電気を付けると姿が見えない。諦めて電気を消して寝ると再び耳元で「プゥ~ン」。ウオォォォォォォォォォ!!!!!

「なぜ、蚊は暗闇でも飛べるのか」というのは最近まで謎とされていましたが、最近、蚊の羽の動きと周囲の空気の流れをコンピューターでシミュレーションを行った結果、解明することに成功したそうです。

【なぜ暗闇でも飛べるのか】

画像1

羽ばたきから生じる空気の流れが障害物によって変化し、蚊はそれを感知できるからです。

シミュレーションの結果、蚊が飛行中に障害物に近づくと、羽ばたきから生じる空気の流れが変わり、触覚周辺の空気の流れも変わることがわかりました。

蚊の触覚の根元には「ジョンストン器官」と呼ばれる器官があります。これは、0.0005°の触覚の振れを感知できる高性能な器官で、これで障害物接近時の触覚周囲の空気の流れの変化を感知することで、羽の長さの20倍も離れた壁や床を感知できるのです。

飛んでいる蚊を両手でパンッと潰すときに、結構な確率で躱されてしまうのは、視覚だけでなく空気の流れの変化を感知しているからではないかと思います。

【この知見が何に活かせるの?】

画像2

この空気の流れを感知する原理は、ドローン飛行に応用が可能であると言われています。

実際に、ドローン飛行時に羽から生じる気流が障害物に影響を受けわずかに変化し、それを検知することで衝突を避けることに成功している実験もあります。

今後、物流などの様々な場面でドローンが活躍する場面が増えてくるでしょう。活躍には「安全」が不可欠です。より安全なドローン開発が進むといいですね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?