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ビタミンCについてまとめてみる②

今回はビタミンC欠乏要因について。
ビタミンCどこいっちゃうの?

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■そもそも作れない

ヒトはビタミンCを生合成できない珍しい種族だ。
ほとんどの哺乳類はグルコース(単糖)からビタミンCを生合成する。
いくつかステップがあるうちの、グロノ-γ-ラクトン酸化酵素(GLO)がないため生合成ができない。
遺伝子にはコードされているが翻訳されないようになっている。

従って体外から補充してあげないといけない。
供給が不足すると、体内ビタミンC量が欠乏する。

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■毒物への暴露

水銀などの重金属は慢性的に曝露されることで蓄積され毒性を現す。
これを解毒する際、大量のビタミンCが消費される。
また虫刺されや咬毒、植物由来の毒素などの解毒や生体保護にもビタミンCが関わっている。

喫煙もよろしくない。
ニコチンの添加により大量のビタミンCが消費される。

毒物曝露については口腔環境が重要(後述)。
次に消化管の機能低下も問題になる。

よく噛んで食べる、高GI食品を避ける、食事を何回にも分ける、食肉によるタンパク質摂取を制限することなどが必要。

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■フリーラジカル

フリーラジカルは不対電子をもつ原子や分子。
不対電子は反応性が高い。
不飽和脂肪酸がフリーラジカルにより攻撃され、酸化されていく。

よく体のサビと言われる状態になる。

ビタミンCは電子を授受できるのでフリーラジカルの活性を抑えてくれる。
生体内でビタミンCを作れる動物では、酸化ストレス下においてビタミンC合成量が増加することがわかっている。

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■代謝

ビタミンCはアミノ酸や糖の代謝に関わっている。

またアルコールの代謝にも関わっている。
アルコール摂取時、その代謝のために大量のビタミンCが消費されている。

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■感染症

免疫に関わる細胞といえば白血球。
血中のビタミンCと比べて白血球には70倍のビタミンCが集まっている。

風邪をひくと、このビタミンC量が減少する。

自然界においては、病気になったときビタミンC合成量は10倍に増える。

風邪予防にビタミンCが良いというしっかりしたデータは今の所ない。
が、可能性はあると思われる。

■口腔環境

実は口腔環境がとっても大切らしい。

歯にはかなりの量の毒物があり、虫歯や根管治療済みの歯があると、吸入、嚥下、粘膜吸収、血液への直接放出により体内に毒物が放たれていく。

根管治療済みの歯には免疫システムが行き届かないため、毒素が生み出される温床になっているとのこと。この毒素に対し大量のビタミンCが消費されている。

歯の毒物に対処する場合には、解毒計画の最初もしくは抗酸化物質摂取の最適化前に行う必要があり、次のような行動・処置が必要です。

 1. 協力的で、貴方を支えてくれる歯科医を見つけます。
 2. 根管治療した歯をすべて、適切に摘出します。
 3. 感染した歯、膿んだ歯をすべて、適切に摘出します。
(略)

「究極の万能薬」より

・・・。

歯を磨きましょう!



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