【ネタバレ微量】『バーチャルさんはみている』全話観た感想[映像作品感想A-01]
はいどうもー!バーチャルYouTubeのWellです!(引退するまでVTuberだと名乗るぞ〜)
『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になった(以降、ぶいでん)』アニメ化おめでとうございますッッ🎉🎊
Web原作から読んだ経験がある私にとって、このニュースはとてもデカイ
昨今の企業系VTuber(ホ◯ライブとかにじ◯んじとか)の配信はおつまみ程度しか観ていない私だが、
『これがVTuberなんだよなぁ』と思わせる奇行と性癖(サガ)の数々を楽しんで閲読しています。
んで、
この作品をもっと楽しむべく、私はBlack Boxを開けることにしました。
去る2019年初頭、
平成も終わりを迎えるタイミングで滑り込んだ、
VTuber諸先輩達と視聴者を混沌の底にブチ込んだ怪作
『バーチャルさんはみている』です。
視聴のキッカケは、私がフォローしている『そらとくも』さんの何気ないツイートからでした。
それを観た私は、ぶいでん始まる前で興奮し過ぎていたためか、速攻でGO(図2参照)
ですが、ー超のつくほどの長い期間、自宅のPCを触っていなかったことや、もあり、
そもそも休止中の人間が事前告知の上YouTube配信するのがハードル高かったこと、
あと配信するにも平日ど深夜までやると社会人の観測者Xにとって苦行になる可能性があったこと
気軽に配信できるスペースにて、ほぼ毎日2話ずつの同時視聴を実行。
こうして、平成最後の遺物の一片に触れることとなりました。
で、そのスペース配信が7月頃、
今このnoteが投稿されてから2ヶ月前になります。
…そういう、ことだよ(どういうことだってばよ)
時間はかかってしまいましたが、きっかけを作ってくれたそらとさんに向けて、この場で御礼を申し上げます!ありがとうございました!!(あとでアニメぶいでん一気見コースをオススメしておきます)
ということで前置きが長くなりましたが、
本記事では『バーチャルさんはみている』の感想を記述していきます。(13話は円盤限定故に観てないので除きます)
また、最大限言葉を選んで感想を書きますが、
不満点や文句ゼンカイです。(不快にならないように言葉選びに気をつけたから遅れました)
刺々しい文章になっているとは思いますが、ご了承の上、よろしくお願いします。
1.あらすじ
という名目で、この作品についてイジリ倒そうと試みましたが、
全話観ても話詰め込みすぎる上、マジで内容が薄すぎる事
トんだ(隠語)先輩VTuberが数名いるので気軽に紹介できない事
そもそもアニメ公式サイトもトんでいるので内容チェックが手短にできない事
以上の理由から、今回は感想のみの記事で勘弁してください💦
2.全話見た率直な感想
スゥーーーーッ…(呼吸の音)
人にやらせる前にデバッグプレイは
きちんとやりましょう
(かぐ◯様より石上のセリフ)
かつて自分が面白かったネタを盛り込んだ面白い作品を文化祭で流して駄々滑りした過去があるのですが、
あろうことかこの作品は、その黒歴史を掘り起こしました。
これはアニメとして言っていいのか正直疑問を抱きました。
アニメというよりも、駄々滑りした◯ラメキーノのような作品でした。(◯ラメキーノ製作陣に失礼な例えですが)
なんでそう思ったのか、不満点を出していこうと思います。
3.不満点
3-1.カメラワークが酷い
これは正直に申し上げたい。
マジでカメラワークが酷すぎる。
当時のV動画に対する私の考えなのですが、
VTuber皆々様の奇想天外な動きを定点カメラで見るのが一番面白いと感じていました。
しかし、この作品での見せ方として、VTuber皆々様の奇想天外な動きをわざわざカメラで追いかけているのです。
正直、その表現自体が間違っていると感じました。
逃げる人物を追いかける報道陣の如きブレッブレな映像と
放映当時の3Dモデルのカクツキ具合が、
見ている私の興味と集中力を、悪い意味で根こそぎ奪われた気分でした。
カクツキ具合は当時の技術的な欠点なのでさておき、何が起こっているのかよくわからない映像をお届けするのは、、どうなんでしょうか…。
特にその欠点が現れたのが、『てぇ〜へんだアカリちゃん』
このコーナーでは、メインメンバーの中で特に動くタイプのミライアカリさんと田中ヒメさんが主に奇天烈に動くお悩み相談コーナーなのですが、
これをわざわざカメラで追っかけ、画面酔いしやすい環境を作ってしまっていました。
おまけにその不備を、ちょっと小さいワイプで『ごめんなさい🙇』で済ませているのは、失礼にも程があるだろうと感じました。
ゴメンで済んだらここに書かないですよ…
3-2.単純にネタが滑ってる
『宴会の一発芸が、結婚式の余興にならなかった』と言ったイメージでした。
VTuberの内輪ネタはその界隈の人達にしか伝わらないのは、そういう狙いがあったのだと思うので触れません。
ですが、素っ頓狂通り越して怖い発言を繰り出している印象が3話から垣間見えました。
『てぇ〜へんだ(略)』での発言です。
あまりにも素っ頓狂すぎる回答で、細かいセリフを覚えてきれていないのですが、ちょっと恐怖を覚えました。
『受け手側が面白く感じなかったら、それはネタとは言えない』と私は思うのです。
一度セリフチェックして「これ本当に放映してみんな受けるかな?」「ひょっとしたら誰も笑ってくれないかも…」と一旦冷静になって考えることもできたと思います。
そうすればわざわざ台詞読ませておいて本編でカットする必要とかもないですし(下記の参考資料1参照)
参考資料1. 出演者の事後報告(1:05:38参照)
尺の都合で飛ばさざるを得ないとはいえ、少なくともサン◯ャイン池﨑さんの鉄板ネタやるんだったら、
フル尺且つ本気でやるか、そもそも出来ないと判断してやらせないの2択しかないでしょう…(池﨑さんのネタが好きなので尚更感じました)
また、懐かしい方々が担当する一部コーナーも面白かったのですが、
それは『私がその人を知っている故の』面白さだと、後々になって感じました。
テレビっ子、ないし初心者お断りのような雰囲気を感じたのです。
ですが裏を返せば、登場しているVTuberについて詳しく知っている人には刺さるネタもあるので、
頭ごなしにネタを全否定できない、知る人ぞ知るニッチさがこの作品の良点ではないかと感じました。
4.良かった点
4-1.引退した者達の勇姿を見れる
このアニメにおいて、一番デカイ利点がココだと思いました。
特に某4人グループのwarsコーナーはまんま演劇部でした。
(今で言う『ホ◯ぐら』的なノリの動画)
今は引退してしまったVTuber達のはっちゃけ具合や交流が楽しめる、まさに2019年製タイムカプセルといったところでしょうか。
(ちょっとソコ、2019年は厄年だったじゃんとか言わない!)
当時VTuberにお熱になっていた方々には刺さると思います。(それでもドン引きする時はドン引きします本当に)
4-2.各コーナーが短く定期的なので見やすい
1話ごとの概ねな流れはこうなっています
ピーナッツくんとばあちゃるのコント→OPトーク→OP→wars→小林幸子様→(庵野)→富士アオイ公園→てぇへんだ→ひなたちゃんは登校中→うんちく→にじさんじ→何処へ消えたのゆにてぃちゃん→スレイヤー→毎回ばあちゃるが飛ばされる神コーナー→何処から来たのか知らないおたより→ED
数が多い割に、これらの話が1〜2分程度しかないので、
好きなコーナーのみ吟味して視聴というやや邪道な見方も可能です。
4-3.○○の練習として活用できる
先程も触れた通り、この作品のギャグ、笑いのノリは正直酷いと思っていました。
なので、私なりにこの作品の活用方法を考えました。
私「悠の結論はですね…」
貴方/貴女『来るのか、ケツのロンが!』
私「もういっそのこと、ツッコミの練習として活用する〜!!」
ちょっと待って、ブラウザバックしないで!本当に帰らないでください!!話聴いて!!!
コホン…
テレビの前で恥を捨てて突っ込まないと
まともに見れる気がしないんです!!
笑えるボケも、そうでないボケも、
『どうツッコミしたら面白くなるか』ということを考えながら発声する、さながらブートキャンプ動画。
と思ったら、まだ行ける気がしないでしょうか?(いや、多分難易度高過ぎて無理ですね忘れて)
5.総括
ということで、今回の作品への感想は以下の通りになります。
画面揺れが酷すぎて見る側の集中力が続かない
内容薄い小話を詰め込みすぎた上に、一部ネタが滑ってる
過去に活躍したVTuberの奇天烈さを味わうにはもってこいの作品(但し、人を選ぶ)
今まで見た作品の中では、大学生達がサークル内で楽しむために作ったホームムービーのような、粗さやノリを全面に押し出した作品でした。
しかし、全話通して『楽しかった』3割で残り7割は『キツイ』の感情で一杯になりました…。
「◯リキュアオールスターズとか、スーパーヒー◯ー大戦のようなものかな?」と
先入観を持って見たら確実に火傷するので、
視聴の際はくれぐれもご注意下さい。
次回の作品感想記事も、よろしければご覧ください!
ここまで閲読いただき、誠にありがとうございましたッ!
あとがき(私語注意)
やっっっっと書き終えたァ〜ッ!!
ただでさえ観測者Xが多忙な中、感想を書く筆も乗らない状況でかれこれ2ヶ月。
冒頭に書いたぶいでんのアニメも次で最終回のタイミングだったから、ギリギリ滑り込みできたのはエライぞ自分!!
ちなみにこの作品を親に進めたら1話OP後のウォーズで切られました辛い…