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部活

中高時代のこと。
私は、中1の入部から高2の引退まで、茶道部と料理部を兼部していた。私達の代では、一番多い組み合わせだったと思う。そして、文化部の割に、人数の多い代でもあった。

私は部活が大好きだった。部活のために学校に行っていた、と言っても過言ではない。
茶道部への部活愛だけは誰にも負けない、とか思ってる。

毎週毎週、当たり前のように、活動に参加して、同輩や先輩後輩と笑い合って、時には厳しく指導もして。そんな当たり前がずっと続く、と思っていた、とは言わないけど、続くと思っていた。しかし、それは、コロナによって打ち砕かれた。楽しみにしていた合宿もなにもかもが、飛んでいった。中々部活もできず、やっと再開しても分散で。制限も多い中、少しずつ活動ができたのは嬉しかった。でも、大好きな仲間との時間は減ってしまった。

茶道部に限った話をする。
あと何回、何回ある、と、数える日々。5回も無いと知ると、悲しかった。
引退前、久々に全員集まった日、顧問だか、先生(コーチ)だか忘れてしまったけど、その一声で、泣いてしまった。同輩には、早いよって笑われ、私もなんで泣いてるのか分からず。でも、すごくすごく寂しかったんだと思う。私の学校に行く理由だったから。
楽しかった、それは確かなこと。この絆はまだ失われていないと思っているよ。皆と会える日を楽しみにしている。
ありがとう。大好きだよ。

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