昨年の夏、10年弱勤めた一般企業を退職した。
しばらくは育児に専念。
子どもとの時間を大切に生活していこう〜なんて思って心がワクワクした。
一方で、
「子どもは親の背中を見て育つ。」
誰もが知るこの言葉を頭に浮かべては
私、なーんも持ってないな。
こんな私を見て息子はどう育つんだろう。
長く企業に守られてきて個人という私自身について考えることがなく生きてきた私。
そう心のどこかに不安を抱えながら専業主婦生活が始まった。
当時私はママ向けコーチングサロン(ボーク重子さんの非認知能力を育む子育てコーチング)に所属していて、そこで出会ったママさんたちはどんどんやりたいことを見つけて前に進んでいるように感じた。
「比較しない」そう頭ではわかっていたけど、
毎日公園に行きお家で子どもと遊んで、
家事をして、翌日の遊びの準備をする毎日。
今のままでは
やりたいことがあっても先に進めない…。
そんな日常を変えるために、
隙間時間の確保に必死になって、週末は1日半子どもをパパに預けて学びの時間に費やした。
その結果、
自分を見つめる時間が増えた。
いくつか事業のお誘いをいただいた。
………でも、なんか違う。
子どもに良い背中を見せたくてコーチングサロンに参加したのに…。
気づいたら家族の時間も子どもとの時間も減らして必死に「自分探し」をしていた。
そんな生活が数か月続き、
私との時間が減ったことが原因か、
息子が夜泣きするようになった。
平日、clubhouseや海外のネットエンジンで情報収集しすぎて、息子に「まま携帯好きだねェ」なんて言われる始末…。(とほほ。ほんとごめん。)
時短ばかりを優先するもんだから、大好きな料理もどんどん簡素化していって作り手としても満足感がなくなった。
なんかちがーーーーう!
「私」のやりたいことってこんなことだっけ?
望んでいたママとしての人生を生きているか?
未来ばかりを憂いて「今」を疎かにしていないか?
「何か」を持っていない私でないといけない。
母は誇れるものがあった方がいい。
他のママは私よりも優れているんじゃないか。
こんな気持ちは全部思いこみだった。
まずサロンで出会ったママたちは子どもの年齢、経験、家族構成…まったく自分とは違う。
つまり、やっぱり、
比較してもしょうがない。
すっかり忘れてたけど、
自分にはこれまで約30年間生きてきた経験がある。
しかも!毎日2歳児と生活してきて培った、
✔︎ 工夫する力
✔︎ 周りの家族や仲間との協働力
✔︎ 突然の変更に対応する対応力
✔︎ イヤイヤに粘り強く関わる辛抱強さ
✔︎ ストレスコントロール
✔︎ 気持ちを前向きに持っていく力…
これって育児以外にも絶対生かせるよね。
ママとしての自分に不安を抱き、
育児終了後の自分の人生にも不安を抱き、、、
こんなに不安になるなんて思わなかった。
ママとしての人生。
まだまだ不安もあるけど、
いつかくる「波」に乗れるよう
すこしずつ
すこしずつ
今を大切にしながら準備をする。
ママとしての人生を私が楽しんでいる。
とりあえず今はそれだけでも十分!
クラハの流し聴きはやめて、
夜も10時半には寝るようにして、
週末は半日だけ自分時間を作る。
少しずつ、自分の「好き」を集めていく。
そんなふうにバランスをとりながら、自分らしさを探していきたいな。
焦らなくて、いい。
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