ユーアイファクトリー✨📣
自由と応援のアトリエ
つくるも、つくらないも自由。線1本描くのに何週間もかかったり、ものすごいスピードでつくり続けたり、パタっとやめてしまったり…。そんな全てが許され、あたたかく見守られる場所。
いつお邪魔しても、アトリエに案内してもらえる。ひとりひとりの机と椅子、お気に入りの素材が置いてあり、それぞれのペースで進んでいる。穏やかな空気が流れている。
支援員の人たちに共通するのは、利用者のことや作品のことになると言葉が止まらないこと。日々変化する表現活動や生まれる集積物への関心の高さにいつも驚かされる。
ユーアイファクトリーは生活介護の施設である。以前は皿の絵付けなどを行っていた。しかし、利用者ひとりひとりのストレングスを見ていこうとする支援の中で、今のような自由な表現を見守るスタンスに変わったのだという。
昨年、玄関脇にギャラリー空間を設け、日常的に展示を行うようになった。加えて他事業所のギャラリー空間でも展示を行っている。グループ内にデザイン部門を持ち、Tシャツやグッズの制作ができる強みがあり、水戸芸術館やホテルでの販売も行っている。(詳細情報は記事の最後にあります)
一昨年から「外に出る」を掲げ、コロナ禍であったが、前向きに発信し続けてきた。利用者個々の制作だけでなく、音楽好きが集まったバンドを結成し、音楽活動も行っている。
●背景・経緯
1991年に茨城県生活ホーム事業ユーアイホームを設立し、1999年にユーアイファクトリーの前身となる小規模作業所 陶工房あさひ開所。2009年にユーアイファクトリーとなる。今は特養や保育園など事業が広がっているが、そもそもの起点は障害福祉。
●大切にしていること
目指すのは、介護・障害福祉・保育(子育て)の まるごと包括ケアシステム。
●課題
障害児を持つ親に苦しんでいる人が多い。子どもが認められることで親も救われる。もっと障害が社会に知られるべきだと思っている。
その他、陶芸の釜が古く、新しくしたいが手立てがないのが悩み。
●支援センターに期待すること
知られていくための手立てや発表機会の相談がしたいです。
生活介護 定員40名
※ユーアイファクトリーのTシャツは、水戸芸術館のショップ「コントルポアン」と「ホテル・ザ・ウエストヒルズ・水戸」にて購入できます👛
※オンラインショップはこちら→https://youifactory.base.shop/
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話した人:立川利行さん(ユーアイファクトリー施設長)
聞いた人:小堀幸子(いばふく、いばらき中央福祉専門学校 広報)
聞き取り日:2021.10.12 fri.