介護認定調査で元気アピールはNG!家族がすべき4つのポイント
こんな時どうすればいいの?と疑問をもった時、社会福祉士の知識を生かし新米社会福祉士なりの意見を述べていきます。
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介護認定は事前準備が大切!!
介護認定の調査員さんが来た際に、いつも以上に元気アピール、「出来ます!」アピールをする方がいます。
それだと、介護度が軽度になってしまい必要な介護保険サービスが受けられなくなります。
それでは困りますよね。
「要介護認定調査」を受けるにあたって心がけるべきポイント
1.必ず家族が立ち会うようにする
要介護者だけで認定調査を受けると、プライドや思いこみなどのために普段できないことでも「できる」と答えてしまうことが珍しくありません。調査当日は必ず家族が立ち会い、実情を詳しく伝えましょう。また、担当のケアマネジャーにもご相談ください。
2.気づいたことは遠慮なく伝える
要介護度認定調査票には特記事項を記入する欄があり、要介護者の日頃の様子や行動などの具体的な記入があれば、介護認定審査委員会で要介護度を検討する際の参考としてもらえます。調査員から質問されることだけではなく、気づいたことや日常生活で困っていることなどがあれば、どんどん伝えて、特記事項に書いてもらいましょう。
3.困っていることはできるだけ具体的に伝える
困っているという状況を伝えるだけでは、調査員も正確な判断をすることはできません。「足の力が弱くなったので、洋式トイレでも手すりがないと立ち上がれない」「関節痛で膝が痛くて曲がりにくいので、和式トイレが使えない」「大たい骨を骨折して人工骨を入れる手術をしたため、股関節が開きにくい」など、できるだけ状況を具体的に伝えるようにしましょう。
4.ありのままの状況を正確に伝える
要介護者まかせで実際の介護状況より控えめに伝えてしまうと、適切な要介護認定を受けることができなくなってしまいます。また逆に、要介護度を上げてもらおうと思って実際よりオーバーに伝えてしまうと、介護認定審査委員会で「主治医の意見書と合わない」と判断され、再調査を受けることにもなりかねません。
普段の様子をメモしておく、動画で普段の様子を撮影しておく事をオススメします。
また、事前に調査員へ「最後に本人が聞いていないところで話を聞いて欲しい」と伝えておくと時間をとってもらえますので、その時に実際の状況を説明すると本人のプライドを傷つけずに正確な情報を伝えることができます。
要介護認定調査は、適切な介護サービスを受けるために必要なものです。今回紹介したポイントを参考に、ご家族で協力して調査に臨んでください。