未知との遭遇!役には立たないイギリス大学院受験記録
先週から、イギリスの大学院に進学している。
(実はほぼあまり言ってませんでした。)
1週間でも既に順応してきていて、
早速友人に、
「月曜日は日本は祝日なんやね、
イギリスではノーマル日なのでわかんなかったっ!🐱」
という「海外かぶれマウント」をナチュラル、かつ効果的に取れるくらいになっている。
(友達を減らさないように心底努力していきたいと思う)
受験に関して、本当に本当に周りの方のおかげで
出願した2校ともにofferをいただいた。
代理店や塾に通わず、また教材費も0円。大学のGPAも足切りギリギリ。
ただ周りの皆さんとネット教材のおかげで合格して、第1志望の学校に通うことができた。
(Special Thanks
夫、家族、親友、元同期の友達、推薦状を書いていただいた皆さん、助けてくれたたくさんの友達、SOP執筆の支援いただいた皆さん、ご理解いただいた会社の皆さん、母校の皆さん
&ネットの浅瀬から深海にまでいらっしゃるいろんな方々)
今後は勉強をしながらイギリスから滞在ブログを書いていきたいと思う。
今日は受験期を振り返る。
海外大学院受験までには、主に下記のステップがあった。
中でもこれは!!!という印象に残ったものを記録していく。
※この読み物は今後海外大学院受験をする方にとって有益な情報は一切ありません※
心揺さぶる5/7/5
独学で約1年勉強するため、規律を正すために毎日家庭内slackで日記をつけた。ダレないように朝に目標を書き、夜に学びを付け加えていた。
とはいえども勉強の記録のみだと憂鬱になりそうなので、
息抜きに川柳で今日の1日を表す欄も作った。
最終的には、「お〜いお茶川柳」に載る大作を作ることが裏設定だった。
改めて見返す。
4/15
6/29
10/4
10/18
12/11
振り返ると
食物の魂の残滓に敏感そう、
ちょっと近寄りがたくて厄介そうな人間性、
これらを川柳から読み取ることができ、そっとslackを閉じた。
1年の月日をかけてハズレの百人一首をせっせと作っていたのだ。
でもポジティブに♡お〜いお茶デビューまで、頑張るぞっ♡
無料英会話での教師トラップ
結局独学だったのだが、
講師と1:1のオンライン英会話の無料トライアルがあったので受けてみた。
①生き方を詰められる
この日は、
「若めのスティーブ・ジョブズ」みたいな風貌の講師だった。
手始めに彼は
「今日はどんな1日だった?」と聞いてきた。
「今日は結構仕事長かったんで疲れました、
そしてさっきご飯食べて今です!」
まあこんな回答は慣れたもの、余裕ぶって回答した。
この回答が全ての引き金となった。
彼はこう告げた。
わたし、なにか、間違えた!?!?!?!?
彼は続ける。
「あなたは人間らしさを見失ってる。
仕事で疲弊するなんてあり得ない」
🐱🐱🐱🐱🐱🐱🐱🐱
にゃっにゃんんんっつっっっつっっつ
私ってあり得ない系なのっつっっっっっt
彼は現代人の危険な働き方を危惧しており、数年前から山に籠って自給自足の生活をしているという。
「働きすぎる現代人は、精神の豊かさやつながりを失っている。君もそうだ、僕は悲しい。」
悲しい、て、、、「なんかごめん」。
カップルの喧嘩では、相手を責めるより、自分の気持ちを伝えた方がダメージをデカくできるてネットで見た気がする。
も〜痴話喧嘩でもiPhone発表ばりの伝える力を発揮しちゃってっ
って思いながらも、まんまと罪悪感を集め始めてしまい、私は彼の言葉を甘受してしまう。
5分ほど経ってから、「もういい。今後は気をつけるように」
と次回アクションは不明瞭なまま解放いただいた。
彼って、見た目はジョブズなのに、中身はモモなんだよな〜
とその後ぼーっと聞いていたら、また質問された。
講師「最近週末は何してるの?」
私「受験勉強中心なので家で英語やってます、ずっと」
講師「GO BACK TO NATURE!!!!」
わあああああこれは解けたはず〜〜〜〜。
空気読めよ、機転きかせろ。自分の仕事力にも腹を立てながら
説教部屋にあっさりと引き戻された。
②冒頭で整形を告げられる
「Hi! My name is Emma(仮名)!」
次の講師は、アンハサウェイを彷彿とさせる美しい女性だった。
よく通る声に歯切れの良い話し方。
一言目から前向きでオープンな人柄が伝わってくる。
ブロンドヘアー、ビビットピンクのワンピース。
なんだろう、美しい包装に包まれることでより瑞々しく高級そうに見える千疋屋のギフト?みたいな感じ?とにかく全体的に魅力的だ。
「今日は生き方を詰められなさそう・・・」と平和を噛み締めていた。
そして受講開始1分。
お互い自己紹介いっとく?!位のタイミングで彼女が口を開く。
「私、2週間前に lip surgery(唇の整形)したんだよね〜〜〜」
「…..Uh-huh」
って言葉で全て包み込んだけど、内心は
始まって1分でなに言われるの?どうなるのこの授業?
&
なになに!?!?この人!?!?!?!?
安心が悲哀&疑念に変わった瞬間だった。
そこからコミュニケーションの舵は彼女に全て奪われた。
before/afterの写真を共有してくれたり、その街の美容整形医の評判についても教えてもらったり。
整形は個人の自由ではあるけど、英会話で長尺で話すことではなくなくなくない?!?!と心底思った。プラダは着てなかったがある意味悪魔だった。
私は刺激のある会話が好きだ。
ただ、「読書と旅行が好き」っていう用意してきた当ったり障りのない自己紹介や普通の英会話。それが本当に恋しくなった。
なんでもないようなことが幸せだったと思える。
ロードもきっとこの英会話から生まれたんだと思う。
オンライン英会話の体験者のブログにはさまざまなメリット/デメリットが書いてあるけど、
「オンライン英会話では生き方を詰められることがある」
「美容整形を開始1分で告白される回もある」
なんて書いてあったことはまるでない。今後追加いただきたいと思う。
とは言えども彼らとの会話をむしろ楽しんでいた自分もいる。
強い刺激が欲しくなったら英会話を始めたい。
IELTS受験に依存する
大学院入学には「IELTS」、英語の試験をクリアしなければいけない。
IELTSの科目は、
①Listening / ②Reading / ③Writing / ④Speaking
の4つで、それぞれの平均値がトータルスコアとなる。
私の受験する学校は、入学条件として
1科目ごとの足切りスコア
トータルスコアの足切り
どちらの指定もあった。
そのためトータルスコアを満たしても、
1科目でも足切りスコアを下回ると入学できないのである。
これがとてもとても厄介で、トータルスコアが安定してきても、
どの教科かがトラブルメーカーになり足切りを越えられず「再受験」の現実を突きつけられた。
もう試験とは考えられない、スロットに近い感覚を覚えていた。
自分の実力を上げるべきなのに、次は揃うかもしれん、という期待で
受験料を注ぎ込む。完全にギャンブル依存症のそれだ。
なかなか揃わなくて、悔しくて近くの公園で涙して幼稚園児に指を刺されても回し続けた。
IELTSは世界の各地で受けることができる。ギャンブルの聖地ラスベガスにも試験場があるので何か特別なものを感じる人は受けてみてほしい。
最後に
朝起きて英語、出勤してランチ中に英語、退勤後に英語と書類作成。
まあすごくしんどくはない。ジャグリングの球増えたな?って感じが近くて、生活の難易度は上がっていた。
難易度が高かったことは自分と向き合うこと。
特に、「大学受験の時よりも頑張ってないんじゃないか、退化したか?」
という迷いが生まれていたのが結構ストレスだった。
当たり前なのだが、社会人は学生と違ってやるべきことが多い。
学生時代は、膨大な問題を解き量も質も10000億%全身全霊やりきってて、毎日達成感があった。
それにしてコンビニのサラダ1食で十分に充電される燃費の良さが取り柄だった。
しかし、30歳手前にして、使える時間や体力には限界があり、
進捗すくなっ、今日もスコア低っと感じる日々。
ほんで仕事の後は、チョコレートとお肉を食べないと脳の扉が開かない。
(食べ合わせセンスは目を瞑ってほしい)
毎日頑張ってんのか、してへんのかわから〜ん。
って感じだった。
本当に周りの方々に勇気づけられ生かされて頑張ることができました。
普段から親しい人は一緒に夢を追ってくれて、受験期に新たに出会った人たちは初めましてと思えないほどみんな親切で温かく助けてくれて・・・。
これまでの文章、ふざけすぎたので改めてここで重ねてお礼を伝えさせてください・・・😢😢😢ありがとうございました!
イギリスでは研究を頑張り、
そして日々起きるハプニングを忘れないように滞在日記をつけていきたいと思います!!!