ギョギョウの挙動が気持ち悪い
こんばんは。うぇるちです。
緑単サソリスを使っているならみんなが大好きな革命目ギョギョウですが、かなり複雑な、もとい気持ちの悪い処理をしています。今回はそれを記録しておきます。サソリスで戦っていく上で初心者さんには必要になる知識ですので、覚えて帰ってください。
その1、相手ターン中の自分のギョギョウ
相手のターン中に相手がクリーチャーを出した場合、まず、その召喚によって自分のギョギョウ効果が1回待機します。その上で相手プレイヤー側の一連の処理をすべて行います。そこで追加の踏み倒しを行ったなら、ギョギョウが盤面に残っている間に踏み倒された数だけギョギョウの効果待機がストックされます。
こうして相手側がクリーチャーを召喚したことから始まる一連の効果がすべて解決されると、今度は待機していたギョギョウの効果をすべて解決します。
この際に相手がドラゴ大王やチュートピアを出しているならそれらの能力がギョギョウの踏み倒しに対して適用されます。
個人的にここからが気持ち悪いなと感じたポイントなのですが、この時待機していたギョギョウの効果を処理する際にワルボロフが皇帝に進化するなどして、最終的なコストが変化しているならギョギョウで踏み倒しをする際に変化後のコストを参照してしまうのです。
つまり、7コストのワルボロフを相手に踏み倒されたとしても、相手がそれを皇帝に進化させていたなら、自分は7コストの自然のクリーチャーを踏み倒せなくなってしまうということです。もちろん6コストのサソリスもです。ミランダを2体踏み倒すところまでしかできません。
これは逆のパターンもあり、相手のバトルゾーンにボアロパゴスがある場合に相手がオチャッピィからパゴス効果でニルトを重ねた場合、なぜか5コストを2体踏み倒した扱いになり、自分のマナゾーンからラグマールを2回出せてしまいます。理不尽。
筋は一応通っているとはいえ、なんとも気持ちの悪い挙動です。
その2、自分のターン中の自分のギョギョウ
自分のターン中のギョギョウは相手がクリーチャーを踏み倒した際に、相手がその効果を解決する前に先にギョギョウの効果を解決します。
そのためこちらのターン中に相手のバトルゾーンが空であればドラサイからヘブンズロージアを出されてもマナからラグマールを出して処理することができます。
ですが相手のターン中にオチャッピィからパゴス効果でニル卜を出した時のように2回ラグマールを発動させる挙動は発生しません。
オチャッピィに対して待機するギョギョウの効果はしっかり3コストで処理されます。良心的。
その3、お互いにギョギョウがいる場合
サソリスミラーではギョギョウの定着とゴアラを用いたそれの除去が大きな鍵を握ります
ここがポイントなんですが、相手ターン中にギョギョウが着地しても、相手のマナゾーンにゴアラがいて、相手の場にギョギョウがいるならば、自分のギョギョウ効果でゴアラを出してはいけません。
ゴアラを出したが最後、それに反応した相手のギョギョウ効果で相手もゴアラを踏み倒し、その効果をターンプレイヤーである相手から解決するため、こちらが一方的にギョギョウを失うことになります。
また、オチャッピィパゴスゴアラによる受けを試みていたとしても、相手のマナにゴアラがいるならばそれを先に妨害されてしまいます。
これらのことから、
相手ターン中、相手の盤面にギョギョウがいる状態でこちらのギョギョウ効果を使うことは大きなリスクが伴う
ということがわかります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
昔の事務局が解答していたものがベースになってこの挙動をしているようなのですが、あまり直感的でない裁定で気持ち悪くなっています。
この記事が緑単サソリスを使う上で少しでも参考になれば幸いです。