邪王炎殺・遠隔魔球拳!!の巻
突然だが、俺は"仁丹女とホッピーブラザーズ"というバンドもやっている。
ボーカル、コーラス、パフォーマー、ベース、ギター、ドラム、
トロンボーン、トランペット、アルトサックス、テナーサックス、忍者で
構成される総勢11名のネオ江戸泥沼バンドである。
演奏しないメンバーもいるのでチームとしては更に大所帯である。
読者のなかには「忍者??」と気になった方がおられるかもしれないので補足すると、忍者はサンプラーで効果音を入れたり、見えない敵を倒したり、下記のホームページを作ったり、それらと並行してPAをすることもあるネオ江戸最強の中忍なのである。
参考に動画も貼っておくが、サムネイルに映っている、何色か分からない生物はボーカルではなくパフォーマーだ。ややこしくて申し訳ない。このパフォーマーではなく、サムネイルには映っていないドブネズミのようなボーカルが【さんち】という男なのだが、何を思ったか来る2020年5月28日木曜日(泉こなたの誕生日)に、さんちワンマン配信ライブを開催するというのだ。
2020年5月28日木曜日(泉こなたの誕生日)に、さんちワンマン配信ライブを開催するというのだ!
時間は21:00から、配信動画のアドレスは当日に
・このnote上の専用記事
・NEVERLANDのTwitterおよびfacebook
・俺個人のTwitter(https://twitter.com/WEIRDmukai)
の三箇所に貼ろうと思うのでチェックしてほしい。
無料でご覧いただけるが、あまりにも収入がないと人件費や電気代も賄えないのでnoteのサポートを使うことにしてみる。
とはいえ、普通にお金をいただいて演者とライブハウスで分けるだけというのも面白くないので、こんな企画を考えてみた。
サポートの総額でライブの内容が変わるシステム
これはつまり、サポートの総額でライブの内容が変わるというものだ。
表にまとめてみたのでまずはこちらをご覧いただこう。
金額に応じて持ち時間、衣装、ステージドリンク、特典が変化するというものだが、目標は60分3,000円。こういう言い方をするとちょっと安く聞こえるから不思議だ。
しかしこれではイマイチ盛り上がりに欠けるので理想は60分5,000円。落語がついてくる。素人ながら、なかなか良いオリジナルの落語を見せてくれるので5,000円以上は目指したいところである。ひとり500円で10人か、1,000円で5人。これならギリギリ実現できるかもしれない。
そして15,000円特典のヘアヌード写真は勿論さんちを撮影して、サポートいただいた方の中から抽選で1名様にプレゼントさせていただく。当選者にはこちらから連絡を入れるが、無反応だったり拒否された場合にはネバーランドの裏に止まっている粗大ゴミのような車の中に入れておくので、欲しい人は後日チェックしてみて欲しい。
20,000円特典はこの写真をジグソーパズルにしたものを、同じく抽選で1名様にプレゼント。廃棄の方法も同じである。キャンセル待ち狙いの方は粗大ゴミをチェックだ。
ないとは思うが、100億円集まったら、さんちには悪いが死んでもらう。ライブもさせないし配信もしない。当日俺の機嫌がよければ【社会的な死】に変更する可能性も考慮し、現在、興信所と値段交渉中である。
そうそう、ライブの内容に関与するサポートの締め切りは当日5/28の20:00とする。本当にギリギリまで待つ。しかしとりあえず無料で見て、満足度に応じてサポートをしていただくという手もアリだ。しかしその場合はライブの内容に関与はできないので注意が必要だ。配信中にもサポートは受け付けており、100円でも増えればアンコールを用意するつもりだ。もう、なんなら俺が課金するかもしれない。
そういうわけで、是非とも20,000円を目指したい。ジグソーパズルを作りたい。ひとり1,000円で20人。かなり無理がある。しかし夢とはそういうものなのだ。めざせ骸工大付属高校!
と、いうわけで
サポートのほど何卒宜しくお願い申し上げます!!
さてここからは俺とさんちにまつわる思い出などを語っていきたいと思う。
あれは、いつだったか。そう、確か5歳の夏だったと思う。
梅雨の時期にあって、珍しく快晴の日だった。
幼稚園のグラウンドで太陽を見上げながら、俺は生まれて初めての絶望に立ち尽くしていた。制服の半ズボンから大きく漏れ出た大便は、俺を、さながら痣を発現した鬼殺隊のような風体に仕立て上げていた。慌てて駆け寄ってくる藤田先生のスローモーションは涙の向こう側で滲んで揺れていた。俺は「鬼を殺すことはできない」と泣きながらトイレへと誘われていったのだった。
当然の成り行きだが、それ以降、周りの俺を見る目は変わってしまった。痣を発現したにもかかわらず務めを果たさぬ者に居場所はない。去ろう。そう思った俺に声をかけたのが、さんちだった。
「優しいんだね」
優しい、だと?己の甘さで使命を放棄した者にかける憐憫の言葉としては余りにも陳腐ではないか。皮肉にしてもストレートすぎる。そのくだらなさに少し緩んでしまった口元を慌てて締めて、俺はさんちを見た。
曇りなき眼の見本のような、澄んだ瞳が俺を捉えていた。
憐みも蔑みもなく、湧き水のような清廉さのみを湛えている視線に、俺は自分の汚れを恥じ、俯いてしまったのだった。
「どうしたの?」
と問うさんちに再び向き合おうと顔を上げる途中で、何かがひっかかった。
今、視界の端に見えたものは何だ?なおも語り掛けてくるさんちの言葉に耳を貸さず、俺は素早く違和感の正体を探した。
しかして"それ"はすぐに見つかった。
さんちの左足、半ズボンの裾のあたりに発現した"痣"を。
「お前・・・」
俺が気づいたことを彼も察したのか、照れたように
「ああ、これ・・・?」
と言ったところで背後から素早く接近していた藤田先生がさんちを攫っていってしまい、話はそこで終わってしまった。
そんなことがあって以降、特に何を決めたわけでもなく、二人で組むことが多くなった。
他の隊の連中に絡まれたときも、お互い助け合って乗り切ってきた。初めて友情というものを知った俺は【戦うこと】とは、つまり【守ること】だと悟ったのだった。
それからの俺に迷いはなかった。無論、今も戦うことに躊躇いは無い。
貴様もいい腕だ。殺すには惜しい。が、俺と当たったのが運のつきだ。
見えるか?貴様の火遊びとは一味違う、魔を秘めた本当の炎術が・・・
邪眼の力をなめるなよ・・・
くらえ!!!
邪王炎殺・遠隔魔球拳!!!!!!