2週続けて小難しいタイトルになってしまい、まったくもって面目ない。 しかしまあ許して欲しい。 僕にはこの記事を用意する時間がろくすっぽなかったのだから。 このアカウントでは毎週持ち回りで3人が記事を投稿している。 しからば僕には前記事投稿後から都合3週間の準備期間が用意されていたということになるだろう。 しかし、そうはならなかった。 かのアインシュタインは提唱した。 時間は相対的であると。 全ての物体に流れる時間は絶対的に共通の量ではないのである。 僕がこの記事を
今日はなんだか小難しそうなお話。 始まりの終わりだとか、終わりの始まりだとか、どこかで耳にしたことがあると思う。 始まりの終わりも、終わりの始まりも、そのどちらもが刹那的な出来事でなく継続的な概念でありbeginとendが存在するのだろう。 一本の時間軸の直線上に点として打たれた幾つもの始まりと終わりと呼ばれる事象がある。 点だけでは刹那的に見えるので拡大してみる。 点は円となり幅を持つ。 その円の幅こそが始まりの終わりであったり、終わりの始まりではないかと思う。
今は晴れてるけど帰りは雨降りそう…… この時、傘を持っていくか持っていかないかというギャンブルが発生する。 大多数は傘を持っていくだろう。 しかし改めて両者のメリットとデメリットを整理してみる。 傘を持っていくメリット ・雨が降った際に濡れない 傘を持っていくデメリット ・持ち歩くのが面倒 傘を持っていかないメリット ・特になし 傘を持っていかないデメリット ・雨が降った際に濡れる そう。 傘を持っていかないメリットとは存在しないのである。 一見傘を持っていか
僕がまだ小学生だった頃、男子たちの休み時間といえばドッジボールだった。 20分休みを告げるチャイムが鳴ると、男子たちは一目散に運動場へ飛び出して、足の先でドッジボールコートを書いて、とりとりじゃんけんでチーム分けをした。 9割の男子はそうやって休み時間を過ごしていたし、僕もその例外ではなかった。 しかし、 雨の日はそういうわけにもいかない。 元気の有り余る男子諸君は校舎内で鬼ごっこやらかくれんぼやらをしていたけれど、僕はなんだかそれに混ざる気にはなれず、ただダラダラと
雪が降ると子どもが喜ぶ国もあれば、雪が降ると大人が憂鬱になる国もある。 陽の光を重宝する国もあれば、陽の光の暑さに憂鬱になる国もある。 雨を神からの恵みとして感謝する国もあれば、雨を災害とし憂鬱になる国もある。 涼宮ハルヒもきっと天候に憂鬱になっていたでしょう。 先日は大雨で交通機関が止まり、関西や東海、関東一部で被害が出たみたいですね。私も東海道新幹線を利用する予定がありましたので駅で長い時間待ちぼうけをくらいました…… トホホ……というやつです。 これから梅雨
昔々、美しい森にはズル賢いキツネが住んでいました。キツネは他の動物たちに比べて知恵がありましたが、その知恵をイタズラや盗みに使っていました。 ある日、森に魔法の宝箱が現れました。宝箱の中は空っぽだったので他の動物は見向きもしませんでした。キツネは必ず何かあると思い、根気よく調べましたがやはり中はからっぽです。 「頭を使いすぎて腹が減ったな」 そうキツネが口に出すと宝箱の中からガコンと音がします。中には美味しそうな木の実がたくさん入っていました。 キツネはその便利さにすぐに
「美女と野獣」という童話、ご存知かと思います。 あまりにも有名な童話なので、あまりにも色々な派生がありますが、ざっくりまとめればこんな話。 知ってる人は読み飛ばしてくれ。 シナリオの表面構造としては、自分が罰を受けるための場所へ帰ってくる物語という共通点から、太宰治「走れメロス」に近いものを感じますね。 ただしメロスは自身の責任感で帰ったのに対して美女と野獣の彼女に関しては自分の中に芽生えた愛情に気がついたから、という動機の差はありますが。 さて、本題はこの作品が、
私は動物の中でもオオカミが好きです。 なんといってもかっこいいし、生態系の中でも強い種であり惹かれます。 好き動物は?という質問にオオカミが挙がることってあんまりないですよね。マイナーな動物というのもより魅力を引き立てていて推せます。 けれど『赤ずきん』、『三匹のこぶた』、『おおかみと七ひきのこやぎ』、童話の中でいつもオオカミは悪者ですよね。 『赤ずきん』はフランス、『三匹のこぶた』はイギリス、『おおかみと七ひきのこやぎ』はドイツとヨーロッパ各国で畏怖の対象だったみたい
星座、だいぶ無理があるのはみなさんもご存知であろう。 私は4月生まれなので小さい頃からさすがにおひつじ座には無理があると感じていた。 問題のおひつじ座がこちら いやぁ、やっぱ無理がある。 だって星4つやもん。 バリエーションの無さがすごい。 他にも怪しい星座はあるけどおひつじ座がダントツでヤバい。 モコモコとか角とかなんなら足すら無い。 もうちょい周りに光ってる星おらんかったんか。 よくこのなりで黄道十二星座とか名乗れるな。 重くないかその称号。 みたいな文章
新聞の一面にこんな文字が踊る。 超新星、それは「期待の新人」だとか「大型ルーキー」だとか、そんな意味で使われている言葉だ。 それを皆がさも当然であるかのように流し読みしていく。 いやいやいや、 いやいやいやいや。 待ってくれよ。 嘘やん。 嘘やんか。 超新星って、ちゃうやんか。 え? ちゃうやんな? なんだか不安になってきたのでググり。 いや、そうだよな、超新星って言わば星の最期の形態だよな。 死にかけのおじいちゃん星なんだよな。 これが原義であること
「私がもし、タイプ4文明の別銀河系から来た宇宙人だと言ったら、君は信じる?」 小学校最後の夏休み初日。 好きな女の子から大胆な告白をされた。 1学期の終業式、勇気を振り絞って好きな女の子を天体観測に誘った。 その子、月井さんは落ち着いたトーンで 「いいよ」 と返事をしてくれた。 夜の8時に僕は自分のマンションの前で月井さんと集合して、屋上で空を見上げた。 月井さんは可愛いけれど少し変わった人だった。 小学六年生なのにいつも小難しいことを言う。 「さそり座のア
盛り上がるトランプゲームといえば? 七並べ?大富豪?ポーカー? 違います。「ナポレオン」です。 問題があるとすれば「ナポレオン」のルールを知ってる人が10人に1人ぐらいなことですかね。 では、ここで「ナポレオン」とは何ぞやというのを聞いてみましょう。 はい。よく分かりませんね。 トリックテイキングゲームの一つであるって言われてもトリックテイキングゲームなんて初めて聞きましたもんね。 めちゃくちゃ簡単に「ナポレオン」とは何かを説明すると オークション×大富豪×人
ねばっこい眠気を8切りで流して、僕はベッドから起き上がった。 今日は火曜日だから普通ゴミを10捨てしてから僕は学校へ向かう。 授業が始まる前に隣のクラスメイトに話しかけられた。 彼はどうやら消しゴムを忘れてしまったらしい。 仕方がないから僕の2つ目の消しゴムを彼に7渡し。 そのあとの授業の話は特に面白くもないのでここでは5スキップ。 放課後はバイト先のセブンイレブンへ。 しばらく働いて時刻はもうすぐ5時になるところ。 バイトでエースの僕はもうすぐ上がり。 しかしこ
「はやく、カードを開示せよ。」 白髪のディーラーが低い声で告げる。 今俺がこのトランプ一枚を捲り数字を開示すると自分の命が掛かっていた。 我が国は比較的安全な国家だという認識があるかもしれないが実は違う。 貴族皇族の中でもお金を持ち腐れてしまった層の一部が闇カジノで毎週末奴隷たちの命と、自分たちの端金を賭けて遊んでいる。 奴隷達は大抵幼少期に孤児院から引き取られ、休みなく働かされる。そして最後は賭博のコマとして金持ちの見せ物。 たかがトランプの数字で、目の前の奴隷
このジョルノ・ジョバァーナには『夢』がある!! はい。 最近やっとジョジョを読み始めてついに5部まで来ました。 ジョルノ・ジョバァーナには夢があるらしいというふわふわした情報しか知らなかったため、どんな夢があったのかやっと分かりました。 漫画好きを公言しているもののジョジョを読んでいないことをコンプレックスのように感じていたので一つ夢を叶えた気分です。 散々人に勧められたものの何故か手を付けづらかったんですよね。 ・構成が何部かに分割されている ・主人公が交代していく
夢を、見た気がした。 *** 僕には他人にあまり言ってこなかった特技があった。 特技と言うより特性と言った方が近いのかもしれない。 僕は見ることができるのだ。 大仰な言い方をすれば予知夢、ひらたく言ってしまえば正夢を。 僕が夢で見たことは大抵本当になった。 初めのうちは夢の景色は遠くて、ぼんやりとしたものだった。 それでも、ぼんやりとケーキの姿が映る夢を見た翌日は、記念日でもないのに母が気まぐれでケーキを買って帰ってきた。 すぐに僕はこれが予知夢だということを理