バーテープを交換して自転車をおしゃれに
今回は人によっては少しハードルがあるように感じている(かもしれない)バーテープ交換についてです。
まず、バーテープの主な役割としてはハンドル部を持った時の滑り止めや汗や雨が直接ハンドルに当たることによる腐食等の防止があるかと思います。
もちろん種類によって厚さやグリップの仕方に差がありますが、ほとんどの人が重視しているのは見た目でしょう。
クラシックなフレームならレザーの方がいいといった人や、バイクの色に合わせているといった人、あえて目立つ色にして自分だけのバイクを作っているという人もいるでしょう。
このように手軽に見た目をカスタマイズできてバイクに乗った時の違和感がサドルと比較して少ないのがバーテープです。
ショップに頼んでも交換してくれますが、他のパーツ同様もちろん自分で交換することができます。
では実際に交換していきましょう。
まずレバーのブラケットカバーをめくって古いバーテープをはがします。
左右ともに剥がせたら新しいバーテープを巻いていきましょう。
ここでまず2通りの巻き方があります。
ハンドルのバーエンドから巻くか、上ハンの部分から巻くかです。
バーエンドから巻く方はオーソドックスな巻き方で、多くの書籍やブログ等で取り上げられています。
上ハンから巻く方法はステム周辺の見た目をよくしやすいことと仕上げの化粧テープを使わなくてもいい巻き方です。
今回はバーエンドから巻いていく方法でまとめていきます。
さて、バーエンドから巻いていきますがここでも2通りの巻き方があります。
内巻と外巻です。
内巻だとハンドル内側に握りこんだ時に緩みにくく、外巻だと逆にハンドル外側に握りこんだ時に緩みにくくなります。
レースをしている人は特に下ハンを持ってのスプリントでどちらに握りこむかでバーテープが緩みやすくなります。(ちなみに私は外巻派です)
さてここまで決まったらあとは巻くだけ…と言いたいところですが、「ここが難しいんだよね」という人も多いはず。
そこで私なりのコツをまとめます。
まず、巻き始めは1/3はみ出した状態でずらさずに1周巻いてからスタートすること。
バーテープは中央部分に両面テープがついているのでそこを目安に端から1/3だけバーエンドからはみだした状態で巻き始めることでバーエンドキャップが外れにくくなるとともにバーエンドを綺麗にまとめることができます。
また、1周ずらさずに巻き始める理由としては、ハンドルを露出させることなく綺麗に巻き始めることができるからです。
次に巻き始めてからですが、ドロップハンドルはご存じの通り曲がっているので、曲がっている外側が1/3ずつ重なるように巻くこと。
どうしても下ハンでいうと手のひらが当たる方を1/3ずつ重ねると外側の重なりが小さくズレやすくなってしまいます。
この二つを意識すればブラケット部以外は綺麗に巻くことができると思います。
さてここで問題になってくるブラケット部。
ここでも2通りの巻き方があります。(基本大体2択なんですよね)
余分なバーテープを使ってブラケット固定部の金具を隠す方法と、余分なバーテープを使わないたすき掛けという方法。
ほとんどのバーテープでは前者の巻き方用の余分なバーテープが付属しているのでどちらでも巻くことができます。
前者の場合は金具を隠してずれないようにそのまま巻いていけばいいですがたすき掛けはコツが必要になります。
たすき掛けの時はまずバーテープの幅より少し狭くなるようにハンドルが見えるまでブラケット部まで巻きます。
その状態で外巻なら内側から、内巻なら外側から上方向に金具が隠れるように引っ張ります。
その後、ブラケット本体とハンドルの間にできている隙間を隠すようにハンドルの上部を通して、そのまま最初に開けておいた隙間を埋めるように巻きます。(この時もブラケットの金具を隠すように)
あとは最初に上に引っ張った部分に垂直に近い感じになるように通して外巻なら上ハンの手前側から、内牧なら奥側から残りを巻いていきます。
最後の巻き終わりでステムからのすき間の幅が均一になるようにして前輪側からバーテープを引っ張ってブラケット側からバーテープの端を斜めになるようにって固定すれば完成。
この隙間の幅と切った切れ端がどちらも全く同じになればあなたもバーテープを巻くのがうまい人の仲間入り(?)
文字ばかりで少しわかりにくいと思うのでどこかで分かりやすいように写真を追記したいと思います。
好きな色でバイクをカスタマイズして自分だけのロードバイクを作りましょう。