ディスクブレーキの基本③
今回も前回の続きで調整方法について。
ここではセンター出しができている状態での調整についてまとめます。
油圧式ディスクブレーキは主にレバー側でブレーキの遊び(どのくらいレバーを引けばブレーキがかかるか)とレバーの位置をネジで調整できることが多いです。
油圧式の調整に関しては組み上げ時にショップにしてもらう人が多いと思いますし、油圧に関しては組み上げ後の引きの調整は基本的に必要ないです。
機械式の調整は主にキャリパーについているパッド調製ボルトを押し込むことで、パッドの減った分の調整を行います。
このパッド調製ボルトはキャリパーの横の部分についているので分かりやすいと思います。(横部分にある大きい丸い部品です)
個の調整方法は片引きでも両引きでも変わりません。ただし、片引きの場合はワイヤーの引きの調整もしくはキャリパーの位置の調整が必要です。
また、油圧式か機械式か問わずローターが曲がってパッドと擦っているという状態になることがあると思います。(倒してしまった時等)
その場合は必ず専用工具を用いて曲がりを修正してください。(擦った時の異音はもちろんブレーキング時の異音の原因になる可能性があります)
基本的な調整はこんな感じでやっていけば問題ないと思います。
次回は普段のお手入れについてまとめます。