ネジを守ろう

今回は基本的な工具の使い方について。

数多くのネジによってさまざまなパーツが固定されている自転車ですが、ネジを回すときに誤って工具を差し込む部分をなめさせたことないですか?(私は数多くあります)

ではそうならないようにするにはどうすればよいでしょうか。

まず前提として力のかけ方を間違わないようにすることが最も重要です。

ネジの頭部分にある工具をあてがう部分はネジの大きさによってサイズが変わりますが、そこまで強いものではありません。

特にスポーツバイクに使われているネジは軽量化も考えられているのでアルミが使われていることが多いため鉄よりも柔らかいです。

そんなネジを適当に工具をあてて回すとなめてしまうのは当然と言っていいでしょう。

そうならないようにネジを回す方向に垂直にかける力(ネジを押す力)8:ネジを回す力2くらいのレベルで回すことで、工具がずれにくくネジの頭もなめにくいです。

次に精度の良い工具を使うことです。

ホームセンターやネットを見ると同じ工具でも値段が全然違うのを見ることができると思います。

その値段の違いは使われている素材はもちろん精度の違いがあります。

では精度がいいとどうなるか。

精度がいいとネジの頭に正確に当たるためずれることが基本的に起こりません。

それによって力のかけ方が正しくても工具がずれてなめてしまうということを防ぐことができます。

最後にしっかりと工具をあてがうということです。

精度の良い工具を使って正しい力のかけ具合でネジを回したとしても、そもそもの工具の当て方が浅ければなめてしまいます。(ネジを押す力が強ければほぼ起こりませんが)

そうならないために力をかける前にしっかりと工具をゆっくり奥まで押し込み正しくあてがえているかを確認することが重要です。

ということで工具を使う時には「精度の良い工具」を「しっかりあてがった」うえで「正しい力のかけ方」で使うことを意識するとネジを壊すことなくメンテナンスできます。

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