ディスクローターを固定しよう
今回はディスクローターの固定方法について。
近年急激に増えてきたディスクブレーキに必須のディスクローター。
リムブレーキ車のホイールのリム面の代わりを果たしている重要なパーツです。
ではこれの固定はどのようにされているのか。
固定方法としては2つあります。
・センターロック方式
・6ボルト方式
まずセンターロック方式から。
これは主にロードバイクで使用されている固定方式で、スプロケットを固定するロックリングと同じように、ローター中心部分をロックリングで固定する方法です。
このロックリングにも内セレーションと外セレーションの2種類があります。(工具をはめこむ溝がロックリングの内側にあるか外側にあるかの違いです)
内セレーションはスプロケットの固定に使う工具で固定し、外セレーションはBBを固定する工具で固定します。
この2種類がある理由としては、外セレーションの方が溝がロックリング外側にあることで、バイクのスルーアクスルの径が大きくなって内セレーションを使うことができないバイクにも使うことができるという点があります。
ただこの点に関してはロードのアクスルの径はMTBのものよりも大きくないためどちらのロックリングを使っても問題ありません。
個人的には外セレーションのロックリングは固定の際になめやすいため、内セレーションの方がおすすめです。
あと注意点としてカンパやフルクラム系のホイールに用いられているAFSという固定方式(固定方法としてはセンターロックだがロックリングの形状が異なる)には専用品しか使えないので注意です。
次に6ボルトについて。
これはその名の通りローターをホイールに6本のボルトで固定する方法です。
こちらは固定している箇所が多いことからMTBで使われることが多かったですが、最近はMTBでもセンターロックが増えてきたので、エントリーモデル以外ではあまり見かけないかと思います。
この2つの固定方法の違いによってホイールのハブも合うものにしなければいけないため、新しいホイールを購入する際は注意が必要です。
ただセンターロック方式のハブに6ボルトのローターを付けるアダプタはあるので、一応6ボルト用のローターをセンターロックのホイールに浸けることはできます。(逆はできません)
AFS方式以外はボルトやロックリングに色がついていてホイールに対応しているものもあるのでちょっとしたアクセントにも使えるかもですね。(その場合は購入前に必ず固定方式の確認をお忘れなく)