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オフィスは、信頼を結び直す場所。WEEK HIGASHI NIHONBASHI

USER’S VOICE-
白潟総合研究所株式会社
取締役 石川哲也氏
小尻詩枝留さんに聞く

ー事業内容についてについてお伺いさせてください

石川氏「中小ベンチャーに特化した総合型のコンサルティングを行っています。ある意味、経営コンサルティングの総合病院のような存在です。中でも得意な領域が「人と組織」に関するコンサルティングです。
白潟総研では、そこをさらに分社化して、採用の実行支援を行う会社、採用戦略構築に特化した会社、能力開発など研修を行うプラットフォーム、社員のエンゲージメントとパフォーマンスを上げるカギであるミドルマネージャーや経営者へのトレーニングを行う会社など、グループ全体で「中小ベンチャーの社長を元気にする」ためにサポートしています。」

ーWEEK東日本橋に移転されたキッカケがあれば教えていただけますか?

石川氏「もともとは、八丁堀にオフィスを構えていたんですが、2年くらい前にコロナが到来した時、「社員の健康を守るための最善策は何か?」って考えたんですね。で、やっぱり【社員が外に出ないこと】が一番安全だと考えたんです。
ただ、もともと文化が強い会社だったので、代表も私もオフィスをなくすことに一抹の不安はありました。そこで、まずはDiscordを使ってバーチャルオフィスを作ってみたんです。それで、コミュニケーションが取れるか試してみたら「あ、いけるね」となって、晴れてオフィスを解約し、フルリモートになりました。

ーWEEK東日本橋に入居する前からフルリモートだったんですね


石川氏「そうなんです。実際に1年間フルリモートにしてみて、わかったことが2つありました。
1つめが、生産性のUPです。シニアコンサルタントと言われるエースクラスの社員でいえば、生産性が2.5倍くらい上がりました。
フルリモート前は1日3件だったコンサルが、オンラインに切り替わったことで1日8件から9件くらい出来るようになりました。
シニアコンサルタントにもなるとミッション・ビジョン・バリューもきっちり浸透しているので、放っておいてもガンガンいけるんです。(笑)

考える時間も増えたし、必要であればDiscordでコミニケーションを取れるので、めちゃくちゃうまくいっていたんです。
ただその一方で、若手や新人はダメになっちゃう子もいたんですね。
オフィスがないと、仲間がいないと、何かで凹んでしまった時に凹み続けてしまう。結果的に離職につながってしまいました。
この経験から「オフィスはやっぱり必要だね」となったんです。
ただ、生産性が上がっているチームもあったので、フルリモートを壊したくなかったんですね。
「オフィスを持たずに、新人若手が集まれる場所を段階的に作っていく方法はないかな」と考えていた時に偶然、FacebookでWEEK(曜日貸し)という広告を見たんです。
1回は離脱したんですけど、翌日また広告が表示されて、結局見に行っちゃいました。(笑)」

ー実際にWEEK東日本橋を見に来た時の印象は、いかがでしたか?

石川氏 最初は若手だけで見に来たんですね。実際に見てすぐに「お、これはいいぞ」となりました。
まず、会話できる場所が多いんですね。オフィスだけでなく、1階のカフェスペース、10階の共有ラウンジ、そして屋上と。オフィス空間として非常に考えられた設計だと思います。

1階ラウンジのカフェスペース

ー入居の決め手を教えてください


石川氏「圧倒的にコスパが良い点です。内装やカフェ、賃料に対してクオリティが非常に高い。ウチって、中小ベンチャーの社長を元気にしたいという信念があるので、お客様にお金を使っちゃうんですね。(笑)
次が、社員の給与や賞与。これについては今でも足りないくらいで、もっと増やしていきたいです。
WEEK東日本橋に入居して固定費を削減できたことで、こういった本来使いたかったものにお金を使うことができる。
「いい会社作り」の投資に回せるんですね。そうゆう意味でコスパが良いという点は決め手になりましたね。」

ー入居前後で何か変化はありましたか?


石川氏「やっぱり若手、新人同士のコミュニケーションは増えましたね。課題であった離職率の低下にも一役買ったと思います。」
小尻氏「やっぱり女性ってオシャレなオフィスで働きたいって思う人、多いと思うんですよ。
週1回出勤できる場所がおしゃれな場所だっていうことは、モチベーションUPにも繋がっています。」

各フロアにあるラウンジスペース

石川氏「毎月、屋上を借りて全社会議をしているのですが、夏前にはそこでBBQも予定しています。
そうゆう意味で、やはりコミュニケーションを取れる場があるっていうのは借りて良かった点ですね。」

屋上ではBBQを行なうことが出来ます。

ーWEEK東日本橋が他のシェアオフィスと異なる点はどんな点だと思われますか?

石川氏「他のシェアオフィスやコワーキングスペースも利用したのですが、やっぱりWEEK東日本橋は圧倒的にコスパが高いですね。ウチの場合は、すでにフルリモートが文化として定着し始めていたので、リアルなオフィスを借りたとして、どれくらい社員が利用してくれるのか分かりませんでした。そんな中、曜日で借りることができる点や、初期費用が安い点など、入居までのハードルの低さがWEEK東日本橋は魅力的でした。少し話が逸れますが、WEEKは新規事業の立ち上げにも適していると思います。既存事業の社員が多くいる場所で新規事業を立ち上げると、うまくいかないケースが多い。
「新規事業の立ち上げは既存事業とは場所を変える」が組織学としての王道なんですね。WEEKのような借り方ができれば、同じオフィスながら、既存事業と新規事業を曜日で分けたり、フロアで分けたり、いずれにしても場所を分けて借りることができる。新規事業創出スタジオのような使い方もできるのかなと思います。これはWEEKさんのセールストークに使ってください。(笑)」

   ー今後のビジョンについて教えてください

石川氏「白潟総研が日本で一番お客様を大事にしてくれる、と日本中の社長に感じてもらえる会社にしたいですね。CS(顧客満足)CL(顧客ロイヤリティ)の体制を整えていくことで、結果的に社員のモチベーションにもつなげていきたいと思っています。」

 ー最後に、石川さん、小尻さんにとってオフィスとは何ですか?

石川氏「信頼を結び直す場所です。信頼は一度結んだとしても、信頼残高は徐々に減っていきます。やっぱりオフィスでリアルに会ってコミュニケーションを取ったり、ごはんを一緒に食べたりすることで、信頼は再び結び直されると思うんですね。」

小尻氏「 会社のカラーが分かる場所ですね。フルリモートのように全員が集まる場所がないと、個別でのコミュニケーション中心になります。それだと、なかなか会社のカラーって分からないんです。全員が集まれるリアルなオフィスがあることで会社全体のカラーが分かるので、やっぱりオフィスって大事な場所だなと感じています。」 

ーこれからのオフィスに求める価値を答えていただき、大変参考になりました。本日は貴重な時間をいただきありがとうございます。

Photography by AQUARIUS Inc.


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