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【特集】「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス

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2013年、中国の習近平国家主席が突如打ち出した「一帯一路」構想。中国政府だけでなく、西側諸国までもがその言葉に“幻惑”された。それから7年。中国や沿線国は何を残し、何を得て、何…
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#カザフスタン

≪目次≫「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス

≪目次≫「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス

2013年、中国の習近平国家主席が突如打ち出した「一帯一路」構想。中国政府だけでなく、西側諸国までもがその言葉に“幻惑”された。それから7年。中国や沿線国は何を残し、何を得て、何を失ったのか。現地の専門家たちから見た「真実」。それを踏まえた日本の「針路」とは。

[PART-1]
いずれ色褪せる一帯一路 中国共産党“宣伝戦略”の本質
https://note.com/wedge_op/n/n483

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「中欧班列」による繁栄の陰で中国進出への恐れ増すカザフ|【特集】「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス[PART-6]

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テムル・ウマロフ(カーネギー国際平和財団モスクワセンターコンサルタント)

 ソビエト連邦崩壊後、中国は中央アジアの旧ソ連構成国の中で最も広大な国の一つ、カザフスタンとの協力拡大への関心を徐々に高めてきた。1990年代初頭に関心が高まった理由は主に安全保障面にあった。

 中国はこれまでも、そして現在もなお、同国の西部地域の安定化を絶えず図っており、特に、新疆ウイグル自治区(以下、新疆)における分

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