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【特集】「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス

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2013年、中国の習近平国家主席が突如打ち出した「一帯一路」構想。中国政府だけでなく、西側諸国までもがその言葉に“幻惑”された。それから7年。中国や沿線国は何を残し、何を得て、何…
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#パキスタン

≪目次≫「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス

≪目次≫「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス

2013年、中国の習近平国家主席が突如打ち出した「一帯一路」構想。中国政府だけでなく、西側諸国までもがその言葉に“幻惑”された。それから7年。中国や沿線国は何を残し、何を得て、何を失ったのか。現地の専門家たちから見た「真実」。それを踏まえた日本の「針路」とは。

[PART-1]
いずれ色褪せる一帯一路 中国共産党“宣伝戦略”の本質
https://note.com/wedge_op/n/n483

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一帯一路の旗艦“中パ経済回廊” まだら模様の両者の思惑|【特集】「一帯一路」大解剖 知れば知るほど日本はチャンス[PART-7]

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青木健太(中東調査会研究員)

「水もないのに一体どうやって発展させるというのだ?」

 これは、パキスタン南西部、グワダル港開発の展望について、パキスタン人経済学者に尋ねた際の返答だ。

 筆者は2019年3月、中国パキスタン経済回廊(CPEC)に関するパキスタン人研究者・ジャーナリストらとの意見交換、国際セミナーでの報告、および資料渉猟のためパキスタン最大の港湾都市カラチを訪問した。その際、グ

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