妊娠中に日本から取り寄せておくと良いもの
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⚫︎ 臍箱
臍帯（へその緒）を保管したい方は臍箱をご用意されると良いと思います。日本では、産院から木箱に入れて渡してもらえるところが多いですが、自分で用意する場合は、安産祈願に行かれた時に、お守りと共に販売されていたり、インターネットで名入りのものも注文できたりします。
臍帯の保管方法
アメリカでは臍帯を保存しておく文化がないため、希望される場合は出産前に医療者に伝えておく必要があります。胎盤と赤ちゃんを結ぶ臍帯のうち、3〜4cmを切ってもらいます。出産後すぐのへその緒は柔らかくプニプニしています。そのまま木箱に入れて保管すると、カビが生えやすいので、臍の緒に付いている血液を流水でよく洗い流し、数日風通しの良いところに置いて乾燥させ、その後木箱に保管します。2週間程度すると、赤ちゃん側に付いていた臍が乾燥して自然に取れる（臍脱）ので、そちらを保管する方もいます。
⚫︎腹帯
日本では、腹帯は背中や腰の負担を和らげたり、お腹が冷えないことを目的に使用する場合があります。骨盤ベルトや腹巻などで代用ができます。
⚫︎沐浴剤
沐浴剤とは、沐浴の時に使う、赤ちゃんの入浴剤のようなものです。洗い流す必要がなく、沐浴剤を入れたお湯に赤ちゃんを入れたら、タオルで拭き取ればよいのが特徴です。ボディソープで洗わない分、洗浄力は弱いですが、保湿効果があると言われています。一人で沐浴させなくてはならない場合や、産後で体調が悪かったり、疲れがたまっていると感じる場合など、手間が少なくなるので、沐浴剤があると便利です。必要な方は日本から取り寄せが必要です。アメリカでは毎日沐浴をする文化ではなく、週2、３回程度なので、ご自身の疲労度が強い場合は入れないという選択肢もあるかと思います。
執筆者：高橋さおり（日本の助産師）
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