妊娠・出産 - 上の子のためにできること -
アメリカからこんにちは!
アメリカ・カリフォルニアを拠点に活動する非営利団体、ウィコラです。
この投稿はウィコラが発行している『アメリカでの妊娠・出産・産後お役立ち情報』デジタル冊子の一部を抜粋したものです。
上の子がいての妊娠・出産、本当にお疲れ様です。親が倒れてしまっては家庭がまわりません。無理は禁物です。周りのサポートをどんどん頼ってくださいね。
⚫︎ 環境の変化を緩やかに
ベビーベッドを下の子に譲る場合は余裕を持って準備し、上の子の新しいベッドは本人に選ばせるのも良いでしょう。
トイレトレーニングは無理をせず、子供のペースに合わせましょう。
新しいデイケアやシッターさんは、可能であれば下の子が生まれる前から、長めに慣れる時間を設けましょう。
⚫︎ ポジティブな声がけ
前向きで楽しい会話をしましょう。
赤ちゃんは敵じゃない、というメッセージを込めてこんな話をしてみるのも一つの方法です。
「赤ちゃんはお兄ちゃんのことが大好きだって~」
「赤ちゃんはお姉ちゃんに会って遊ぶのが楽しみだと言ってるよ~」
赤ちゃんの名前を一緒に考えたり、一緒にお腹に話しかける
⚫︎ 赤ちゃんへのプレゼント
お姉ちゃん・お兄ちゃんになることを楽しみにしているなら、一緒に赤ちゃんへのプレゼントを用意してみましょう。お揃いの洋服、ぬいぐるみやおもちゃなども喜ぶかもしれません。
⚫︎ 上の子が赤ちゃんの時のお話をする、写真を見る
あなたも最初は赤ちゃんだったんだよ、とても可愛い赤ちゃんだったんだよ、など、お話ししましょう。
壁に写真を飾ったりアルバムを用意するのもよいでしょう。
⚫︎ お兄ちゃん、お姉ちゃんになる絵本を読む
英語『I am a big brother』『I am a big sister』 など
日本語『ちょっとだけ』『おへそのあな』 など
⚫︎ 病室に上の子の写真を飾る
「病院に持って行って飾るね」と話しながら入院準備を手伝ってもらいましょう。
産後「~ちゃんの写真があったから私と赤ちゃんは頑張れたよ」と声をかけましょう。
⚫︎ 出産後に親から上の子へのプレゼント
お兄ちゃん・お姉ちゃんになったお祝いに上の子にもおめでとうや感謝を伝えましょう。
上の子へのカードやプレゼントを用意するのもよいでしょう。
人から出産祝いをもらうなら、上の子へのプレゼントをお願いするのもお薦めです。
⚫︎ 赤ちゃん返りを見守る
今までできていたことができなく(しなく)なるのも普通です。
「お兄ちゃん・お姉ちゃんだから」という言葉をぐっと飲み込む
「頑張ってくれてるんだね」「寂しいんだね」と共感する
「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え、できるだけ甘えさせてあげる
⚫︎ 上の子と1対1の時間をとる
毎日は無理でも、赤ちゃんを家族やシッターさんに見てもらい、上の子と一緒に好きなことをする時間をとれるとよいでしょう。
たくさんハグして「大好きだよ!」の愛情表現も忘れずに。
⚫︎ 上の子の意見を聞く
赤ちゃんが泣いたら「なんで泣いてるのかな?」と聞いて「お腹空いたのかも!」と教えてくれたら「おっぱい・ミルクあげてきてもいいかな?」とワンクッション挟めます。
お手伝いが好きな子なら、授乳クッションやおむつなどの用意を手伝ってもらってもよいでしょう。
⚫︎ サポートを見つけておく
経済的な余裕があれば、デイケア/daycare、プリスクール/preschool、シッター/babysitter, nannyさんなど、上の子のケアのサービスを早めに検討しましょう。
デイケアやプリスクールは1年以上待ちの所もある
サンフランシスコ・ベイエリアでの日本語のシッターさんは「びびなび」「ベイスポ」「J Weekly」などでも募集できる
こちらのブログもご参照ください
執筆者:シェラット実穂 IPHI妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント
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定期的に「授乳&睡眠サポート会」の開催も予定しております。
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