移り変わり

年が明けて随分と経ってしまった。
すっかり暖かくなり確実に季節が移り変わった。

仕事の繁忙期もすっかりと抜け、異動や新入社員の入社で職場も変わり始めた。

我が家も大きく変化の時だった。
息子が晴れて高校生となり生活がガラリと変わり、その変化についていく事に息子も私も精一杯になっている。それがまさに今、Nowである。

進学校なので、ホントに目まぐるしく1日が過ぎる。今までよりも1時間早く1日が始まると生活の元から変わるため、昼頃の睡魔と疲れとの闘いに必死になっている。

弱音を吐かずコツコツやっている息子を見ると、マイナスな気持ちはあってもなかなか吐き出せない。
新しい生活軸と時間の使い方に早く慣れるしかなさそうだ。

そんな努力家の息子の同級生に先日泣かされそうになった。
我が家の不登校児の娘を心配するLINEが息子の元に届いた。息子も驚いたらしい。
『本当は会いに行ってあげようと思っていたけど忙しすぎてそれさえも出来なかった。運動したくなったり、勉強したくなったらいつでも言って欲しい、力になるよ。』
こんな内容だったらしい。

彼女はうちの娘とほとんど面識はない。
なぜ彼女がこれほどまでに娘を心配したのか少し疑問だった。
娘の同級生に彼女の弟がいて、そこで知り得たのか、うちの息子がポロっと話したのかはわからない。
だけど、彼女のその思いやりが私を泣かせかけた。心の芯まで思いやりは染み渡った。
まだまだ子供、と思っていたけれど、確実に大人になっている事に気付かされた。

きっとここから息子達はグッと大人に近づいていく。
そこに引っ張られる様にきっと私も何かが変わるかもしれない。もちろん不登校児の娘も。

何かのきっかけをいつも作ってくれる息子に感謝しかない。
だからしんどくても弱音なんかはかないよ私は。

どう移り変わって行くかは1年後のお楽しみ。
程よく頑張って行こう。