# 10 マカッサル、目利きのHIRO
「ちょっと待って!ーーーこっちの!?$&*/*・・」
わが家の"目利きのHIRO"は散歩中、時々そう言いながら方向を変えて急ぎ足になる。
動物的な勘のようなものがあって、その先には庶民の市場があったり珍しいペットが軒下のケージにいたりする。
最近驚いたのは、大通りから少し入って細い路地裏で発見した「コンニチハ~」と鳴くオゥム?ニワトリと、普通鳩サイズの4倍はあろうかと思えるジャイアントピジョン(写真撮り忘れた〰)
そんなちょっと特殊な能力を持った"目利きのHIRO"は美味しいフルーツ選びの名人。
元々フルーツ嫌い?(興味がない)の私は美味しいと分かっていても「食べたい!」気にならないし、日本ではシニア意識を持つようになって?から、ようやくリンゴとバナナは食べるようになった。
そんな私が、気がつくと、バナナ、リンゴ、バッションフルーツ、ドラゴンフルーツなど、フルーツ三昧のマカッサルライフ!
"目利きのHIRO"から「思った以上にうまい!」と目の前に差し出されるフルーツは、日本では想像できない甘さと味わい深さ。
マカッサルライフが始まった当初、ほとんどの買物は近くのコンビニかスーパーで済ませていた。
品揃えも値段も分かりやすく、日本と比べても全体的に安い。けど牛肉や輸入品などは「誰が買うの?」と思うほど高い品も目につくのに売れているんだよね~?
コンビニ、スーパーではバナナも高~い!
見た目も味も日本と同じに思えるのに、5,6本で250円以上。
けど、今では"目利きのHIRO"の動物勘で探し出した庶民市場か、トラックバナナ屋さんかでその日の目利き次第で決まるバナナは、安い上にまさに"ニューフルーツ"の味がする!
バナナに限らず、これまでコンビニ、スーパーで買っていた野菜もフルーツも、珍しい物以外はほとんど庶民市場で、しかも"売値駆引き"をやらない人たちから手に入れるようになってからは、食生活も安定、安心感が生まれた。
最近では他の美味しいおやつを置いてまでバナナに手が伸びるほど!
「こげん美味しかとに、日本では何で見らんとやろうか?」
「食べ頃が早かけん、地元にしか出回らんとやろうねー。」
。。あー、そうか私たちはラッキーなんだ。。