HIROとKIOは " 暮らす旅 " 実験中④#続・『虹』と『暗雲』、来た~
ん「スタンドカフェお兄さんの100円コーヒー、相変わらず美味しかね~!」
■ まるで人生みたいだね~『虹』の上に『暗雲』
「キョウ ワ タンジョゥビ ナンデスネ。オメデトウゴザイマス!」
ビッグボスから週末ディナーお誘いのプレゼントまで頂いて、最高に幸せなKIO60代最後の誕生日は " 美味しい和食 "で締めくくられるはずだった。
が、HIROとKIOは、ビッグボスがくれた『幸せ』から数時間後、人生初めての " 食中毒 " を経験することになる。
□ その土地のグルメを食べたいHIROと、世界中どこへ行っても和食を探すKIO
「海外出たら、絶対寿しとか和食は食べんばい!」といつも言っているHIROは、KIOの誕生日だけは妥協して「好きなもんば食べてよかけんね~」と言う。
HIROがいつも言うように、その土地のグルメを食べれば食生活が見えてくるだろうし、KIOにとってもこれまで、海外のジャパニーズレストランで本当に美味しい日本の味に出合ったことがない。
それでもKIOは ' 淡い期待 ' を持って、どこへ行っても " 日本の味 " 探しをやりたくなる。いったい何なんだろうね〜?
昨年は "わが家ホテル"の向かいにある和食『みそ』 でのバースデーディナーだった。⬇
今回KIOは昨年12月にオープンした1番新しい和食処『明治』でバースデーディナーと決めていた。
マカッサル和食レストランの中で、たぶん1番大きくて、1番日本のイメージを取り入れ、かつ、オシャレに空間が演出された雰囲気がKIOは大好き。
★彡 "わが家ホテル"から歩いて5分圏内にある和食レストランはこちら⬇
□ 異変は3口目で ❢
HIROはサイコロステーキセットを、KIOはバクダン寿司、ホタテとサーモンのカルパッチョ、チキンサラダをオーダー。
このレストランでは、目の前で鉄板焼を見ながら楽しめる席があり、1,300円弱のセットメニューがお得。
HIROとKIOも鉄板焼を薦められ、そのカウンター席に案内された。
サイコロステーキと彩り野菜は目の前で焼かれ、いかにも美味しそうな音とニオイ付きでHIROの前に並んだ。
「肉は柔して美味しかっ〜!」
KIOの前には、少し時間がかかって運ばれて来たバクダン寿司とカルパッチョ。
バクダン寿司を1つ口にいれたけど、期待の味とは全然違うな〜
ガリとビールで口直しをしてホタテカルパッチョを。。全く違うな〜〜
サーモンを口に入れた時にはもう具合が悪くなり、トイレへ。
「具合が悪かけん食べきれん。風邪引いたとやろか? 残りば食べてくれん?」
HIROは「え〜」と言いながらも全部口に入れてくれた。
"わが家"へ戻った時のKIOはまっ青、食べた物はもう全部吐いて出したはずなのに、続けて下痢も始まった。(汚くてごめんなさ〜い!)
間もなく、HIROにも同じ現象が ❢
HIROとKIOは丸2日、初めての激重痛い胃痛に、トイレ以外は起き上がるエネルギーもなく、ほとんど水分も取らず、七転八倒?の苦しみに耐えた。
3日目を迎えて、KIOは起き上がれる気分となり、マカッサル到着してすぐに米、卵、バナナは調達していたので、やわやわ粥を作った。
HIROはKIOの残り寿しを全部食べてくれたせいか、なかなか起き上がる状態までにもならない様子で、水分だけは無理矢理口に入れながら、こう言った。
「こげん苦しかばってん、マカッサルは天国やね〜」
笑ってしまうけど、まさに❢と思うKIO
結局KIOは1週間ほどで下痢もかなり治まり、友人マスティディさんに頼まれていた " 観光コースの学生たちに日本のガイディングの話しをしてやって!"に応えるべく、トイレの 心配しながらもクラスをやってみることにしたよ〜
残念なのは、ビッグボスとの食事会に行けなかったこと。。
色んな質問をしたかったし、ビッグボスの " 話 " をとても楽しみにしていたKIOだから。。
次のチャンスがありますように ❢
★彡 なぜ病院へ行かなかったかって?
動けなかったというのが理由だけど、ネット検索で『食中毒は毒を出してしまえば大丈夫、下痢は薬で止めるな!』みたいなことが書いてあったので。
★彡 娘MIKIの食中毒事件を思い出した!
アメリカで1人暮らしをしていた長女MIKIは、どうしても刺身が食べたくなって、近くのスーパーでサーモンの切り身を買い、刺身風に切って食べた。
海外で1人であの苦しみに耐えた時間は、今ようやく分かるな〜。
1人で怖かったろうね〜、ガンバったね!