見出し画像

ネットの ”おすすめ商品” にモヤモヤ

Webライターとして仕事を始めてから、商品紹介の記事を書く機会が増えた。ブログや案件でアフィリエイトの一環として、読者に対して

この商品、すごくいいですよ!!

と勧める文章を日々作成する。
セールスライティングと呼ばれるこの手法は、商品の魅力を引き出し、購買意欲を高めるために巧妙に書かれている。


でも、書けば書くほど、ふとした疑問が頭をよぎる。「この商品、本当にいいものなのか?」と。

自分が消費者だった頃のことを思い返してみる。何か新しい商品を買おうとする時、まずはインターネットで検索をかけて、上位に表示されたレビューや商品紹介サイトを信頼していた。
ランキングや「おすすめ」タグが付いているものは、良いものだろうと単純に信じていたし、あまり深く疑うこともなかった。


でも、Webライターとして商品を紹介する立場になってみると、上位に表示されている商品が本当に良いものなのかどうか、怪しく感じることがある。

特にSEO対策が行き届いた記事が優先されて表示されていることを知ってしまうと、ただ上位に出てくるからといって、それが優れた商品とは限らないという現実が見えてくる。


もちろん、全ての商品が悪いわけではないし、私自身もできる限り丁寧に調べて紹介するように心掛けている。

それでも、時にはクライアントから与えられた情報やネット上のレビューをもとに書くことが多く、実際に自分で試していない商品も多い。そんな時に「本当にこの商品をすすめていいのだろうか?」と心の中でもやもやする。


特にアフィリエイトの記事では、収益を得るために商品を売ることが目的になることが多い。読者にとって本当に役立つ情報を提供したいという気持ちと、売上を上げなければならないというプレッシャーとの間で葛藤することがある。

消費者側だった頃の「上位にあるから良いはずだ」という純粋な思い出は、ライターとして商品を売る立場になってみて少し色あせてしまった。


しかし、だからこそ、今はできるだけ正直に、自分のライティングに責任を持ちたいと思っている。実際に試せる商品は試し、メリットだけでなくデメリットも伝え、読者が自分で判断できるような情報提供を心がけたい。単に「売るため」ではなく、読者にとって役立つ情報を伝えることが、ライターとしての信頼を築く一歩だと感じている。



これからも「この商品、本当にいいものなのか?」と自問しながら、読者が安心して参考にできる記事を目指していきたい。

上位表示に頼らず、本当に価値のある情報を届けること。それが、Webライターのあるべき姿だとわたしは思う。

ありがとうございます!サポートは不要です。それよりも、記事を楽しんでいただけたら「スキ」や「シェア」をしてもらえるととても嬉しいです。それが一番の応援になります!