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大学生活攻略法 part1 正しいサークルの選び方と過ごし方編
大学生活ではサークルに入ることになると思います。
サークルの先輩後輩、同期たちと毎日のように一緒に過ごすことになるはずです。特に仲の良い同期とは一生のお付き合いになることも。
そこで、本記事では、サークルの選び方や上手に付き合っていくコツを解説していきます。
①サークルはいくつ入ってもいい
高校生までの部活と同じように、サークルも1つか2つに絞らないといけないと思いがちですが、そんなことはありません。
特別なルールや入会条件がない限りは、いくつでも掛け持ちで入れます。
サークルに馴染んで仲良くなれやすいのは、2年生の前期くらいまでです。
興味があったり、良い人に出会えたりすれば、いくらでも入っておいて損はありません。
新歓は参加費無料から2000円くらいなので、在籍だけはしておきましょう。
いろんな新歓で一緒になった友達が、案外卒業まで一緒の親友になるかもしれませんよ。
②勉強・学術系サークルは1つ入っておこう
大学を卒業するためには124単位以上を(大学によります)取ることが絶対条件です。
しかしシラバスや学部要綱と呼ばれる講義の情報や履修登録の方法が書いてある本をいくら読んでもなかなか理解できない人は多いです。新入生には「楽単」「カモ授業」と呼ばれる簡単に単位が取れる講義や教授を知ることは難しいです。逆に単位認定が非常に厳しい「地雷」と呼ばれる講義ばかりを選んでしまうこともあるでしょう。
そこで、勉強・学術系サークルと呼ばれるサークルに1つ入ることをおすすめします。歴代の先輩たちが蓄積した単位取得に関するノウハウやデータ、情報を基に、単位取得のサポートをしてくれます。
必修科目について追加で講義をしてくれたり、論述式の答案の作成・添削をしてくれます。「楽単」「地雷」の判定だけではなく、上手な時間割の組み方、過去問やレジュメのPDFの配布、就活やゼミ、研究室の情報まで、大学生活での「勉強」に関する情報を発信してくれます。
また人数が多いほど、どの講義も誰かしらは受講していることが期待できるので、テストやレポートの範囲、小テストの日程などもLINEの全体グループで共有してくれるので、自分がたまたま出られなくても助かります。
③頭の良い先輩に助けてもらおう
サークルには学内でも屈指の学力を誇り、「歩く単位」と呼ばれるくらいに勉強や大学の裏事情に精通した大先輩が1人くらいはいるものです。
「◎◎教授は、こういう説に立った論述じゃないと単位くれないよ」
「中国語を履修するなら木曜4限の××先生のより、火曜2限の△先生の方が単位が取れやすいよ」
「俺この論述の答案で単位A判定だったから、これを暗記すれば単位来る」
など、とても頼りになりますし、飲みにも連れてってくれます。
自分も目標にしている難関資格試験に合格しているとか、成績が優秀すぎて返済不要の奨学金を受け取れているとか、家庭教師のバイト先の教え子と良い関係とか、凄い先輩はたくさんいます。
そういう先輩も1~2年生の頃は更にもっと上の先輩に助けてもらっていたので、自分も後輩ができたら助けてあげよう、という気持ちを持っていることが多いので、頼られると案外喜ばれます。
迷惑にならない程度で助けて貰いましょう。
④お酒は飲めなくてもいいが、乾杯のやり方は覚えておこう
サークルではお酒の付き合いは多少なりとも付きものです。
ですがお酒が年齢的にも体質的にも飲めないのであれば、飲めなくても大丈夫です。今は特にそういうのに厳しいですし、大事な話が聞けたのに酔っていて何も覚えていないなんてもったいないですから。
ですが、乾杯の仕方など作法を覚えておくと大変便利です。
コレが分かるかどうかで全然違います。同期や先輩、顧問の教授やOBOGの評価がぐっと上がります。
乾杯は目上の人にするときには、まず両手でグラスを持ちます。
自分のグラスの縁を、相手のグラスの底にできるだけ近づけて、そっとチンと打ちます。
また定期的にメニューを見せて次何飲むかを質問したり、上座下座の位置を把握したり、飲み会で上手な立ち振る舞いができることは、有能な社会人に求められる教養です。
⑤飲んだくれるだけのスポーツサークルは入らなくていい
お酒の付き合いはできるに越したことはありませんが、かといって飲んでばかりのサークルで過ごすのはもったいないです。
どれだけ飲んでも、根本的な解決にはなりません。
いわゆるテニスサークルなどでは印象通りテニスをしないで「遊んでいる」人が多いです。もちろん本当にスポーツをしているなら本気で打ち込むべきですし、彼らは彼らで学べることは多いし、恋愛に自信がない人には良い成長の場になるのかもしれません。
なかなか彼女ができない「アレ」のままでいるわけには参りません。
やりたいことなど、そうそう思いつくものではありません。
日々の単位を取る勉強もまともにする気が起きないのに、資格試験に挑戦をする気も起きないかもしれませんが、もっとやるべきことがあるはずです。
⑥上下関係は、実年齢より学年で決まる
浪人や留年、社会人になってからの入学などで実年齢と学年が一致しない人がいます。
学年は同じだけど年齢は2個上の同期という「年上の同期」や同い年だけど学年は1つ下の「同い年の後輩」ともたくさん出会うことでしょう。
自分が浪人していれば「年下の先輩や同期」とも出会います。
この場合、上下関係はどうしたらいいのか、という問題が出てきます。
基本的にはサークルの方針に従うか「上下関係は、実年齢よりも学年(入学した順番)で決まる」と考えていて大丈夫です。
⑦浪人に負い目は感じるな、むしろ有利になる。
浪人していることに負い目を感じることはありません。現役で入学した年下の同期に比べて、入学するだけでも多くの時間を要した自分に・・・と思う事が一度は出てきます。
ですが、今の時代浪人することは珍しくなく、むしろ良い経験となります。厳しい浪人生活を乗り越えたことでメンタルが鍛えられていますし、勤勉に勉強することの大切さや、高校までの同級生たちに追いついて遅れを取ろうとする気持ちが身に沁みている浪人経験者の方が、大学生活では何かと有利で便利です。
社会人になってからも資格試験や公務員試験で浪人をすることもできますがあの社会に干された感じを体験しておけば、人間的に強くなるはずです。
2浪以上していれば、入学してすぐお酒の付き合いができますし、「大人の余裕」があるので同じ学年の年下の可愛い彼女ができるなんてことも。
⑧「今度飯奢る」の借り貸しは必ず果たそう
サークル内では教科書やレジュメ、過去問のコピーをあげるなどで「貸し」を作ることがあると思います。その時「今度飯奢るから!」と言われることがありますが、その約束は必ず果たして貰いましょう。
催促しない限り、いつまでも果たして貰えないと思ったほうがいいです。
また自分が借りを作った側になったら、必ず返しましょう。
特に先輩と後輩なら尚更です。
その週のうちにランチや飲みに連れて奢る、自分の持っているレジュメや過去問と交換する、然るべき金銭を包むなど、何らかの方法で返すべきです。
お互い様の持ちつ持たれつという関係であることを自覚しましょう。
頼りにするのはいいですが、当てにするのはダメです。
⑨サークル内恋愛はしないのが無難
サークルのメンバー同士で交際が始まることがあります。
しかし多くは卒業まで上手く付き合い続けることは難しいですし、そもそも付き合えないということもあります(実話)
気まずくなりますし、喧嘩なんてしようものなら早くなんとかしろと上級生や役員から言われてしまうこともあります。
あと浮気や二股は絶対にダメです。
男女の友情が成立することはそうそうないとはいいますが、友人として良い先輩、同期、後輩くらいの距離を置いて楽しんで、恋人はサークル外で作るのが一番無難です。
⑩ネットのインカレサークルは詐欺も多い
学外のサークル「インカレサークル」に入るのも1つです。
しかし、大学非公式で素性の怪しい団体も多く、実態は情報商材ビジネスの詐欺や性犯罪の温床となるなど、安心して入れるところばかりではありません。
株で稼ぐノウハウを月1万円で電話で教えるサービスをしているとか、そういう「学生起業」をしていて、いかにも成功している風に魅せている学生が代表ということもよくあります。
またはXのDMなどで勧誘してくることも。
ですので、インカレサークルに入るときにはどういう団体なのか、よく確認をしておきましょう。
⑪役職や幹事を引き受けよう
2年生か3年生になると、会長や副会長、総務、庶務、会計などの役員に選ばれる人もいます。そして役員としての適性や能力を測るために、幹事をやらせてみようとするサークルもあります。
チャンスがあればドンドンやってみて、成果を出しましょう。
サークルで何をやったかという記録を遺すことも大事です。
幹事というのは意外と大変ですが、社会人の新人になると忘年会の予約とかで幹事をやらされるので、練習だと思ってやってみましょう。
たとえばクリスマスに異性との用事ができなかなった人同士が集まる反省会イベントを企画し、明太子食べ放題のもつ鍋プランで予約してみて、2組のカップルを成立させたとか、そういうのは良い実績となります(実話)
⑫飲み会の前は、ちょいと一杯やってから行こう
上級生になるほど、飲み代の参加費が増えます。
かつて上級生に奢って貰ったものを、後輩に奢ることで返していく、という考えをしているところもあります。
しかし、そうは言っても出費はかなり痛いもの。自分が飲み食いした分以上に負担することになるし、居酒屋の食事は美味しいけど、量が少なく高い。
そこで安く抑えられるように飲み会の前にはすき家やラーメン屋、コンビニで買ったカップラーメンとおにぎりなどである程度おなかを満たして、缶ビール1本くらい飲んだ状態で参加するとだいぶ安く抑えられます。
そして、お酒の弱いメンバーのために事前にコンビニでウコンの力やウーロン茶を事前に買って、持たせてあげられると最高にグッドです。
⑬個人的な遊びや飲み会では各学年1人ずつ参加しよう
特定のメンバー同士、学年同士だけで仲良くなると場合によってはサークル活動に支障が出ることがあります。よくあるのが偶数学年と奇数学年、リーダー格の上級生率いる者同士で派閥のように分かれてしまう、などですね。
そこで個人的な遊びや飲み会では、できるだけ各学年から最低1名ずつ参加させて、調和を図ることをおすすめします。
これを「学年を揃える」という表現をしますが、そうすると出費も均等化されますし、偏りなく親睦を深められます。各学年やメンバーの近況を把握することができるので、役職に就いている人には有効な手段と言えます。
⑭除籍されないように
サークルでは物を壊すなどの問題行動を起こすことがあります。
飲み方が悪く、出入り禁止になったり、警察沙汰になったり。
あとは毎年払わなければならない会費を払えないとか、サークルに重大な損害を与えるなどがあります。
こういったことがあると、サークルから除名処分になることがあります。
そして大学本体からもペナルティを喰らうことも。
ハメを外しすぎないようにしましょう。
結論 一番大事なのは、ガクチカになる活動をしよう
大学生の最終にして最大の関門となるのが、就活です。
そこでサークル活動のことを聞かれたときに、毎日メンバーと飲み歩いて、ホールで駄弁って、公園でタバコ吹かして、時々カラオケと競馬場と雀荘に行っていた、なんて言えるわけがありません。
どうせなら就活の役に立つサークルに入ったり、ガクチカとして話せそうなエピソードを作ることに尽力をしましょう。
そして生涯付き合いたいと思えるメンバーとの時間を大事にしてください。
資格試験を頑張るとか、ボランティアに軽音、キャンプ、料理、文化祭の実行委員会など多くのサークルがあるはずです。
サークル活動が楽しめるのは入学から就活が始まる前までの2年間と、就活が終わってから卒業までの約半年くらいです。
ガクチカとして話せることを前提としたサークル選び、活動を選んでください。