君たちは「マリオストライカーズチャージド」を知っているか?
少し前、カナダのNext Level Gamesという会社が任天堂の子会社になるというニュースがあった。
Next Level Games… 知らない名前だな、そう思いながらニュースを見ていると、代表作に「マリオストライカーズ」の文字が。
マリオストライカーズ…
な、なつかしすぎる…
そう思った僕は、その足でマリオストライカーズを求めに飛び出した。
そもそもマリオストライカーズって?
マリオストライカーズは、よくあるマリオ×スポーツのゲームで、タイトルの通りサッカーを題材としている。
僕がプレイしていたのは「マリオストライカーズチャージド」というWiiのソフトで、これはシリーズ2作目に相当する。
キャプテン1人とサイドキッカー3人の計4人で1チームとなり、サッカーをする。サッカーというよりは、どちらかというとフットボールに近いかもしれない。
マリオカートさながらの妨害でボールを奪い合っていくゲーム性は、まさにハチャメチャそのもの。
「ウイイレ」や「FIFA」にはないカオスなサッカーが楽しめるのだ。
マリオストライカーズ、やってみよ!
マリオストライカーズチャージドをやるために、友人を招集した。高校以来の付き合いであるねたろーくんだ。我が家のWiiは壊れていたため、ねたろーくんのWiiUを貸してもらった。
ゲームショップ数件に問い合わせて、なんとか在庫があることを確認。購入。帰りにラーメンを食べて帰宅。
ディスクをWiiUに挿入して、起動!
当時の記憶が蘇る。
当日小学生だった僕は、親友のアライくんと肩を並べてこのゲームをプレイしていた。小学校ではじめてできた友達だ。
アライくん、元気かな。連絡はとれていないけど… きっとうまくやっているだろう。最後に見たのはラーメン屋でバイトをしている姿だ。爽やか好青年になっていたのを覚えている。
…そんなことはさておいて、ゲームをプレイしよう。
マリオストライカーズチャージドは、サッカーを題材にしているだけあって、ゲームの核となっているのは「ボールの攻防」だ。
Wiiリモコンを降って繰り出すタックルなどで、敵からボールを奪っていく。
うん、これこれ。この感じ。
マリオのゲームにしては殺意のあるタックルなんだよな。普通に痛そうだ。
こうしてボールを奪っていって、パスをつないで、シュートを叩き込む。
うーん、鋭いシュートだ。パスを繋げば繋ぐほど、ボールにパワーが溜まっていく。パワーが高いとシュートの威力が向上するという仕様だ。キャラクターによってシュート力も異なるため、最後にパスを渡すのは、当然シュート力の高いキャラがいい。
けっこう硬派なゲーム性。
しかしマリオストライカーズチャージドは、それだけにとどまらない。
突然だが、ここでハンマーブロスのフェイントをみてほしい。
や、やべ〜
そう、この感じ。このカオスさこそがマリオストライカーズの魅力だ。
このフェイントはキャラによって特性が異なる。
クッパだったら甲羅に籠もって相手を弾き飛ばすし、チョロブーだったら地面に潜って相手にアッパーを喰らわす。うーん、すごすぎ。
また、フェイントの他にも、スーパーシュートという要素も大変に過激である。
シュートボタン長押しで放てるスーパーシュート。発動さえできれば非常に強力だ。
やっべ〜
マリオストライカーズチャージドは、キーパーにキラーを撃ち込めるゲームなのだ。
このスーパーシュート、やはりキャラクターによって性能が異なる。電撃をまとったボールをぶつけるカロン、自身を透明化してボールを直接ゴールまで運ぶテレサ、ハンマーを投げまくって相手を失神させるハンマーブロスなどなど… 実に個性的だ。
見た目のとおり、スーパーシュートは試合へ大きな影響を与える。しかし、チャージ中は無防備という欠点も抱えているのだ。タックルでボールを奪われてしまうリスクが伴う。バカゲーに見えて、意外にバランスが取れているのが不思議だ。
マリオストライカーズチャージドの様々な要素を紹介してきた。しかし、これらは一部に過ぎない。良質な音楽、多彩なアイテム、異常に強力なギミック、リーダー限定のメガストライクなどなど… 本稿では語り尽くせないだろう。
続きは君の目で確かめてくれ!(ファミ通の攻略本)
マリオストライカーズの魅力とは
マリオストライカーズの魅力、それはずばりケレン味だ。従来のマリオシリーズとはベクトルの異なるかっこよさが、この作品の随所に盛り込まれている。
泥にまみれてボールを蹴り合うマリオ達の姿を、そしてなんでもありなサッカーを、ぜひその手に取って楽しんでほしい。
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