#85 厳しいからこそ得られるもの
体験に来ていただいたお客様の中には「バレエをやっていました」という方が時々いらっしゃいます。
先日も「小さい頃からずっと続けていて、一度中断したときに硬くなってしまった、柔軟性を取り戻したい」という方が来店され、ストレッチを体験いただきました。
硬くなった、とはいえ、一般的には「十分に柔らかい」レベルです。レッスン開始前の横開脚は160度はあったと思う。(レッスン後はほぼ180度くらいになりました!)
パッと見の体のラインは「バレエやってただけあって綺麗だな」とこれまで見てきた「バレエしてたお客さん」と変わらない感覚でいましたが、いざいろいろなストレッチを始めてみると、かなり筋肉のラインが綺麗なことに気づきました。
うまく表現するのが難しいのですが、筋肉の付き方に左右差がほとんどないのはもちろん、しっかり伸ばしたときのラインが直線に近く、美しい。
太ももの筋肉を伸ばすときも腹筋からしっかり伸びているのが分かるくらい体の使い方がとにかく上手。
思わずその方に「習っていたバレエの先生はかなり厳しい教えの方でしたか?」と聞いてみたところ
「棒を持って指導する先生でした、太ももの前で支えたりするとすぐに厳しく注意されます」
とおっしゃってました。
あぁ、やっぱり。
そうだよね〜、それくらいの厳しさがないと得られない美しさですよね、
と妙に納得してしまいました。
ウチのスタジオは狙いとするコンセプトが「おもしろくなきゃ体は変わらない!」で、バレエの世界とは完全に真逆なこともあって
”厳しい鍛錬の賜物”とはこういうことか!と、とても勉強になりました。
何かと厳しさが敬遠されがちな風潮ではあるけど、目指すものが何か?によっては厳しい環境も必要に思います。
厳しい指導はときに心が折れたり、人によってはメンタリティに障害が出てしまうかもしれませんが「楽しい」だけではたどりつけないレベルのものもやっぱりあると思う。
そして、ダンスの世界ではジャンルを問わずに「バレエは基本」ということを聞いたことがあります。
イヤ、ホント、ダンサーやパフォーマーを本気で目指す人はバレエは欠かせないんだな〜と実感しました。
本気の方は、絶対バレエを習ったほうがいいですよ!!お子さんがダンスやフィギュアスケートを習っている、という場合もぜひ取り入れることをオススメします。
もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。