WEB3企画書|佐賀バルーンフェスタの気球デザインをNFTで行う
佐賀県が、2022年の都道府県魅力度調査で47位、2023年では46位と評価され、多くの方にはまだ見過ごされている地域かもしれません。しかし、この数字だけが全てではありません。
実は、佐賀県は多くの魅力に溢れています。アジア最大級の「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」、世界が認めたユネスコ無形文化遺産「唐津くんち」など、九州でも随一のイベントが佐賀で年間を通じて開催されています。
本noteではそんな佐賀県の強みを活かして佐賀県の持つアセットを活用したWEB3・NFT活用案を紹介していきます。
また、佐賀県の政策分析から課題を見つけ、課題解決のために佐賀県が実際に企画を成立させるために「企画内容・ビジネスモデル・費用・条件に当てはまる補助金」等を洗い出し、実際に提出する企画書として使えるように執筆しています。
本企画がWEB3を活用した地方創生の一例として、参考にしていただければと思います。
佐賀県の分析
今回取り上げる佐賀県の政策方針
佐賀県では県政策に8つの基本方針を設定しています。
その中でも5つ目の「新たな価値を生み挑戦を続ける産業」ではDXを活用した地域資源の活用を記載していることがわかります。
さらに、8つの基本方針の一環として、「佐賀県ならではの」将来への重点プロジェクト10を立ち上げました。特に10番目の項目からは、佐賀県がデジタル領域で積極的であることが明確です。
具体的な取り組みとして、「佐賀の歴史的景観VRツアー」「佐賀観光デジタルスタンプラリー」などが実施されました。
一方で、佐賀県ならではの観光資源を活かしたDX活用例はまだ多くないことが明らかになりました。
分析を踏まえた課題まとめとソリューション
①佐賀県の抱えている課題
「佐賀県ならではの資源を活用したDX、デジタル施策が少ない」
県政策の分析から、佐賀県は様々な分野のDX化を促進していることがわかりました。しかし、観光DXに関しては佐賀県の持つ観光資源を最大限活用できていないのではないでしょうか。
②求められるソリューション
上記の課題からソリューションとして「観光客が佐賀県を訪れたいと思える、佐賀県ならではの観光資源をDX、デジタルで提供する」ということが考えられます。
「佐賀バルーンフェスタ」「唐津くんち」のような、佐賀県ならではの強みにデジタルを活用することで、新たな観光資源を生み出すことが期待できます。
これにより、佐賀県自体をさらに魅力的な地域とすることが可能です。
佐賀県の予算と配分
佐賀県の令和5年度当初予算では、デジタル化促進に関する予算として約2.2億円が配分されています。
スマートシティ推進経費(約1.3億円)
佐賀市公式スーパーアプリ基盤の第2期構築および機能拡充等に要する経費デジタル教育推進事業(2500万円)
デジタル教育ツールの導入やオンライン教育プラットフォーム開発に向けた経費デジタル健康管理システム(1800万円)
地域住民の健康管理をサポートするデジタルシステムの開発DX推進経費(1009万円)
デジタル人材の確保・育成やデジタルデバイド対策に要する経費
上記から佐賀県はDX促進に積極的な予算配分をしていることが分かります。その中でも特に「DX推進経費」は観光資源をDX化させるための予算を配分しており、課題解決に繋げられることを示しています。
佐賀県の中でWEB3を活用できるポテンシャル
ここからは佐賀県が持つ佐賀ならではのアセットを紹介していきます。
日本の歴史の始まりを象徴する吉野ケ里遺跡や日本初の磁器である有田焼・伊万里焼、そして全国でもトップクラスの動員数を誇る気球大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」などが有名ですよね。
本noteでは「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」にフォーカスします。このイベントは毎年秋に開催されるアジア最大級の気球イベントです。
バルーンフェスタは1978年から開催されており、現在では佐賀県を代表する超大型イベントといえます。
読売新聞の記事によると「佐賀インターナショナルバルーンフェスティバル2023」では平均観客動員数約90万人を記録しておりその経済波及効果は約91億円と通常開催年の中では過去最高を記録しています。
佐賀県は2023年バルーンフェスタ予算として約1.8億円を配分しており、県としても手厚い予算を捻出していることもわかります。
この強みを生かした方向性でWEB3・NFT活用案を考えていきます!
既存事業や類似事業の分析
県内周遊促進:まんなか佐賀ぐるっとスタンプラリー
2021年11月から2022年1月にかけて実施された「まんなか佐賀ぐるっとスタンプラリー」。
コロナ禍において非接触の観光周遊促進を目的とし、スマートフォンを用いたデジタルスタンプラリーが県内の観光施設等34個所で開催されました。
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