おかわり三昧
東京にはお茶漬け屋さんがある。
食後にサラッとしたりするあれ。
食欲のないときに掻き込むあれ。
お茶漬け専門店なので全商品が
お茶漬けの仕様になっているが
実は普通の定食として楽しめる。
お茶漬け用に様々な薬味があり
それを使って味変しながら頂く。
ごはんおかわり自由はもちろん
出汁や薬味類もおかわり可能で
無限お茶漬けの沼になっている。
でも実際には出汁を吸い込む分
白米も膨らむので一膳で十分だ。
最後に残した少量のごはんだけ
サラッとお茶漬けにして楽しむ。
お茶漬けしかないと思っていて
今までは利用してこなかったが
このお茶漬けが案外クセになる。
最近は飲食店が休業していたり
時間短縮営業になっているので
ここ数週間頻繁に利用している。
しかし安価なものでも千円超え
贅沢をすれば二千円超えなので
塵が積もって月末に首が絞まる。
首が締まり切ったことはないが
いつもそれなりに締まっている。
お金に出汁をかけたらふやけて
使い物にならなくなるだろうに
お米に出汁をかけてふやけたら
美味しくなるのは理不尽だろう。
なぜ世の中は同じではないのか。
まあ。それが世の中のすべてか。