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わたしが “子どもと” 旅に出る理由

大学生のころの沖縄へのバックパック旅にはじまり、海外への長期ひとり旅、会社員になってからも少しでも休みがあれば出かける “隙あらば旅” を貫き、40ヶ国以上を旅してきました。

2012年に男子が生まれ、翌年には仕事復帰というトーキョーライフに勤しみ、子が10ヶ月のときには早々に初海外へ。

子連れ旅のセンパイたちのアドバイスから「子どもが小さいうちの方がむしろラクだから、行きたいところに行っとくべし!」と伝授され、まずは未踏だったイタリア食い倒れ旅へ。その後、何度かの家族3人での旅を経て… 2015年からはわたしと子とで長期であちこち出かけるようになりました。

復職後、会社で働くということの意味をまったく見出せなくなり、というか正直ずっとそうだったのだけれど、子どもという絶対的な存在の登場により自分を騙せなくなり、お給料=旅の資金 がもらえなくなると考えたとしても、もう、会社へ行くということが難しくなって、あっさり退職。

辞めたからと言っても、子どもとずっといる!という道を選んだわけでもなく、子連れで行ける音楽イベントを大きな温泉銭湯で企画したりと、今まで自分の中になかった「子ども」という切り口で楽しんでいた矢先、

あ、わたしもう会社員じゃないんだから長期で旅できるじゃん!!!と気付いてしまったのです。

そんなこんなで旅の道連れとなった彼、トワボ。
3歳からたくましく、わたしと二人であちこち歩いて走って食べて寝て友達つくって、ときには来ない電車やバスを待って、と、二人で訪れた国はこの4年で12ヶ国、日本全国たくさん。

昼寝してて気付いたらまったく違うところにいるということが日常になった彼の口癖は一時期、「ここって、にほん?」に。

旅する理由は今まで通り、見たこと聞いたことがないものや新しい友達と出逢いたいという好奇心に変わりはないけれど、トワボと一緒の旅には「子どもと一緒に」という新たなテーマが必然的に加わりました。

子どもがいる家にホームステイしたりAirbnbしたり、公園や子どもがテーマの場所やプロジェクトを見に行ったり、お母さんたちとたくさん出逢ったりして、世界各地での “子どもとの暮らし” を体感する中で、

この、しっちゃかめっちゃかな日々をより楽しくおもしろくする何かを拾い集めていけたらいいなと、そんなふうに思っています。ようは、そんなにちゃんとした理由はなく、ただ、旅したいからしているのかもしれません。人生は旅だとかなんとか、言うように。


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