なぜ、あなたのプログラミング学習は続かないのか?
こんにちはシカケンです。
前回も書きましたが、現在MENTAというサービスで「WordPressの案件を受注できるまで」のメンターをやっているのですが半分以上の人が目標を達成できません。
プラン内容は同じでも続く人と続かない人がいるのです。
40人以上を見てきて特徴がわかってきましたので、下記で説明していきます。
最近読んだ本にかなり影響を受けています。笑
著者の中島聡さんは元マイクロソフトで「ドラッグ&ドロップ」や「ダブルクリック」などの概念を生み出した伝説のプログラマーです。
以下、このようにグレーで囲まれた部分は、すべてこの本↓からの抜粋です。
理由その❶ 明確な目的がない
これがほとんどの人の理由ではないかと思います。
「なんとなく役に立ちそうだから」や「なんとなく稼げそうだから」という漠然(ばくぜん)とした理由だと続きません。
しかも自分でそう思ったのではなく、「ホリエモンやDaiGoが言っているから」など他の人の意見で決めた人は挫折します。
一言で言えば、目的のない勉強はするな、です。
正確に言えば、勉強のための勉強に意味はないということです。
勉強のための勉強というのは、「なんとなく将来役立つかもしれないから」などの漠然とした理由で臨(のぞ)む勉強のことです。
明確な目的のない勉強と言ってもいいでしょう。
そういう勉強は得てして長続きしません。
私も「なんとなく」という理由で勉強したいことはあります。
近年世界をにぎわせている人工知能なんかは、面白そうなので詳しく知りたいと思っています。
将来役に立つような気もしますし。
けれどもそういった理由で勉強しても長続きしないし、途中で挫折することはわかっています。
だから私は、何かきっかけがあるまで人工知能の勉強はしないようにしています。
きっかけというのは、たとえば仕事で人工知能を使ったソフトウェアを開発することになる、といった機会です。
そんなソフトウェアを開発するためには人工知能の知識が必要になります。
そのように明確な目標が決まって初めて「調べ出します」。
勉強ではなく「調べる」のがキモです。
実際に私は、本業であるプログラミングについても「なんとなく」で勉強することはありません。
もっといえば、私はプログラミングの勉強をしたことがありません。
ではプログラミングをどのように習得していったのかというと、これは「やりながら覚えた」という答えになります。
何かやりたいことがあって、それを実行するときに必要なものだけを参考書や解説書から拾ってきて使う。
実際に作ってみる。
それの繰り返しです。
将来役に立ちそうだからという漠然とした目標でプログラミングを勉強しようと思っても、つまらなくて長続きしないし、身につきません。
理由その❷ 時間をコントロールできない
最初に「1日◯時間勉強します」と目標を設定しても、「仕事で疲れたから」や「今日は気が乗らないから」といった理由でやらない日が増えていき、やめてしまうパターンですね。
そもそもほとんどの人は何かを続けることができません。僕もいろいろなことを始めては続けられずにやめてきました。
そういった経験があるので、僕の場合は「自分を信用せずに」強制的にやらなくちゃいけない環境を作り時間をコントロールしないと続かないということが分かっていました。
仕事が終わってから学習を開始して、夜遅くまでがんばっている自分に酔っていませんか?
よく考えてみてください。
仕事で疲れているのに、眠りながらやっても頭に入りませんよね?
2015年9月23日付の米CNNの報道によると、多くの研究で一晩徹夜すると職務遂行能力は『学習障害がある場合と同程度まで低下する』ということまで言われています。
このような人たちは、もっと効率的な仕事の方法があったとしても、それに気づかずガムシャラに仕事にまいしんすることになります。
それが誤った方向であることにも気づかず、まるで暗闇のトンネルを行進するかのように。
これを「トンネリング」といいます。
トンネリングにはまった人は、処理能力が落ちているうえに、出口の光が見えていないので疲弊(ひへい)していきます。結果、仕事は終わりません。
それなら朝早く起きて集中したほうが効率がいいですよね?
僕の肌感覚では、朝早く起きて集中する2時間は、夜の4時間に匹敵(ひってき)します。
目覚ましのアラームを止めて起きて顔を洗ったら、そのままパソコンを開いて学習を始めます。
コーヒーをいれたりもしません。とにかく一瞬もスキを作らずに学習を始めます。
家族がいる人は、家族が寝ているあいだに学習しましょう。
家族が起きるまでの時間は、誰にも邪魔されない静謐(せいひつ)な環境が保たれるので、学習に集中できます。
そのあいだはSNSもメールも見ませんし電話にも出ません。
そもそも朝5時とか6時にメールを送ってきたり電話をかけてきたりする人はいませんので、チェックする必要もありません。
チェックする必要がないので、そういったものに時間を取られることはありません。
ここで意識してほしいのは、この1日の最初の2時間半で、1日のメインの仕事の8割を終わらせるようにするということです。
2:8の法則は1日の中でも当てはまるのです。
10日間の仕事を最初の2日で8割終わらせるのと同様に、1日ごとに割り振った仕事も最初の2時間半で8割終わらせるのです。
そのためこの2時間半はコーヒーも飲まなければ、可能な限りトイレにすら行きません。息を止めて仕事をしているようなイメージです。
理由その❸ 評価されるのが怖い
自分が一生懸命作ったものを、人に見せて意見を聞くことができない人です。
人に見せて意見を聞くことができないので、改善できず自分なりに作ることしかできません。
もちろん、最初からセンスがある天才ならこれで良いのですが、ほとんどの人はそうじゃないですよね?
自分のやり方はいったん置いておいて、途中でもいいので人に見せて意見を聞きながら改良していかないと、いつまでたっても作品は良くなりません。
みなさんが普段使っているスマートフォンのアプリを例に挙げて考えてみましょう。
アプリは一度配信が開始されても、その後幾度もアップデートを繰り返します。新しいアップデートの通知が何件もたまっていく光景を誰でも一度は見たことがあるはずです。
あのアップデートはなぜ何度も繰り返し行われているのでしょうか?
答えは、配信が開始された段階では100%の出来ではなかったからです。
「未完成のものを売っているのか!」
そう思われたでしょうか?しかし想像してみてください。
最初から100%の出来のものを作るなんて、可能でしょうか?
たいていの仕事は、終わったときは満足していたとしても、時間が経つと修正したくなるものではないでしょうか?
仕事とはそういうものです。
どんなに頑張って100%のものを作っても、振り返ればそれは100%ではなく90%や80%のものに見えてしまうのです。
言い換えれば、100%のものは、そんなに簡単に作れるものではないのです。
だから世の中のアプリ開発者は、配信後も長い時間をかけてアップデートを繰り返し、少しでも良いものを提供できるように努力しているのです。
つまり最初から100%の仕事をしようとしても、ほぼ間違いなく徒労に終わるわけです。
もちろん、仕事のクオリティを上げるために時間を費やすのは間違ったことではありません。適当な仕事を繰り返していては上司からの評価も下がります。
しかし時間を費やすあまり締め切りギリギリになったり、あるいは締め切りを破ってしまっては上司からの評価はもっと下がります。
クオリティが低くて怒られることよりも、締め切りを守れずに「時間を守れない人だ」という評価をされることを恐れてください。
いつまでも細部にこだわり人に見せないでいると、フィードバックを受けられずに改良できません。
自分なりのやり方でうまくいけば良いですが、人に見せるのが遅すぎて軌道修正できなくなっていることもありますので気をつけましょう。
これは覚えておいてほしいのですが、すべての仕事はやり直しになります。
最初の狙いどおりにいくほうがマレなのです。
どうせやり直しになるので、細かいことはさておき、まずは全体像を描いてしまったほうが効率的です。
プログラミングに限らず、たいていの仕事の全体図は実際にやってみないと描けません。企画書という紙の上だけで考えてもたいてい思ったとおりになることはないのです。
みなさんもそういう経験がおありだと思います。
ですからプロトタイプ(試作品)の作成に速やかに入り、ある程度まで作ったうえで、どのくらいの難易度かを考えつつ仕事を進めていくのが賢いやり方です。
プロトタイプを作らず愚直に細部を突き詰めていった場合、締め切り間際になって「ここは設計から作り直さなければならない」という事実に気づくことがあります。
そうなると危険です。
締め切り間際では、大枠の設計を変更する時間もないので、完成品はろくでもないものになります。
一方プロトタイプを作っていると、「ここは作り直さなければならない」という事実を早期に発見できます。
そうしたら設計図を作り直せばいいのです。
プロトタイプを作っている段階ならば、いくらでも直しが効きます。
仕事が遅くて終わらない人が陥(おちい)る心理として、「評価されるのが怖い」というものがあります。
自分の仕事がどう評価されるのかが怖くて、できるだけ自分の中の100点に近づけようとしてブラッシュアップを繰り返します。
しかしブラッシュアップすればするほど、もっと遠くに100点があるような気がして、いつまでたってもこのままじゃ提出できないという気持ちになります。
そして、そうして時間をかければかけるほど、上司からはクオリティを期待されているような気がして、恐怖に拍車がかかります。
このループに陥る人の状態を「評価恐怖症」といいます。
日本の一部で蔓延している病です。
評価恐怖症にかかった人は、自分の中での100点満点を目指すあまり、本来なら終わる仕事も終わらなくなります。
たしかにそうして仕事が遅れてしまう心理はよくわかります。
粘り強くいいものを作ろうとする気持ちも決して失ってはいけないと思います。
そして、そうした気持ちこそが優れた製品やサービスを作るのだとも思っています。
しかし、すべての仕事は必ずやり直しになる、くらいの覚悟が必要です。
荒削りでもいいから早く全体像を見えるようにして、細かいことは後で直せばいいのです。
そうした気持ちでいれば、評価恐怖症でいることも、あまり大したことではないとわかるはずです。
あなたはプロトタイプを最速でつくるべきなのであって、細かいところは後から詰めて考えればいいのです。
結局は「何かの実践のために知識が必要な場合、知識はやりながら覚えていくべきだ」ということです。
つまり、崖を飛び降りながら飛行機を組み立てていくのです。
イギリス人の女の子をデートに誘いたい場合、英会話教室に通ったりする必要はありません。デートに誘うために最低限必要な英語を調べて、実際に誘えばいいだけです。
大事なのは「あなたはデートがしたくて誘った」ということで、「英語の勉強をしたくて誘った」わけではないですよね。
なので完璧な英語を話せるようになる必要はないのです。
結局のところは「一度しかない人生、思いっきり楽しもうぜ」という話です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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