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カネだけじゃない、社会参画のカタチ
無職は政治・市民活動禁止なのか?
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親から「フルタイムで働け」と叱責されるたびに、私の胸に刺さるのは終身雇用世代の価値観です。その価値観の中では、安定した雇用とそれによる収入が人生の成功を保証するものとして強調されてきました。しかし、その枠組みが必ずしも現代の社会や私自身に適用できるわけではありません。
先日、政治活動に関与していることを父親に話しました。※これは個人としての関わりであり、当法人は特定の政治団体を支持していません。その話を聞いた親は、「無職のくせになにやっているんだよ。さっさとフルタイムで働け」と叱責しました。その言葉に押しつぶされるような感覚を覚え、久々に処方薬の過量服薬や自傷行為に走ってしまいました。
親の指摘が全て間違っているとは思いません。確かに順序があるのは事実です。金にもならない政治活動に関与するくらいなら、就職に結びつく訓練やスキルアップに時間を割けという意見には一理あります。
既存に縛られない社会との関わり方
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しかし、障害当事者や生活保護受給者が政治活動を通じて社会に参画することは、妨げられるべきではありません。金持ちであろうと生活困窮者であろうと、政治に関わる権利は等しく認められるべきです。障害者だからといって作業所に閉じこもるべきだというのは間違いです。むしろ障害当事者だからこそ、社会変革を目指して政治に関わる意義があるのです。
フルタイムで納税者じゃなければ、政治活動できないのなら、それはもはや戦前の日本と変わりません。
誤解のないように言っておきますが、私は政治活動に一日中関わっているわけではありません。関与するのは1日1時間程度のレベルです。また、持病のためフルタイムで何かにコミットすることは現実的に不可能です。それができるなら、父親の言う通りフルタイムで働いているでしょう。
私は地元の市民委員として年に数回の会議に参加したり、当法人でもほぼ無償でお手伝いをしています。これらの活動も、自分のペースで関われるからこそ続けられているのです。
ODしてまで働きたいか?
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現実として、私は一日の大半を全身倦怠感や微熱で体を動かすことができない状態で過ごしています。なんとか不健康な状態でも、カフェインや解熱剤の過量服薬で日々を乗り切っているのが現状です。それでも、私にフルタイムで働けというのなら、カフェイン2000mg(レッドブル40本相当)を毎日摂取し、内臓に悪影響を与える解熱剤を大量に投与しなければならないでしょう。
お金にならないからといって私の活動が無意味だとは思いません。私は私なりの形で社会に参画しているのです。そのことを理解してほしいと願っています。
おわりに
社会との関わり方はフルタイム終身雇用だけではありません。お金にならなくても社会にコミットできます。もちろん社会に今関わることすら難しい方だっている。そんな中で本当の正解なんてないんじゃないかと思います。
※執筆:むかで
※本ページの一部画像はCanvaの生成AI機能で作成しました。