ミステリー小説を読んで変わったこと
大学に入学してミステリー小説を読むようになってから今年で6年目になりました。通学時間の暇つぶしにミステリーを読み始めたことは、僕の意識を決定的に変えるきっかけになったと思います。日々、読みたい本が湧いてきて積読数が単調増加している現在ですが、気まぐれにミステリーを布教する気持ちで書いてみようと思います。
なお、この記事の大目的は「ミステリーの話ができる友達が欲しい!」ということを周知させるただ一点に尽きます。要するにここに提示したメリットはすべて本音を隠すための蓑であり、記事を読んでミステリーをよみたくなったアナタは罠にかかったネズミなのです。
ミステリーの分類
ミステリー小説といっても、内容によって種類があります。僕が好んでいるのは『本格ミステリー』と呼ばれるジャンルで、世間でよくイメージされる探偵や助手、殺人事件、館、密室などがキーワードです。本格の特徴として「魅力的な謎」「様々なトリック」「論理的な推理」といったものが主要素として挙げられます。
また、有名な綾辻行人作の『十角館殺人事件』が刊行された1987年を重要な転換点として、それ以降の本格ミステリーのルネサンスをしばしば『新本格』ムーヴメントと呼んだりします。(厳密には新本格と呼ばれだしたのは『水車館の殺人』、さらに厳密にいうなら、新本格という言葉はそれ以前にもあった)
本格以外には『社会派ミステリー』『警察小説』『医療ミステリー』『法廷ミステリー』『歴史ミステリー』『日常の謎』etc……など数えればきりがないほどジャンルが存在しますが、宮部みゆきや東野圭吾など、一般受けしそう(よく映像化されてそう)なものは大体こっちです。
※以上の分類は完全に独立しているわけではない
本格ミステリーの特徴
本題に入る前に、本格ミステリーの性質を数点を挙げたいと思います。
1.ストーリーの基本形が存在している
本格ミステリーには、『人が死んで探偵が殺人犯を論理的に指摘する』というわかりやすい基本形が存在しています。もっと細かく言うならば、(探偵の活躍を引き立てるために)警察が無能であるとか、事件解決の時には関係者が一堂に会するとか、探偵と助手のバディとかが挙げられます。さらには本格ミステリーのルールとしてしばしば提示されるノックスの十戒やのヴァン・ダインの二十則なんていうのもあります。
作家によって癖はありますが、それでも基本的に流れは似通っているので読んでいて安心感があります。
本格ミステリーは謎の解明に関しては基本的な流れに則っていますが、それ以外の物語の部分には作者固有の癖や好みが現れてきます。例えば、京極夏彦は妖怪や蘊蓄、笠井潔は哲学、ディクスン・カーは怪奇趣味など。
本格ミステリーは謎とそれ以外の要素の二重らせんが絡み合ってストーリーを織りなしているのです。
2.キャラ小説として読める
1と内容が重複しますが、本格ミステリーは探偵が活躍する物語なので、必然的に探偵は魅力を持つことになります。(逆に言えば、探偵に魅力がないミステリーを僕はあまり好みません)
探偵は助教授だったり陰陽師だったり私立探偵だったりミステリー好きの学生だったりと様々です。探偵を中心として物語が進行すると、そのキャラクターが所属するコミュニティの登場人物やワトソン役の人物のことも掘り下げられることが多くなります。主要人物との掛け合いなどを通して彼ら彼女らのことをよく知ることができるので、愛着がわくのです。
ところで、探偵の推理方法にもタイプがあるのをご存知ですか?
探偵も一人ひとり、独立した人間なので思考方法にも特色があります。たった一つの手がかりから犯人を導く人もいれば、消去法的に犯人を絞っていく人もいます。起こっている現象から犯人を直観であててしまう探偵もいます。
書き分ける技術を持った作家なら、同じ作品内で異なる思考タイプの探偵を同時に描写することもできます。
3.得られるカタルシスが多きい
本格ミステリーは基本的に人が死ぬので、物語の序盤から全体的に緊張感があります。
手がかりを集め、試行錯誤して論理を構築していく中でさらなる犠牲者が出て……、という感じで緊張は徐々に高まっていき、関係者を集めて犯人を指摘するシーンでピークを迎えます。
推理を披露するシーンでは様々な謎が論理的な説明によって解明されていきますが、不可能性が高ければ高い謎を、強固な論理で解明できるほど、さらに言えばトリックがシンプルなほど得られるカタルシスが大きくなります。
「名探偵、みなを集めてさてと言い」という標語がありますが、探偵が人を集めるのにはどのような効果があるのでしょうか?
それはずばり、カタルシスを高めるためです。
集められた中に確実に殺人犯がおり、皆の前で犯人を指摘するという非日常的な状況が緊張感をぐんと高め、探偵の論理的解明によって安寧へと誘われることが、我々に快楽をもたらすのです。
中には関係者を集めないで、個人的に犯人を指摘することによって、落ち着いた読後感を提供するミステリーもあり、ここでも作者の個性が現れます。
4.謎解きが楽しい
本格ミステリーの一番の醍醐味ですね。
ミステリーは読者にも謎が(一応は)解けるように設計されているため、読みながらメモしたりアリバイを確認したりして考えを巡らせるのは非常に楽しいです。
叙述トリックものや癖の強いミステリーだとアンフェアに感じられる場合がしばしばありますが、純度の高いミステリーは純粋に謎解きを楽しむことができます。有栖川有栖なんかがおすすめです。
5.登場人物や物語にリアリティがない
これは完全に誉め言葉です。
本格ミステリーはミステリーの中でも一番オタクのジャンルです。その一因としてリアリティがないことがあげられると思います。
具体的に言うと変な館や、密室や毒物など、まるで現実らしくありません。
登場人物については、探偵なんて変人しかいないし、ワトソン役も作品に寄りますが相当に変人だし頭がキレることがあります。その他の登場人物も個性が強く、みな混沌としています。
要するにオタクの好きなアニメや漫画の登場人物に近く、実写でやったら見ていられないようなことを平然とやるのが多いのですね。
かくいう自分もオタクなので、リアリティの追及される社会派ミステリーよりも本格の方が好きです。
リアリティがないということは、どこか他人事のように物語を見れますからね。社会問題とか人間関係のドロドロとか見たくない人には本格はお勧めできます。
本題:ミステリーを読んで変わったこと
1.論理的に考える癖がついた
論理的に考えるとは「根拠を挙げて論理に従い結論をだす」という一連の思考だと大雑把に定義できると思います。数学の答案や論文はまさにこの一連の手続きを行っているわけですが、ミステリー小説で犯人を指摘する際にもこの思考法は欠かせません。なんとなくで犯人にされてしまってはたまりませんからね。
簡単な謎だったら、問題文を読んだ瞬間に解法がわかるかもしれません。
しかし、難解な問題に挑むとき、どこから手を付けていいのか、悩むことがあります。
そんな時は、何があっても崩れない強固な条件を洗い出して、そこから推論をスタートすることが良いと思います。
例えば一次元井戸型ポテンシャル中の粒子のふるまいを解くには、シュレディンガー方程式を立て、x=0,Lでの境界条件を用いると良いのでした。
ミステリーにも同様に考えられます。例として最もシンプルな不可能犯罪である密室殺人を考えてみましょう。
「部屋の扉が完全に(隙間なく)閉じていて一度も開かず、周りには監視の目があった」という状況を仮定すれば、『完全な密室である』という事実が強固な境界条件となっているので、自然に「被害者が自分で自分を殺した(事故or自殺)」「犯人は最初から部屋の中にいて、今もまだ部屋に隠れている」「秘密の隠し通路がある」という風にいくつかの答えに絞り込むことができるのです。
謎解きを念頭に置いてミステリーを読むと、論理というのを実感することができて、おもしれ~~と思いました。
巷では意識高そうなビジネスマンがロジカルシンキングが云々と言っていますが、ミステリーを読めばいいのになぁ~と思っています。
2.いろんな本を沢山読むようになった
始めは謎を解くつもりでミステリー小説を手に取りましたが、新鮮な驚きを求めて何冊も読んでいたら活字に慣れたので、いろいろな本を読むようになりました。
ミステリー以外では純文学やSFが多く、また海外文学も読むこともあります。
ミステリーには大衆娯楽の側面がかなりあり、読みやすいものも多いです。ドラマや映画の原作となっている作品は多いですし、入口は広いと思います。
ベストセラーとなっているものは当然ミステリーとしての出来がよく、得られるカタルシスも多いため、ずぶずぶと吞まれるように本を読むようになりました。大学生になって初めに読んだのは伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』で、すらすらと読めました。ミステリー以外を手に取っていたら今の自分はなかったと思います。
3.難解な本に対する免疫が付く
2.であげた内容と重複しますが、ミステリーを読んでいる間に活字に対する態勢がついて、次第に難しい本も読めるようになりました。
今まで読んだ中で、世間で難しいと言われる本を挙げると、(自慢だから許してね)
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』、三島由紀夫『金閣寺』、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、夢野久作『ドグラ・マグラ』あたりだと思います。
前者2作は内容が難解で、読み終えた後に自分の言葉で説明できるかと言われるとそこまで咀嚼はできていないのですが、少なくとも読んでいる途中の人物の心情やストーリーは把握できました。最後まで読み通すことができるのとできないのでは大きな違いがあると思うので、やっぱりよかったと思います。
後ろの2作は日本三大奇書と呼ばれているうちの2作品ですが、どちらもミステリーだったので楽しんで読めました。
4.知的好奇心が無尽蔵に湧いてくる
頭のいい探偵はかっこいいですからね。自分も探偵みたいになりて~と思ったら、知識欲が湧いてくるようになりました。いろいろ興味関心の移り変わりが激しいので、入門用の新書を一冊買って読むという程度が多いですが、それでもいろんな知識が身に着きます。
あと、オタクの人は共感できると思うのですが、娯楽作品というのは結構な割合で神話とか宗教、歴史をテーマにしているため、見たり読んだりしているうちに断片的な知識が自然と身についていることがあります。
好きな作品ほど「もっと知りたい!」となって関連する本を買っちゃいます。
5.創作を始めるきっかけになった
めちゃくちゃでかかったことです。
僕は普段一次創作小説を書いているのですが、そのきっかけは本を読んでいて自分の中に湧いてくるイメージを発散させたいと思ったことでした。
余談ですが、このイメージが湧いたとき、多分お風呂に入っていました。お風呂は情報量が少なく、無意識ルーティンと化しているため、一番思考に適した環境だと思います。今でもアイデアに詰まったときはお風呂に入って整理するのが習慣になっています。
最初に書いた作品は一万字くらいの純文学っぽい作品です。
それからぽつぽつと、浮かんできたアイデアを形にしてきましたが、本格ミステリーを始めて書いたのは今から三か月くらい前です。
インスピレーションは、作品をインプットすることによって自然と浮かんでくるようになりました。本を読んでいなかったら消費者のままでとどまっていたと思います。
自分を表現するのは自分を理解することにもつながりますし、承認欲求を満たせるのでオススメです。
6.文章を書くことに慣れた
地味にこれも有難かったです。
創作を始めてから文章を書くことに慣れました。
「それって、小説限定じゃないの? レポートみたいな硬い文章は関係ないでしょ?」という反論が出てきそうですが、そんなことはありません。
自分で文章をアウトプットすることによって、文章に対する解像度を上げ、小説向けの文章やレポート向けの文章という風に使い分けができるようになります。
また客観的に文章を見るということを意識するようになるため、必然的に読みやすい文章を書こうと心掛けるようになります。(実際に書けるかは別として)
まとめ
ミステリーを読むと楽しみながら自分が成長するのを感じることができる!
というのはまあどうでもよくて、本音を言うと「ミステリーの話できる友達が欲しい!」です。皆さんお待ちしております!
付録:おすすめの本格ミステリー紹介のコーナー
ミステリー読みたい! と思ったそこのアナタのために、僕が特にお勧めする国内本格ミステリーを紹介します。シリーズものは一番好きな作品を挙げますが、そのシリーズの第一弾の作品も同時に紹介します。(本当は海外ミステリー、本格以外のミステリーも書こうと思ったが、大変なのでナシにしました)
相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠』
2019年に発表されてから五つの賞で一位を取っちゃったというすごい作品。
かなり読みやすくラノベのようなテンポでページを捲ることができる。とは言っても推理の出来はものすごく良い。相沢沙呼は部屋の中にある何気ない証拠から論理を組み立てるのがかなり得意らしく、ヒントは十分に出ているのに全く解き方がわからないという不思議な作品。
続編の『Invert』『Invert II』もベストセラーとなっており、最近ドラマ化もされ評判が良い。
もっと先が読みたいです。オススメ。
森博嗣『夏のレプリカ』
森博嗣と言えば『すべてがFになる』が有名だけど、個人的にはこっちのほうが好きかもしれない。
助教授・犀川創平と女子大生・西之園萌絵が活躍する『S&Mシリーズ』の第7作目。西之園萌絵の高校時代の同級生・簑沢杜萌が誘拐されるところから始まる。萌絵と杜萌はどちらもかなり頭がよく(というかこのシリーズは全員頭が良い)、向かい合って脳内チェスをしているシーンがとても好き。
森博嗣は言語センスが独特だけど、言われてみれば確かにそうだ、みたいなユニークな言い回しが多い。あと犯人が全員天才なのもすごい。
S&Mシリーズは犀川創平と天才犯人たちとの勝負となるわけだが、犀川先生の天才ぶりが随所に現れている。天才が天才を書いた本というのが印象。天才の脳内の思考をちょっとだけ垣間見れる。
仙人がたまに山から下りてきて本を出す、みたいな感じの作者。
綾辻行人『暗黒館の殺人』
『十角館の殺人』を発表して以来、日本の新本格ムーヴメントの牽引してきたレジェンドみたいな人。『暗黒館の殺人』は館シリーズの第7作目で、ゴシック様式の真っ黒い館で殺人が起こる。黒死館殺人事件を綾辻風にアレンジしている感じで、衒学趣味が顔を覗かせている。吸血鬼が物語のモチーフになっており、僕はこの作品に影響を受けて吸血鬼ドラキュラを読んだ。
館シリーズをずっと読んできたファンに向けた感が強く、ファンなら確実に楽しむことができる。
島田荘司『占星術殺人事件』
十角館がでる前に本格を率いていた島田荘司のデビュー作。文春の東西ミステリーベスト100 2012年版で3位に輝いている。
探偵・御手洗潔と作家・石岡和己のバディもので、石岡くんの視点から御手洗の奇行が綴られる。
この作品はものすごい。なにがすごいのかというと、トリックがものすごい。人間の想像力の限界を行っていて、これより綺麗でシンプルで絶大な効果を生み出すトリックはないと思う。ネタバレを食らう前に早く読むべし。
麻耶 雄嵩『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』
新本格の問題作。麻耶雄嵩は変な作品ばっかり書く。
黒死館殺人事件のオマージュのような舞台設定で、探偵・木更津悠也と作家・香月実朝のバディもの。ではメルカトル鮎という誰なのかというと、物語の中盤以降に出てくる紳士のような恰好の銘探偵である。
最後の方のどんでん返しの勢いがすごすぎて夢でも見ていたような気分になるし、あまり覚えていないので説明は軽く。
二人の探偵が登場してどちらもシリーズが続いているが、正統派探偵の木更津よりも変人のメルカトル鮎の方が人気な印象。とはいいつつも、木更津&香月ペアの関係も十分変な感じです。
とにかくすごい作品。この続編の『夏と冬の協奏曲』もすごい。
特にメルカトルの活躍が読みたい人は『メルカトルと美袋のための殺人』を、木更津悠也の活躍が読みたい人は『名探偵木更津悠也』を読むといいでしょう。どちらも短編で読みやすい。
京極夏彦『絡新婦の理』
レンガ本で有名な京極夏彦の百鬼夜行シリーズの第5作目。シリーズの中で最も厚く、ページ数は1500pにも及ぶ大作。
キリスト教系ミッション系スクールが舞台の話で、悪魔崇拝とか黒い聖母とか、オタクが好きそうな設定がめちゃくちゃに詰め込まれている。
百鬼夜行シリーズは事件の解明を通して、事件関係者の憑き物(執着とか呪縛みたいな精神的なもの)を掃う、憑き物落としを行う。事件の真相は結構あっけないものとか、とんでもない場合があるが、なぜか納得できるし読後感も良い。おそらく、ページ数がめちゃくちゃ多いのは、結末に説得力を持たせるためなんだと思う。長いが、登場人物は愉快だし、結構すらすら読めるし、接している時間が長いので自然と好きになる。
シリーズ一作目は『姑獲鳥の夏』
笠井潔『哲学者の密室』
これも長い。長いうえに、京極夏彦のようにすらすらとは読めない、難解な本。
フランス・パリが舞台の矢吹駆シリーズの第4作目。矢吹駆と助手・ナディア・モガールのバディもの。
このシリーズの変わった点として、過去の哲学者をモデルにした登場人物と矢吹駆が議論をするという点と、駆が『現象学的推理』という特殊な推理方法を用いる点にある。
哲学者の密室では、マルティン・ハイデガーやエマニュエル・レヴィナスといった哲学者の思想をミステリーに敷衍して事件を考察していく。ハイデガーはナチスドイツを指示していた経歴があり、思想にも世界大戦が色濃く影を落としているが、そういう歴史的な側面も重厚に描かれている。
読んだ後の達成感はひときわ大きく、ちゃんと話が面白いのだからすごい。
シリーズ一作目は『バイバイ・エンジェル』
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』
国内ミステリーのラスボス。
これが書かれたのは1934年、その翌年にドグラ・マグラが出た。さらに言うと、その二年前の1932年はエラリー・クイーン『Xの悲劇』『Yの悲劇』『ギリシャ棺の謎』『エジプト十字架の謎』が刊行されており、この時期のミステリー界は本当にすごいと思う。
これまでにも何度か名前が出てきたが、ゴシック様式の館の連続殺人というお決まりの流れを広く広めたのがこの作品である。しかし、特徴はそれだけではない。本作はゲーテ『ファウスト』に則った見立て殺人だが、登場人物たちの博識ぶりや、文章の衒学趣味が存分に発揮されている。しかも、漢字に振られたルビがやたら中二臭くて最高にかっこいい。青空文庫から適当に引っ張ってきたのだと、
みたいなかんじ。めちゃくちゃかっこいいですよね。
読み終わるのに一か月かかりましたが、非常に面白いのでお勧めです。読めたら自慢できる。確実に。青空文庫でも読める。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?