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Day42_モノづくり系ECと人の購買心理
どうも!180日後に起業する人です。
今日は家族が体調不良になっていたため、夜には久しぶりに「君の名は。」を見て、新海誠ワールドに浸りました。あらためて見ましたが、やはり心に残る作品の1つでした。この作品はなんと興行収入3億8千万ドルという日本アニメ映画界でトップクラスの売上です。2回目見て、あらためて見えてきたこともあり、何回も見て考察したくなる設定があるので、噛めば噛むほど美味しいでは無いですが、見れば見るほど味が出る映画なのかもしれません(あ、今回のテーマには関係ないです笑)
モノづくりのアップデートに必要なもの
以前、この記事に書かせていただきましたが、テクノロジーの進化と権利の在り方に歪みが生じているように感じます。
そして、創作〜販売(創る・作る・売る)のプロセスのアップデートが必要であるということについては、こちらの記事でも言及させていただきました。
上記を考えると、より創りやすく、売りやすい権利の状態をデザインするかが重要と言うことを考えています。ただ、冷静に捉えるべき事実として、モノづくり系ECは失敗し続けているということがあります。
なぜ、今までモノづくり系ECは失敗してきたのか
今まで存在したモノづくり系ECは、軒並み大きなマーケットプレイスを作ることはできていません。善戦しているサービスとして挙げられるのは、GMOペパボのSUZURIだったりしますが、事業売上10億を超えないレベルのマーケットプレイスになっています。
また、ラクスルが印刷市場という切り出し方でノベルティ制作の領域で事業展開している点も成功例だと思いますが、昨年の通期事業売上(主となる印刷や間接資材系のサービス含め)377億程となります。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4384/ir_material_for_fiscal_ym/141637/00.pdf
AmazonやAlibabaといったECと比べるとやはり規模感が違います。そういった状況を踏まえ、何が購買体験として大きく違うのかということを仲間との協議を踏まえ、考えました。
人の購買心理
こだわる購買とこだわらない購買の違いを考えた際、そもそも人間ってそんなに多くのことをこだわって買うことはできないのではないかという話しをしました。ブランド物を着飾る人も、ユニクロで服を選ぶ人も、本質的に一緒なのではないかという議論をしつつ、お酒好きという人もビール好きは色んなビールを飲んでいるかもしれないですが、ウィスキーまでこだわって飲めているかというと、そこまで詳しくなかったりすることは多々あるかと思います(某大手酒造メーカーの開発者の方でさえもそうでした)。
そうなった際に、どれだけ自分自身で企画し、物を作って買いたい(自分のアイテムとしたい)のかと考えると、それは全体の比率で言うとしっかり"マイノリティ"に分類されると思います。
まずは選択して作るマーケットプレイスを
上記、購買心理を考えた際に、選択して作る体験をどこまで拡充できるかといった点と、デザイナーをはじめとしたクリエイターがいかに創りたいと思えるマーケットプレイスが大事だなと思いました。ある種、完成系の販売ではあるもののハンドメイドマーケットプレイスのEtsyは$2,748 million(4,224億円程)になっています。
https://www.buffett-code.com/company/us/0001370637/financial
Etsyはしばらくウォッチできていなかったので、また今度成長してきたドライバーが何であったのかを見たいと思いますが、今の世の中の流れを見ると良いと思えるものを購入するというあり方が主流であるということを認識しています。
そういった中、クリエイターの創造力を最大限に活かせるマーケットプレイスは何であるのかを引き続き、考えられればと思います。
180日後に起業する人