冬用手袋再考会議。 その2
早速自転車に乗って試そうかと思ったものの、急用でそうもいかなくなってしまい、まず初めの試用は自転車ではなく、メリノウールグローブタッチにウィンドストッパーライトトレッキンググローブを重ねてのジョギングとなった。
モンベルのサイトにもウールは暖かく厚手のものは雪山登山のインナーとしても耐え得ると書いてあったし、ウィンドストッパーのほうは万全の防風性と透湿性と書かれていたが、まさにその通りで、これまでに感じたことのないホカホカとした感覚と、それを外へ逃がさず、そして外気の冷たさを中に入れないという保温性能の合わせ技によるじんわりとした手のぬくもり、あれは忘れられない。それはやがて、おそらくこの冬は安心して越えられるだろうという確信に繋がっていった。この感覚を味わえただけで買った甲斐があったと思う。また、冬場は特に手足が暖かいことは幸福感に直結するのだと改めて実感した次第である。
これが手袋レイヤード沼の始まりだったことに、この時の私はまだ気付いていなかったのであった。
つづく?