ストレスチェック制度
今回は厚生労働省が定めている「ストレスチェック制度」について書いて行きたいと思います。
1.ストレスチェック制度
みなさんはこの制度、ご存知でしょうか?
この制度は毎年一回、定期的に従業員のストレスチェックを行い、その検査結果に基づいて、医師による面接指導等の実施などを事業主に義務付ける、と言う制度で、H27年からスタートした制度です。
今のところ対象企業としては、従業員50人以上の会社にこの制度の導入が義務付けられていますが、みなさんの中にも会社で普通の健康診断とは別に、このストレスチェックを受けられていると言う方もいらっしゃるかと思います。
会社としても、この結果を労働基準監督署に報告する義務があると言うこともあり、90%以上の企業で実施されています。
2.制度目的
この検査の目的としては大きく二つあって、
①従業員自らが、自分の心の状況にいち早く気付くことで、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるため
②検査結果を集団的に分析して、職場環境の改善につなげること
主にこの二つを目的としています。
3.個々が気を付けること
以前、メンタルヘルスについて取り上げさせてもらった時にも再三にわたって言いましたが、
ストレスは早めに気付いて対処するコトが重要になってきます。
ストレスやこころの病(やまい)は、熱が出たり、血が出たりと言ったような、分かりやすい症状はありませんので、「自分は大丈夫」と思っても、定期的にチェックし、自らケアをして行くことが重要かと思います。
会社でこのような制度がある人はもちろんですが、会社ではやっていない、または会社組織に属しておられない方も、厚生労働省のHPはじめ、無料で簡易にできるチェックシートなども沢山ありますので、是非、定期的にチェックしてみることをオススメします。
参考までに、これも厚労省が運営している「こころの耳」と言うサイトに、ネットで答えるだけの、簡易のストレスチェックがありますのでリンクを貼っておきます。
「5分でできる職場のストレスチェック」と言う名称になってますね。
またこのサイトには、セルフケアのeラーニングなども掲載されていますので、お時間のある時にでも併せてご覧になってみて下さい。
と言うことで今回は「ストレスチェック制度」についての話でした。
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