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国際女性デーと現場女子

3月8日は国際女性デーでしたね。国際女性デーをお祝いしよう!と企画した昨年と同様に、今年もミモザをいただきました。実は年々、この時期のミモザの金額があがっているらしく。国際女性デーへの認知度が上がっていると感じています。

WBCS主催で、現場女子で動画企画を行いました。

昨年、海外の女性職人たちがコンベックスでバトンを繋ぐ動画を拝見した際に、めっちゃいいやん!!と思った事をきっかけに、どうしてもやりたい。その想いが、今年実現する事ができました。16名の協力とその周りの協力してくださった方々を合わせると、、、本当にたくさんのおかげさまで企画が成功したことを感謝しています。ありがとうございます。

国際女性デーとは

国際女性デーは、世界的に素晴らしい活動をおこなってきた女性たちによって、社会にもたらされた勇気と決断を称える日。

男女平等の概念が世界的に広まる現代で、すべての人がお互いを尊敬しあえるような社会を目指すために、国際女性デーは重要な日です。

建設現場での男女平等と公平

これを、上のフロアまで一人で運べ。

1800の重い立ち馬を足場が立てられており通りにくい、男性でも運ぶのが大変な条件の中、

職人だったらこれくらい運べるだろう。と言われ、

意地になり、運ぶだけ運んでその日は怒りと悔しさで帰るという事でしか反抗ができなかった。そんな経験があります。

社会人として大人げない行動ではありましたが、その日以来同じような事をその人から言われる事は無くなりました。

この一件は、確かに平等な扱いかもしれません。だけども、力の差などを考慮した際に、公平な役割分担では無い。そう考えます。

例えば、小さなボードの開口に、手を突っ込んで電線を取り出す。この作業を、腕っぷしのいい男性職人と、細身でみるからに力が無さそうな男性職人がいたとして、前者に任せて、冒頭での立ち馬を運ぶ作業を後者の細身の男性に任す。

そのように、作業の振り分けをする人は少数派ではないでしょうか。

おそらく大半の人々がパワーワークを力持ちそうな人に任せ、狭いところは細身の人に。そんな、人員配置をすると思います。

それこそ、それぞれの特性を生かせる公平な人員配置ではないでしょうか。

では、何故それが、女性と男性になると、重いものを持てないのがいけない事になるのか。

それは、まだまだ女性を受けいれる体制がとれていないのと、どう接していいか分からないから。

教えるつもりが力が入りすぎてパワハラと言われたり、ほかの職人と一緒のように扱ったつもりで下ネタを話すとセクハラと言われたなど、歩みよったつもりが、逆効果になってしまった経験談も耳にする事があります。

多くはなっていったとはいえ、まだまだ女性の少ない建設現場では、

特に、職長など現場を取り仕切る立場などに関係なく

積極的にお互いの事を考える時間を設けたり、男女の平等に関する啓発セミナーを開催したりするのも、

正しい平等と公平の認識を広めるきっかけになるのではないかと考えます。

建設現場における平等とは、みんなが建設現場で自分の能力を生かして仕事ができる環境が与えられることだと思っています。

女性技能者協会でも、そのようなセミナーなどの取り組みを今後行っていきたいと考えています。