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#5 子どもの数はどのくらい?

皆さんGWをいかがお過ごしですか?
今日はこどもの日。家族でのお出かけ、みんなでお祝い、楽しみですね。

さて、この日は毎年、最新の日本の子どもの数が総務省から発表されます。
今年の発表では、15歳未満の子どもは前年より33万人少ない1401万人、総人口に占める比率は0.2ポイント低下の11.3%で過去最低とのこと。

少子化の話題がこぞって取り上げられますが、時系列で見ると、一体どのくらいの変化なんでしょう?改めて確認してみます。
1970年以降の、年齢別(3区分)人口と人口割合の推移をグラフにしてみました。

総務省統計局「国勢調査」および推計より

いま30代~50代の親世代が子どもだった1990年代までは、子どもの数は2000万人を超えていて、その割合は20%前後。日本国内に住む人のおよそ4~5人に1人が子どもでした。それが2024年には1400万人、割合は11.9%、つまりおよそ9人に1人にまで減少しています。

4~5人に1人いた子どもが、9人に1人って、子ども目線ではどんな違いがあるんでしょうね。ウチの子に聞いたら「いや、全然少なくないんじゃない?昔のこと、知らないし」だそうです(笑)
確かに、ある程度都会暮らしだと、子ども自身の実感はあまり変わらないかもしれません。ちなみにもっとも子どもの割合が少ない秋田県では、子どもの割合は9.1%ですでに10人に1人以下です。(東京都も10.7%であまり変わらない。)

そして、これからの人口推移の予測を見てみると、子どもの割合、ますます減っていきます。国立社会保障・人口問題研究所の推計(※出生低位・死亡中位)によると、2030年には子どもの割合は9.6%で10人に1人以下に。2070年には7.1%で14人に1人という少なさに。

国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」※出生低位(死亡中位)推計より

順番が逆かもしれませんが、子どもが減るということは、子どもを育てる親も減るということ。これからもますます、子どもを生み育てる人々が少数化していくということですね。子育てする親としてのボクらはすでに少数派であり、これから親になる人たちはもっと少数派に。

世の中では、いまは人の親になるのがたいへんな時代という捉えかたばかりが目に付きます。でもボクらは子どもに対して「親って最高に楽しく幸せな時間だよ!」って背中を見せることで、次の世代が親になりたいな!って気持ちにつながればいいなとも思います。皆さんはどのように感じますか。

【出典】
総務省統計局 我が国のこどもの数 -「こどもの日」にちなんで- (「人口推計」から)

国立社会保障・人口問題研究所 日本の将来推計人口(令和5年推計)


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