テニスの講釈師様
皆さん、こんにちは。テニスは観る面白さが伝わりにくいと思う木賃ふくよし(芸名)です。
さて。
ワタクシは全般的にスポーツは得意ではないのですが、昔、かなりやり込んだビリヤードをオリンピック競技にしようという動きがあったりします。
ええ。ワタクシ、ビリヤードは好きですが、ビリヤードはスポーツじゃないと思うんだよな。うん。
いや、何と言うか。別にスポーツだと分類されても困る事はないんですが、競技性から考えて、スポーツって言われても「ろくに身体動かさないけどね」って思われるのがオチだと思うんですよね。
別に、スポーツだから偉いって訳じゃないし、テーブルゲームだから偉くない訳でもないのですが、どれだけ技術介入性が高かろうと、ビリヤードとダーツはテーブルゲームの類だと思うし、やはりゴルフや卓球はスポーツだと思ってしまうのです。
カーリングは好きだが、スポーツかと言われると疑問符がつく感じ。
おっと。ビリヤードは今日の主題ではなかった。テニスだテニス。
正直言って、実際にやらない限り、テニスは面白さが伝わりにくいスポーツだと思うのですよ。
スポーツにも色々ありますが、やって楽しいスポーツ・会場で観て楽しいスポーツ、TVで観て楽しいスポーツなど、方向性は様々。
かつ、観て楽しいスポーツは取っつきやすいか、取っつきにくいか、という点でも明暗が分かれます。
例えばアメフトなんかはTV向きの面白いスポーツだと思うのですが、ルールが知られていない、という点で取っつきにくさ満点となっている。
※ アメフトは「ボールを使ってるから球技」という観念を捨て、陣取りゲームだと考えると理解しやすい。
野球は球場で見ても球種どころか選手の顔も見えないし、席が悪いとスクリーンも見えにくい。会場の空気は楽しいが、スポーツ観戦としてはTVの方がわかりやすい。
逆にサッカーはスタジアムで見る方が、全体の動きやフォーメーション、作戦などが見えるので、ボールを中心に映すTVよりゲーム自体が楽しめる。
バスケはTV向きと言われるが、ワタクシは反対である。
バスケは単にNBAがカメラワークや構図を凝りに凝りまくった結果、TV向きに仕上がっただけで、本来は目まぐるしく動くのでTV向きじゃないと思う。いや、実際にTV向きになってると思うし、他のスポーツもカメラワークを頑張れば面白くなれるって事だとも思うが。
この中で、テニスは特に、メジャースポーツの地位を確立しながらも、観戦しても面白さが伝わりにくいスポーツだと思うのだ。
ハッキリ言う。
展開が遅すぎるのだ。
これでもタイブレークが採用されたり、技術的に見てもアグレッシブな試合が増え、かつてよりは短縮される傾向にあるが、実力的に拮抗するとだいたい2時間。映画1本見られる。映画だって、手を替え品を替えても飽きられる。
そりゃテニスのカメラワークも凝ってるが、やってる事の超人っぷりに比べると、映像で伝わる超人っぷりが少なすぎるのだ。
人数は、多くてもダブルス。コートの中で、やる事・やれる事が限られている。ある程度目が肥えないと、駆け引きや攻めぎわのタイトさが伝わりにくい。
まぁ、テニスは実際にやるのが一番面白さが伝わると思うのだが、どうだろう?
さて。色々と話したが、本日の主題はここにない。
思想と話術の話が本日のテーマなのである。
いや、テニスが主題って言ってなかったか? という声もあるだろうが、
テニスを使った話術 〜思想のエッセンスを添えて〜
と、お洒落な方向性を間違ったイタリア料理のメニューみたいな感じになってしまったが、本日の主題はそれだ。
さて。まあ、実際はテニスでも卓球でもいいんだけど、会話をテニスのラリー(球の打ち合い、応酬が続く状態)だと思っていただきたい。
会話は言葉のキャッチボールなんて言いますが、口論となるとラリーです。
いかに上手に相手の放つ攻撃を返し続けられるか。それが舌戦なのです。
で。相手がサーバー(サーブする人)、自分がレシーバー(サーブを受ける人)だった場合、自分はコートのどの位置で構えますか?
基本は後部の真ん中に
なると思うんですよ。
無論、右ダッシュと左ダッシュの速度が違ったり、右利き左利きの差があったりしますから、個人差はあると思うんです。相手の癖もありますし。
ただ、特別な理由がない限りは、基本は後部真ん中になりますよね?
そりゃ、全方位に対応できますから。
前述のように、相手の得手不得手、自分の身体能力、作戦や駆け引きもあるでしょうから、全部が全部真ん中って訳じゃありません。しかし、基本は真ん中になりますし、
前後左右どれでも
対応できるのが
理想な訳ですよ。
さて。そろそろわかりましたかね?
インターネットを見てると、右とか左とか、色々アレがアレな感じだが、
思想が偏ってたり、
考えが凝り固まって
いる奴ほど、
論争に弱い。
そりゃそうだ。
常に左側で構えて待ってりゃ、右を狙われるに決まってる。
そもそも、右を狙われた際の返し方を、全然学んでない。そりゃ勝てない。そもそも相手がどんなタイプなのかという分析も出来てない。と言うか相手を見ずに突っかかってる。
論争したがる割に、自分の考え方が正しいという前提で、球種も返し方も学ばずに突っ込んでる感じ。
自分の考えが正しいと思うなら、反対側の意見や思想も学びましょう。
相手の思想・思考を学んだ上で、その隙を突きましょう。
自分の得手不得手を理解しましょう。その上で、どの位置に構えれば返せるかを考えなければならないのです。
それが出来てないから、
論争でボロ負けするんですよ。
で。ボロ負けしてるのに、
球速では
俺の方が上
だったから、
俺の勝ちだ!
とか言う謎の勝利宣言をしてたりする。しかも、「さすがの豪速球」とか褒めそやす取り巻きの所為で、敗北にも気付けない。
いや、、、? (´・Д・)」 、、、待てよ?
ひょっとして、
あいつらは最初から、
速球勝負をしてるつもりなのか?
(´・Д・)」 なるほど。彼らの目線では彼らが勝ってるし、こっちが負けてる訳か。合点がいった。
あ。これも、ついでに読んでください。
(´・Д・)」 真ん中はいいよ〜? なんと言っても、真ん中だし。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。