
小京都 Mini UZI
皆さん、こんにちは。タイトルはサブマシンガンのUZI(ウージー)と京都の宇治をかけた高度なギャグだよ。木賃ふくよし(芸名)です。
さて。いきなりですが先日、ツイッターを見ていたら、こんな記事に出会いました。
京都に母親を連れてきて昼ご飯でも食べようかと近くの暖簾がかかっているお店に入ったら入り口で「どなたかご紹介がないとうちはちょっと…」と断られて帰らされたんですけど、観光客が減った今、その店が昼に弁当を販売しているらしくて、店の前を通りかかるたびに心のなかでガッツポーズしています
— ひよ子 (@shiotanumauma) August 23, 2021
ワタクシも京都に移り住んで25年ですから、まあ、こーゆー経験はゼロじゃない。嫌な思いをした店が苦しんでいるのを見て喜ぶのは趣味が悪いかも知れないが、人間なんてそんなモンである。
ワタクシは微笑ましい気持ちで「いいね」を押した。
その翌日、何だか似たようなツイートを見かけた。
手土産を選ぼうと京都のケーキ屋さんに入ってお店の人に予算を三千円くらいでって伝えたら、「その予算ですとお箱代だけで…」と断られたことがある。滅びてしまえ、こんな街は。
— ひよ子 (@shiotanumauma) August 23, 2021
似たような、ってか、同じ人である。
ん? んんん? (´・Д・)」ん〜?
そんな店あるのか?
ワタクシ、京都に住んで25年以上だが、和菓子屋ならともかく、ケーキ屋でそんな店はそうそう無いぞ。
てか、和菓子屋でも普通はない。超高級和菓子店でさえ、低価格帯は普通に存在してる。
言いたかないが、この人、前日のツイートの和食店でも門前払いを食らってる、ってことを考えると、
態度が悪くて
門前払いを食らった
説が有力になって
しまうのだ。
そもそも、TVで取り上げられるような典型的京都人はもはや絶滅危惧種である。
↑ ここに書いてありますので、ご一読ください。
ここでハッキリ言っておくが、京都で冗談みたいに高い店は「店構えからして格式高い」とか「特定の地域にある」とか「一般人は店だと気付かない」とか「普通じゃ見つからない場所にある」とか「ちゃんと価格表出してる」のである。
ここでひとつお訊ねしたいが、誰でも無料で入れるからって、超高級ホテルのロビーでくつろごうと思うかね?
そのホテル内の喫茶店で高い金を払ってコーヒーを飲もうと思うかね?
また、小遣いが出たからって祇園の高級クラブに飲みに行くか?
あるいは、夜の銀座で散財しようと思うのか?
残念ながら、多くの人は高級そうな所は何となく知ってるし、見ればわかるし、特別な場所は知らないのである。
その外装や内装からどんな店かも想像が付かなかったとするなら、
(´・Д・)」 センスがなさすぎだろ。
言ってみりゃ、定食屋と料亭の区別が付かなかったって事なのだから。
そーゆー点から見ても、悪いけど、元ツイはかなり信憑性が薄い。
また、このツイートを信じて、
ぼったくりの店だ!
って声もあるけど、
(´・Д・)」 違います。
わかりやすく言いましょう。ぼったくりの店なら、3000円でケーキをワンカットだけ売って売上にするもん。
取れなかったらぼったくりにならない。
で。ワタクシは元飲食業界で、食べログの裏事情も大まかには知ってる。だから、食べログは好きじゃない。そもそも食べログの情報なんざアテにならないし、アテにもしてないが、ちょいと調べただけでも、京都で予算¥3,000オーバーのケーキ屋は0件である。
「意図的に食べログに載せてない店」だとすると、前述のような「そもそも一見さんお断りの店」って事になる訳ですが、、、
さて。ここまで読んで皆さんは、元ツイの人とワタクシの、どっちを信じますか?
真相はわからないけど、
「京都で嫌な目に遭ったから、バイアスがかかっている」←偏見で、より嫌な気分になる。
「京都で嫌な目に遭ったから、京都をくさしたい」←そもそも貶すつもりしかない。
「あしらわれて当然の横柄な態度だった」←京都じゃなくても問題アリ。
「そもそも場違いな店だった」←京都関係ない。
なんて事が予想されるのである。
言いたかないが、1回目の京都ネタがウケたから、創作したウソ。なんて可能性も捨て切れない。
(´・Д・)」 で。ワタクシが目を通した時点では、まだ誰も指摘していなかったが、
現実的に、可能性として最も有り得るのが、
『予約などで受注生産メインのケーキ屋』
『受注のホールケーキなので¥3,000以上は普通』
『そもそも予約もナシに、いきなり買える訳ねえだろ』
である。
コース料理しか出していない焼肉屋で、コースが出せるって事は単品でも出せるだろ! いいからビールとタレミノだけ食わせろよ!って言ってたら、
(´°皿°)」 ウチの店は付き出しのナムルが¥3,000強制だけど、どうする? 座る? 帰る? って聞かれただけの事だ。むしろ親切だろ。
って事になる訳だ。いや、本当の所はマクドナルドのJKと同じく、箱代¥3,000のケーキ屋なんてモノが存在していない、とワタクシは考えている。実際の出来事ではなく、4コマ漫画のような創作と同じだ。
そもそも、これに限らず「ぶぶ漬けでも食べていきなはれ」なんてのは、もはや伝説か作り話に近い。
京都人に「イケズされた」なんてのも、バイアスの産物が大半なのではないかと睨んでいるのである。
(´・Д・)」 あ。ワタクシ、京都生まれの兵庫育ち、京都に住んで25年。アイデンティティ的には兵庫人ですが、兵庫にも京都にも、特にこれと言った愛着はありません。憎悪もありません。
なので、京都の悪口も兵庫の悪口もまるで気になりませんが、嘘を広めるのは感心しないだけです☆
ちなみに京都には、ぼったくりの店がない訳ではない。観光名所付近のお茶サロンだの喫茶店だのの一部や、近年は減ったが、盆や正月だけ全メニュー+¥1,000するような、
(´°Д°)」「は?????????」
ってフザケた店は確実に存在するし、本当の意味での
一番のぼったくりは
駐車場なのである。
料金表をよく見ると、こっそり「上限なし」とか「土日別料金」とか「10分毎」とかブチ込んでくる。
京都で一番観光客を騙そうとしてるのは駐車場だ。
いいか? むしろ、こっちに気を付けろ。騙されるなよ。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。