料理上手とは
皆さん、こんにちは。料理は愛情じゃなくて技術。木賃ふくよし(芸名)です。
ワタクシ、ほんの数日前までは、一応「料理人」を名乗る資格はあったと思うんですが、今はもう店を潰しちゃったので、名乗れません。はい。
そんな訳で元料理人の端くれの戯言になりますが。ええ。
先日、上島さんとお話してたんですけれども、「料理は、インスタント袋麺に、びっくり水を入れるところから始まる」って話題になりまして。ええ。
なるほど。差し水の有無が、料理の始まり、という説である。
念のために説明すると「びっくり水」「差し水」とは、沸かした湯に麺を投入すると起きる突沸を防ぐ冷水のことである。
なお、差し水には、いわゆる吹きこぼれを防ぐだけでなく、麺の表面温度を下げ、内部までしっかり湯掻く効果もある。
これを行うか否かが「料理の始まり」である、と。なるほど、一理ある。
ちなみに、ワタクシの「料理の始まり」とは、「飯を食う時に、味や素材、調理法に意識を巡らせる」ことだと思ってます。興味ない奴に美味い料理なんか作れない、と思うんで。
さて。そこでワタクシが考えたのは、
「日清焼きそば」を
いかに上手に作れるか。
アレです。袋麺の。UFOじゃないです。袋麺の日清焼きそば。コレを、如何に上手に作れるかが、割と料理上手への大きな壁だと思うんですよね。
麺がフライパンに張り付く、焦げ付く。
水が多すぎる、少なすぎる。
火加減がかなり難しい。
粉末ソースの配分が不均等。
麺が均一に茹でられない。
具や麺の投入時間が難しい。
などなど、インスタント麺と思えないほどの技術を要求してきます。恐るべし、日清焼きそば。
実際、料理をやってたワタクシからしても、中々に難しいと思うんですよね。特にフライパンに入れる水の量と火加減。
いや、それしかない説もあるけど。
入れすぎると麺は焦げ付きにくいし、均等に火は通るけど、ソースが緩くなる。少なくすると火の通しが難しいし、ソースが均等にならない。
特に上面と下面(上麺と下麺?)をひっくり返して崩すタイミングの難しさと言ったら。
この完璧な水の量と、完璧な火加減なくして、完璧な日清焼きそばが有ろう筈がない。
しかし、です。
料理は技術です。
技も使い方次第です。
ワタクシが推奨する日清焼きそばの完璧な作り方は、
フライパンで具を炒め、
小鍋で麺を湯掻く。
好みの硬さまで茹で上がったら、フライパンに投入。ソースも好みの濃さまで茹で汁を足すことで調節できるのだ。
これだけで上麺と下麺のバラつきはなくなるし、水が多すぎ少なすぎ問題もクリアできる。
そんな卑怯な!とか、インスタント麺に鍋を2つ使うなんて!とか、面倒じゃねーか!って声も聞こえてきそうですが、そもそも日清焼きそばは乾燥野菜も肉も入ってないから、何か足さなきゃ味気ないし、割と調理寄りの性質が強いんですよ。
そんな訳で長く愛される日清焼きそばの簡単で美味しい作り方、でした!!
なお、これだけ熱く語っても、ワタクシはUFO派です。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。