ロールプレイングバー
皆さん、こんにちは。バーテンダーを辞めて、もう5ヶ月。木賃ふくよし(芸名)です。
何故か日本では、RPGとかロールプレイングゲームと言うと、
ファンタジーとか、
主人公を育てるゲーム
ってイメージが強くなってしまいましたが、本来のRPGとはrole playing gameなので、役割(role)を演じる(play)ゲームな訳ですから、一番わかりやすく言うと、ごっこ遊びな訳ですよ。
ごっこ遊び。
女子で言うと、おままごと。
っとて言うと聞こえは悪いけど、
ごっこ遊びもおままごとも、超楽しかった訳じゃないですか。大人になったらやらなくなるけど、やっちゃいけない理由はない。ただ、何となくやっちゃいけない気がしてる。
だからこそ、コンピュータゲームでもRPGが人気ジャンルのひとつと言う訳です。
このコンピュータが用意するゲームの世界だけでなく、テーブルトークRPGと呼ばれるものもありますね。
これは、ごっこ遊びの舞台を自分たちで用意する訳ですね。行動は自由。世界は頭の中でフルグラフィック。用意するのは紙と鉛筆とサイコロって感じです。
コンピュータゲームよりも、より没入感の強い「ごっこ遊び」が楽しめる訳ですが、最低限ゲームマスターとプレイヤーの2人が必要になりますので、その点が難しい所。
しかし、今からワタクシが紹介するのは、超お手軽で、1名からでも遊べ、難易度も高くスリリング、二十歳以上なら、誰でも出来ちゃうRPGの遊び方を教えちゃいましょう。
ドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロ←ドラムロール
題して、
ロールプレイング・バー
じゃじゃん♪
やり方は簡単。
基本的に知らないバーやカウンター居酒屋に入って、店の人と話すだけ。
そして、全く違う自分を演じます。
バリバリ地元の店でも、「今、仕事で山口県から来てるんですよ」とかテキトーな事を言って、名前も年齢も仕事も性格も、全く違う自分になりきるのです。
「ええ。デザイナーなんですよ。本来ならデータでやり取りするんですけど、ちょっと大きな案件で、直接建物を見て、色々決める感じになりましてね」
とか、ひたすら嘘で塗り固めていきます。
身分詐称と言えば、確かに詐称ですが、別に誰かから何かを騙し取ったりする訳ではないので、テキトーに普段と違う自分を演出して楽しんでください。
ガッチリと設定を固めて挑むもよし。
その場のアドリブでガンガン新しい自分を作っていくのもよし。
1人でその世界を楽しむも良し。
仲間と共通の設定で楽しむ事もできます。
仲間とアドリブを楽しむ事もできます。例えば、わずかに時間をずらして入店し、知らない人同士を演じるなんて遊びもアリでしょう。
まあ、嘘をつく行為なので、よく思わない人もいる事でしょう。ですが、一切種明かしをしなければ、綺麗な嘘のままで終わる事も出来ます。逆に、何処かで種明かしをしてもいいかも知れません。
あまり褒められた行為ではないかも知れませんが、別に被害者が出る訳でもないので、その辺は大目に見てやっていただけると助かります。
でもコレ、ワタクシが思いついた訳ではなく、実際に知ってるお客さんがやってるのを初めて見たんですが、
ずっと
外国人留学生の
フリしてるのは
めちゃくちゃ
面白かったですよ。
生粋の日本人ですが、かなり若く見えるのと、言われてみればアジア系の顔立ちです。
とは言え、初めて会う別のお客さんに「海外から日本に留学に来てます」ってものすごく流暢に、でもちょっとだけ下手な日本語で名乗った時は内心ではらわたが捩れるぐらい面白かった訳ですよ。
何かあるたび、「日本ではそうですが、わたしの国ではー」と挟んだり、
話が盛り上がったタイミングで、
「ゴメンナサイ。
今の日本語、
早くて聞き取れなかった」
って水を差す所とか、ホントに笑いを堪えるのに必死になるレベルでした。
ご興味があられましたら、皆様も是非、ロールプレイングバーをお楽しみください。
え? ナニ? 面白そうだけど、酒が苦手なのでバーに行けない?
何言ってるんです? あなたはお酒が大好きだけど、車を運転しなきゃいけないから、今は飲めないんですよ?
※ この記事はすべて無料で読めますが、ロールプレイング・バーを面白そうと感じた人は投げ銭(¥100)をお願いします。
なお、この先には特に何も書かれてません。
あと、実際にやって生じたトラブルには、一切関知致しません。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。