さよならバイバイ

　皆さん、さようなら、、、じゃなかった。こんにちは。木賃もくちんふくよし(芸名)です。

　唐突ですが、なんか色々と面倒臭いと感じる今日この頃。
　きっと暑さのせいです。
　カミュの「異邦人」にて、主人公ムルソーは、

　(´°Д°)」 太陽が眩しかったから。

　と言って人を殺します。
　案外、人なんてそんなものなのかも知れません。傑作とされるカミュの「異邦人」は、難解な文学作品と云う人も多い。
　実際、作品を読めばわかりますが、主人公はおそらく「太陽が眩しかったから」人を殺したのではないのである。あらすじしか読んでないとそう誤解する人は多いだろうけど。

　では、なぜあらすじにそう書かれているのか。

　主人公がそう供述したからである。

　しかし、色んな事に無感動・無感情である主人公は、動機を問われて「そう答えた」に過ぎないのだ。
　この手の物語はとかく色々と解釈があり、その差異を楽しむなんて事もできる。

　・主人公が最近亡くなった母親の事で、実は滅入っていた。
　・そもそも主人公に一般的な感情が乏しいので死の概念が薄い。
　・物理的に太陽が眩しかったから。
　・何らかの比喩として太陽が眩しかったから。

　様々な見解がある。そして、殺人の動機は「太陽が眩しかったから」という可能性も充分に考えられるのだ。
　感想や解釈なんて個人が思った通りで、それは例え「作者がこう言った」とて、覆るものでもない。無論、覆ってもいい訳だ。
　つまり、個人の主張として「俺はこう思う！」は誰にも否定されるものではないし、それを他人とぶつけ合うのは非常に楽しいと思う。
　思いが交差する中で、意見が変わっても変わらなくてもいい。ワタクシはそう思うのだ。

　しかし、だ。

　主人公の名は？ と問われ、

　(´･∀･)」 マリー。

　って答えが来たら、

　(´°Д°)」 いや、
　ムルソーだろ。

　となる訳であり、感想は個人の自由でいいが、ここで真実と事実の差が明白になるのである。
　厳密に言うと「異邦人」の主人公は、ひょっとするとムルソーではないのかも知れない。ホームズとワトソンのようなものだ。「天」の主役が天貴史なのか、井川ひろゆきなのか、赤木しげるなのかは個人の見解による。
　「ダグラム」の主人公がクリンなのか、サマリン博士なのか、ラコックなのかも見方次第だ。デスタン？ デスタンは満場一致の寄生虫です。

　つまり、異邦人におけるムルソーは狂言回しに過ぎず、ひょっとするとマリーが主役なのかも知れない。作者がそう思いながら書いたかも知れない。読者がどう思うかも自由。
　だから、主役でさえ別に誰だっていいのだ。しかし、作中にて殺人と言う罪を犯し、動機を「太陽が眩しかったから」と答えたのは誰？と問われれば、

　(´･Д･)」 ムルソー
　しかおらんやろ。

　となる訳である。これが個人個人の中にある「真実」と、たった１つしかない「事実」の差だ。
　「主役は誰か」までは個人の考え方次第と認めよう。これは個人が持つ「真実」である。
　しかし「太陽が眩しかったから」と供述したのはムルソーだけ。これが「事実」だ。

　多くの人は「言われるまでもない」と答えるだろうが、ネット上には、この差が曖昧な人間が多数存在する。
　真実と事実の区別ができない人間だ。あるいは真実こそ事実より重いと考える人間。ワタクシはコレが非常に嫌いなのである。

　ワタクシは集合知に触れられるネットの世界が大好きだが、その反面、必ず湧く愚者が嫌いなのである。

　先ほど述べた、真実と事実の区別がつけられない曖昧さん。
　他にも沢山いるぞ。

　社会ってのは属するコミュニティによって善悪が逆転したりする。それどころか、6:4で善悪が混在していたりするものだ。何なら、11:10で混在していたりする。合わせて100になる訳でもない。
　残念ながら、「善」というパラメータは、減っても「悪」にはならないのである。
　「善」のパラメータが減少しても、それは「善ではなくなる」だけなのだ。
　「悪」が減っても「善」にはなれない。「悪ではなくなる」だけ。
　それどころか、善も悪も立場や時代で大きく変化する。善悪など吹けば飛ぶような貧弱な存在なのだ。

　それを、世の中には善と悪の２種類しかないと考える上に、自分が善側だと思い込んでる奴がいる。何故かいつも正義側。
　だから「悪」を攻撃する事に躊躇いがない正義くん。

　そう。物事は善悪だけではない。やり方も100あれば、その段階も100あったりする。
　例えば手品。トランプマジックで、引いてもらったカードを当てるなんて手品は本当にタネが100種類以上ある。
　「全部並べてあるから、すぐ判別できる」から、「カードに作為がしてあって判別できる」やら「鏡で見てる」「観客側にサクラがいる」なんて力技だけでも沢山ある。
　そして、それを行う者の技量に差もある訳だ。これらを並べて考えた時に、

　「仕込みが大変だけど失敗が少ない」や、
　「簡単だけどタネがバレバレ」だったり、
　「仕込みはないけど技量が必要」だとか、
　「仕込みも技量もいらないけどコストが掛かる」

　ってな差が出てくる訳だ。
　政治でも経済でも仕事でもそれは同じで、「こうすりゃ解決」なんて方策はまず存在せず、それが出来ないのには何らかの理由がある。
　そーゆー単純に言っても、1~100まである事象を、０か１かでしか考えられないゼロイチくん。

　と、こんな風に割と事細かに書いても誤読と言うか、曲解してくる連中がいる。
　これも色々種類がある。まだ理解できてない。根本的に理解できない。理解したら負け。理解してるけど反対したい。
　リテラシー(読解記述力)がないのか、突っぱねているのか。
　こーゆー連中は書いてある事ではなく、書いてない事を勝手な想像で埋めて、自分にしかわからない話を進めてくる。

　いや、もはや想像ではなく妄想さんだ。

　リテラシーがないからか、自分の無知に気付かず、自分の中の正義を遂行しようと拳を振り上げる。
　しかし、無知であるが故に周囲から間違いを指摘されてしまう。
　だが残念な事に、振り上げた拳の収め方も知らないのである。無知さん。

　その癖、羞恥心はあるらしく、恥を隠そうと恥を重ね続ける上塗りくん。

　羞恥心だけならまだいい。厄介なのはプライドだ。自らの嫉妬に気付かず、多数派は間違ってると思い込み、少数派である事に意地になる誇り高し君。

　と言うような話をすると、

　それらを俯瞰で
　見てるつもりの該当者。

　(´･Д･)」 そんなんばっかり。

　自分の気力や、あるいは自分の生活が充足しているなら、

　(´･∀･)」 それでこそ
　人間が人間たる所以。

　と笑うところだ。そう。笑える話であるべきなのだ。半笑いかもしれないけどな。
　だけど、右も左も、前も後ろも、何なら上も下もそんな愚者ばかり。

　だから、ネットをやめる事にした。

　だから、コレで引退。さようなら。

　(´･∀･)」 って言いながら、
　すぐ戻ってくる

　かまってちゃんとか。

　(´･Д･)」 ネットの世界
　ってそんなのだらけ。

　(´･∀･)」 まあ、
　お可愛いこと❤︎

　(´･Д･)」 え？ 引退？
　えっ？ ワタクシが？

　(ヾﾉ･∀･`) ﾅｲﾅｲ

　(´･∀･)」 ツイッターからの誘導と、noteからの収入ナシだと食っていけんのよ。

　それが微々たるものでも、これのお陰でバイトを３~４日ぐらい減らせるんだから。

　※ この記事はすべて無料で読めますが、noteの収入でもっとバイトを減らせるように、投げ銭(¥100)をお願いします。
　なお、この先には、マジでツイッターをやめる事になるかも知れない話が書かれてます。