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全ての才能は消耗品である


 皆さん、こんにちは。大人を通り越して身体はガタガタ。頭脳は成長した気もするが、精神が子供のまま。木賃ふくよし(芸名)です。
 はい。先日は「才能ある奴に嫉妬するだけ無駄」と言う話をお届けしました。
 読んだ方にはそれなりに好評だったようなのですが、驚くぐらいに読まれませんでした。なぜ読まれなかったのかはわからないんですが、あまりにも読まれなかったので黒板のツイートに補足説明として追記したんですよね。
 すると何故か、一気に読む人が増えました。よくわかりません。

 しかも、補足はあまり黒板の内容に関係なかったんですが、そちらの方が割と好評だったので、それをリライトして記事にしてみる事にしました。

 要するに、前回は「才能ある奴に嫉妬するのは無駄」って話でしたが、今回はむしろ「半端な才能を持つぐらいなら、才能なんか、ない方がいい」って話です。

 ハッキリ言います。

 半端な才能は
 身を苦しめます。


 芸は身を助くなんて言いますが、それこそ「才能がある」って事です。
 どんな芸であれ、「それで食っていける事こそが才能」なのです。

 例えば、プロ野球選手。スター選手として荒稼ぎしてれば、肉体が壊れても、その後はどうにでも食っていけます。
 つまり「一時はそれで食える」ってぐらいの才能は、残念ながら才能ではない、と言える。
 言い換えれば、潰しがきく、ってのは「才能」なのだ。

 先に言ってしまうと、ほとんどの才能は「有限」なのである。
 肉体を資本とする才能がわかりやすく、老いには勝てない。美貌が典型例だろう。
 知力や芸術方面では、体力ほど可視化できる訳ではないが、衰える才人は山ほどいる。
 ある日を境に、つまらなくなる小説家や漫画家はたくさん見てきた。

 だからおそらく、ほぼ全ての才能はいずれ枯渇する。
 つまるところ、人は「才能を換金して生きている」に過ぎないのかも知れない。
 
 その才能を全て換金し終わった時、死ぬまで食っていける価格かどうかが才能なのだ。


 すなわち、

 半端に
 「何とかコレで
 食っていけるんじゃ、、、?」
 等と勘違い
 させちゃうぐらいの

 ショボい才能なんて、
 ない方がいいのである。


 上を見て、「ああ。自分程度じゃ無理だわ」って諦める方が楽なのである。利口なのである。
 無論、上の世界に入って食っていける才能なら、それに越した事はない。理想だ。
 しかし、現実ってのは甘くない。
 非才・凡才が山ほどいて、


 「自分には才能があるかも知れない」


 と勘違いするのが非才と凡才の典型なのである。

 その非才・凡才が勘違いして、その世界に打ち込んで、結局は打ちのめされて意気消沈するのがキツいのよ。
 
 若い頃ならそれでも打ち込めたし、寄り道も方向転換もできた。
 打ちのめされても立ち上がれた。今はもう、食う事が最優先されて、打ちのめされてる時間はない。いや、単純に時間がないのだ。
 よし! 向いてない! 他の世界でやり直し! と悟った時には、以前より衰えてる訳ですよ。

 体力、精神力、集中力、感性、発想の柔軟さ、時間、その全てが目減りしているのだ。

 特に敗北の味を知った後だから、精神力は削られる。そして、その精神力の消耗は全てに影響してくる。
 だからこそ、若い頃は愚直であるべきなのだ。
 体力も気力も時間もあるうちに、まだまだ伸び代があるうちに、一心不乱に打ち込んで、行ける所まで行かなければならない。

 先程、「才能は有限である」と言った。
 だから、言っておこう。

 才能のひとつは限りある「若さ」なのだ。


 若者は、その限られた「才能」を活かして欲しい。これは、失敗したおっさんからのお願いだ。

 トップレベルの凄さも知らず、己の限界も知らず、世間も知らず、それでも一心不乱に打ち込める愚かさは才能。打ちのめされて立ち上がれるのも才能。諦めて別の道を選べるのも才能。
 その才能は「若者」であれば、だいたい皆が持っている。
 「自分には才能がない」と思ってる若者は考え直して欲しい。

 「若さ」は若者なら、

 ほぼ誰もが持っている有限の才能だ。


 あるうちに活用しとかないと損だぞ?


 愚直に打ち込むも良し! どんどん新しいことを試すも良し! それが特権なのだから。



 んで、半端な才能はホントに困る。

 ワタクシがまさにソレなのである。

 例外的天才なら、一文字で100万円稼ぐと言う。
 糸井重里なんかがその例
だろう。←ジブリ映画のキャッチコピーとか。

 それほどでなくても、才能がちゃんとあれば、プロとして生きていける。

 非才なら、何文字書こうと1円にもならない。


 ワタクシの場合、一生懸命にやって、それでも、

 どうにもコレじゃ食えそうにないって金額なら稼げるのである。


 (´・Д・)」 色々諦めて就職するか、粘って食えるように頑張るか、悩みどころですわ。


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 なお、この先には特に何も書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。