どっかつ！

　皆さん、こんにちは。結婚できそうにない木賃もくちんふくよし(芸名)です。
　さて。本日のお話は、まずオチの部分から入ります。オチの部分から入りますが、

　・何がオチなのか、サッパリわからない人は、
　何の事だか理解できなくていいので、そのままお読み進みください。

　・逆にオチが読めちゃった、って人は、
　「あ〜あ…」って思いながらお読み進みください。

　さて。
　就活、婚活、妊活、パパ活と、何でもかんでも「活を付けたら許される」とでも思っているのか。活は活でも若干だけネガティブな、

　独身活動についての
　お話をお届けしたい。

　本日のお話は、独身活動、つまり

　「独活どっかつ」です。

　※ はい。ここがオチです。わかった人もわからなかった人も、そのままお読み進みください。

　さて。
　家系の存続や、国家の繁栄、ひいては人類そのものの未来を考えるに、結婚して家庭を持ち、子を育てる事は重要である。そこに異論はない。
　ないが、範囲を個人にまで狭めると、必ずしも家庭を築く必要もないのだ。
　恋愛なり肉欲なり財産なり家柄なり家事の分担なり、個人が結婚する理由は様々であろう。それに口を出すつもりはない。しかし、同時に口を出してもらいたくないのである。

　(´･Д･)」 独身でいる事に。

　世の中には得手不得手や、好き嫌いがある。つまり、本人の願望がどうであれ、自他共に認める非モテの烙印を押されているにも関わらず、恋愛しろよ、結婚しろよ、と言うのは結構酷な話だ。
　また、恋愛や結婚が出来るかどうかではなく、ワタクシみたいに、

　一人暮らしが
　好きすぎる人間。

　みたいな結婚したくないケースもあるのだ。
　まあ、ずっと独身のワタクシが「しようと思えば結婚できるもん！」と言っても説得力はないだろうが、断言できるのは「結婚は、する事ではなく、継続する事に意味がある」と言う事である。
　無理に婚姻状態を続ける必要はないが、結婚して幸せになる事が肝要。幸せでない結婚生活に意味はあるだろうか。他人との共生に向いていないワタクシみたいなタイプが耐えられるであろうか？ 否。断じて否である。独りが好きなのだ。

　ワタクシは数回の同棲生活を経験しており、また、結婚話が寸前でトラブルにより破談、という経験もあり、そういったトラブルから余計に忌避している部分はある。
　結婚ともなると当人だけの問題じゃなくなるし、そーゆーのを何回か経験すると面倒だし近寄りたくない。
　
　その点、独身はいい。自由だ。他人を気にしなくていい。最高。

　ん？ 独りだと老後が心配？

　介護してもらう相手ってだけなら、金でほとんど解決できるぜ？
　それに、介護する側かも知れんよ？ 介護したいほど好きな相手なら構わんだろうがね。

　ワタクシゃ長生きにも興味ないし、可能かどうかはわからんが、介護を必要するまでに死にたいと思ってる。
　まあ、一人暮らしが長くて快適だと介護を受けたいとも思わんし。

　そりゃ、ある程度の家事は出来なきゃ困るが、致命的なモノではない。
　掃除程度は不得手でも出来ない奴はいないだろうし、散らかった部屋が平気なら問題はない。金があるなら業者に電話すれば済む。

　洗濯だって今じゃ畳んでしまう以外は完全に全自動。金があるならクリーニングでもいい。

　あとは飯。
　コレも別に大した事じゃない。金があるなら外食でもウーバーイーツでも好きにすればいいんだし。
　それに自炊ぐらい大袈裟に言う必要もない。米炊いて、肉か魚でも焼いて、野菜を煮て、味噌汁が作れれば充分。
　きちんと教えれば１週間で一通りは出来るだろう。その程度だ。

　確かにワタクシは自分で飲食店を経営していたから、料理はある程度できる。和洋中伊仏印一通りは勉強した。そろそろ春だから山菜の季節だ。筍をはじめ、土筆、薇、蕨、、、おっと漢字だと読みにくいな。
　タケノコ、ツクシ、ゼンマイ、ワラビ、ウド、フキ、タラノメ、、、こーゆーのも大体調理できる。
　いや、コレらも今は、ネットを調べりゃすぐに正解を見つけ出す事が可能なのだ。

　つまり、独身でいる事に必要なスキルなんて殆どない。
　自由でいるメンタルと、引き換えで強いられる不自由を受け容れる気持ちさえあれば、独身でいる事に活動など必要ないのだ。

　そんなある日(※ 数年前の出来事である)、某FBというSNSを眺めていたら、妙な見出しが目に入った。

　【小料理屋の女将に学ぶ、独活の調理法】

　ワタクシは首を捻った。

　(´･Д･)」 独活？

　しばらく考えて、パパ活だの婚活だのという低俗な流行語を狙って作られた「独身活動」の事であろうと言う結論に辿り着いた。

　またクソつまんねぇ言葉を思い付きやがったな、が第一印象である。
　とは言え、「婚活」みたいに、「結婚しなきゃダメ！」って縛り付ける活動よりは、「独身でもいいじゃない」って、ゆる〜い活動の方が好ましいとは思う。

　そんな訳で、記事の内容はつまらなそうだけど、ちょいと読んでみるかな。

　(´･Д･)」 なになに、、、？

　小料理屋の女将に学ぶ、、、

　独活ウドの調理法

　(´°Д°)」 普通にレシピが載ってた。

　お前、漢字も読めんのか、と。ウドも知らんのかと。
　いや、ちなみに、言い訳する訳じゃなくて、ワタクシ「独活」を「ウド」って読む事は知ってたんですよ。ツクシとかフキとか読めるし。蕨と薇は混同するし書けないけど、独活は知ってたの。
　と言うか、

　知ってたにも関わらず、

　記事の内容を頭っから小馬鹿にしてたから、

　「どっかつ」って読んじゃった。

　っていう恥ずかしい話でしてね。ええ。個人的にはそっちの方が、知らないよりずっと恥ずかしい。
　ちなみにワタクシ、一番好きなボーカリストがウド・ダークシュナイダーなので、ウドと入力するたびに「独活」の変換候補が出てくるから、漢字を知らない訳がないのさ。

　ボトムズも大好きだしな。

　そんな訳で、人間は思い込みで思わぬ失敗をしてしまいますから、皆さんも気をつけて下さいね。

　※ この記事はすべて無料で読めますが、ウドのコーヒーが飲んでみたい人(¥100)をお願いします。
　なお、この先には、破壊の後に住み着いた欲望と暴力、百年戦争が生み出したソドムの街。悪徳と野心、頽廃と混沌とをコンクリートミキサーにかけてブチまけた話しか書かれてません。