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2年後に、飲み屋が死滅する


 皆さん、こんにちは。予言による人類滅亡から、20年以上経過しました。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 ノストラダムス先生の予言を信じてはいませんでしたが、予言を聞かされ続けて育った長い年月より、もう、あと数年で予言が外れて生き延びている時間の方が長くなります、、、。

 そもそも、ノストラ先生の予言そのものが、あやふやで、そんなの


 なんとでも (´・Д・)」 解釈できるやん


 としか思ってないので、むしろオカルトや似非科学に引っ掛からないデモンストレーションとして、相当役に立ったと思ってます。
 お陰で占いや詐欺、オカルト、宗教、似非科学などに騙される事はありません。ありがとう、ノス先生。

 で。本日の話題はノ先生とは無関係にワタクシの予言を書き記そうと思います。その内容は言うまでもなく、タイトルで予め宣言してありますが、

 2年後に飲み屋が死滅する、というものである。


 条件としては、2年後までコロ ナ騒ぎが続けば、って話ですけどね。で。2年後もまだコ ロナ コロ ナ言ってると思う。だから結構ヤバい。

 いや、こんな状態があと2年も続けば、飲み屋に限らず飲食店の多くは死に至るだろうよ、って声が聞こえてきそうですが、そーゆー話じゃないんです。
 昼間に営業できる飯屋より、夜に営業できない飲み屋の方が厳しいのは当然
 いえ、無論それらも原因の一端ではあるんですが、そーゆー話じゃないんです。

 ヤバいのは飲み屋文化なんですよ。


 いいですか。どんな嵐が来ようとも、街が根こそぎ剝されようとも、人がそれなりの数だけ住んでれば、飯を食う場所はいずれ必ず現れる。
 しかし、飲み屋はそうじゃない。
わかるだろうか。

 いやいや、人が住んでれば飲み屋も現れる? 実際、今までそうだったし?


 (´・Д・)」 今までは、な。


 もったいつけて予言するのは嫌いなので、サクサク説明するけど、

 飲み屋に飲みに行くって文化が、4年も断絶されると、復活が難しいって事なのである。


 例えばワタクシの住む京都では祇園祭が騒ぎの影響を受けて中止。しかし、技術伝承のために、山鉾の組み立ては行われたのである。
 要するに、年に1回しか行われない山鉾組み立てだから、2年ものブランクがあると伝承者がいなくなってしまうのだ。

 わずか2年で? と思うだろうが、2年で高齢者がどれほど死ぬか。2年でその土地を離れる者がどれほどいるか。
 文化の断絶における1年はそれほどに大きいのである。

 そして、わかるだろうか。

 残り2年で根絶されるのは、飲み屋ではなく、

 飲み屋の客の方なのだ。


 そう。この2年+残りの2年。この期間が何を意味するか。


 大学生の在学期間である。


 つまり、大学生の時に無理矢理飲まされて酒の味を知ったって層は少なくない。
 無論、大学のサークルだのゼミだのと、繋がりそんなものがなくても酒の味を知る機会はあろう。実際、ワタクシは高校中退だが、自分でバーを経営してしまうぐらいには酒が好きだ。

 だが、多くの人から大学の飲み会をなくすと、ほとんどの人間は酒を飲む切っ掛けを失うのである。
 特に酒ってのは、最初から「美味い!」と感じる人は少ない。飲んでいくうちに美味くなっていく人が多く、何なら最初は「マズい!」と思う人の方が多いのではないだろうか。

 そんな酒に触れる機会が、4年間も失われる。
 つまり、先輩が、サークルが、飲み会を開いて後輩に飲ませる、という文化が根絶するという事に他ならない。
 大学だけではない。会社なんかの飲み会も同様だ。
 ただでさえ、忘年会や新年会、会社関係の飲み会は嫌われている昨今である。
 残された2年間で、飲み屋とその客という文化を上手に守らなければ、割と真剣に、外で飲むって文化が死滅してしまいかねない。

 この20年でタバコという文化は大きく衰退した。
 次は酒であろう。
 この風潮に追い風となるのが、この騒ぎである。

 元飲み屋の経営者として、酒好きとして、この事態を割と重く受け止めている次第だ。

 騒ぎが収まるまでに、どうにか金を集めて店を再開する、というプランもある身としては、飲み屋の火を絶やして欲しくはないのである。


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、店の再開の資金に繋がりますので、投げ銭(¥100)とかサポートをお願いします。
 なお、この先には特に何も書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。