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世界で一番、安全な場所。


 皆さん、こんばんアーイハブザパーワー! 木賃もくちんふくよし(芸名)です。

 皆さん、


 『ヒーマン 黙示録』を観よう?


 (´°Д°)」 めちゃくちゃ面白いから。


 正直言って、今年で一番面白かったアニメ作品は、まだ1ヶ月残ってるけど、この

 『ヒーマン 黙示録』に

 決定でいいと思う。


 正確には「ヒーマン マスターズ オブ ザ ユニバース 黙示録」が正式名称。原題は「ヒーマン アンド マスターズ オブ ザ ユニバース リベレーション」(HE-MAN AND MASTERS OF THE UNIVERSE REVELATION) 公式の略称は"MOTU"である。
 どう書こうともややこしくなるので、玩具シリーズや「シーラ(SHE-RA)」などの関連作も全部含めて「ヒーマン」がわかりやすいと思うため、ワタクシはヒーマンという略称を使っていこうと思う。

 まあ、ワタクシは真面目な話、このシリーズを40年追いかけてきて、ようやく与えられた褒美つまりヒーマン用語で言うとプレターニアに到達した訳です。
 もうね、10年来の恋が実ったとかそんなんじゃ、


 味わえない快楽を得た訳ですよ。ええ。


 わかりやすく言いますと、ヒーマンは1980年代を支えた


 アメリカ版「アンパンマン」です。


 その「アンパンマン」が、劇画で、シリアスに、


 アンパンマンと
 ばいきんまんの
 決着を描いている


 しかも、


 (´°Д°)」 公式が。


 さらに、


 (´°∀°)」 死ぬほど面白い。


 コレで胸が熱くならない人っているの? って話である。
 いや、コレで胸が熱くならない人を否定はしないが、ワタクシの胸は高鳴るのだ。

 事の始まりを説明すると、1981年頃アメリカの玩具メーカー「マテル社」が発売した、

 剣と魔法と
 怪物とメカ


 という男の子の夢満開なシリーズを展開。
 1983年に販促の為のアニメを放映。人気シリーズとなる。日本で言えば、アニメ→玩具の流れが主流だが、ゾイドなどが玩具→アニメだ。トランスフォーマーも流れ的には玩具→アニメだが、ダイアクロン→トランスフォーマーな上、アニメは日米合作なので純日本製だとゾイドがわかりやすいだろう。

 なお、'83年版「ヒーマン」は始まりも終わりない「正義のヒーマン」側と「悪のスケルター 」側の熾烈(?)な戦いを描いた作品で、後のトランスフォーマー('85)に大きな影響を与えた作品だと言われている。
 実際、よくわからないカオスな展開はソックリだし、「ヒーマン♪」という音と共に場面転換するのはトランスフォーマーの「テレーレレー・テッ♪」というエンブレムターンに昇華した。
 日本では「ビシャシャーッ!」って音と光で場面変換するアニメ版「北斗の拳」('84)などに影響を与えたと言えるのではあるまいか。知らんけど。

 まあ、'83年版がトランスフォーマー的カオスな面白さが強いのは間違いないのだが、こればかりが取り糺されるのは感心しない。
 冷静に考えてみて欲しい。要はアンパンマンである。ヒーマンの対象年齢はアンパンマンより些か上だが、ガンダムほどは高くないのである。(おそらく戦隊モノと同等ぐらい)
 つまり、あまりシリアスすぎてもハードすぎてもメインターゲットとなる年齢層には合わない。
 
 だからこそ、大人が見たらツッコミどころ満載な作品ではあるのだが、そこも魅力の一つで、それを嘲笑するものではないと明言しておきたい。いや、それでも笑っちゃうシーンはあるんだけどね。


 しかし、今回の「ヒーマン 黙示録」は違う。


 40年前の子供たち、つまり、


 ワタクシ達の心に刺さる
 熱い要素が満載なのだ!!


 そりゃヒーマンを40年も追っていたワタクシの感動はひとしおだ。だが、多くの日本人にも「アンパンマン」がある。アンパンマンのスピリットさえあれば、きっとヒーマンは理解できるはず。

 一応、何処かのニ□ニ□動画とかで日本語字幕付き'83年版「ヒーマン 第1話」を観た方が「黙示録」を理解しやすくなるので、ヒーマンを180%楽しむには必須。
 しかし、どれだけ言おうとも、キミ達が観ないことは知ってる。

 だから、説明しよう。


 ヒーマン いわゆるアンパンマン。普段は国の王子アダムで、悪が迫るとヒーマンに変身して戦う。変身の合言葉は「グレイスカルの力によって! 我が手にパワーを!」 正体がアダムなのはみんなに内緒だよ!
 ティーラいわゆるメロンパンナちゃん。助けてくれるアンパンマンことヒーマンの事も、守らなきゃならないアダム王子の事も好きな女傑。つまり、ヒーマンの正体は知らない。性格はどっちかと言うとてっかのマキちゃん。
 スケルター … いわゆるばいきんまん。アンパンマンことヒーマンが憎過ぎて、もはや愛なのでは? ってぐらいヒーマンに固執している。ばいきんまんはドキンちゃん大好きだが、スケルター様はヒーマンを倒すことに夢中でドキンちゃんことイービルリン(後述)は眼中にない。
 イービルリン … いわゆるドキンちゃん。ドキンちゃんとの大きな違いはばいきんまんに心酔している所である。ここの立場だけ逆なので注意。
 ソーサレス … いわゆるバタ子さん。ヒーマンに新しい顔(パワー)を与えるポジション。当然、ヒーマンの正体を知っている。
 クリンジャー … いわゆるチーズ。臆病者の虎だが、ヒーマンの変身に呼応して、勇敢なるバトルキャットとなる。チーズとの違いは話せること。そして、ヒーマンの正体を知る4人の仲間の1人。
 ダンカン … いわゆるカレーパンマン。ヒーマンの正体を知る頼もしい仲間。アダムの秘密を知る1人であり、カレーパンマンと違って強くて頼れる。ティーラの養父であり、ロボト(ティーラの弟ロボット)の製作者。
 オルコ … いわゆるカバおくん。ムードメーカー兼マスコット。アダムの正体を知る。
 ランドア王 … いわゆるジャムおじさん。アダムの父だが、ヒーマンの正体を知らない。割と重要なのに特に何もしないはジャムおじさんと一緒。
 クランプチャンプ & フィストてんどんまん カツドンマン。
 アンドラ実質的に新キャラなので、先入観はいらない。


 他にも、ヒーマン側には実はヒーマンの正体に勘付いているマレーナ王妃、ティーラの弟にあたるロボット「ロボト」や、100万歳の樹人モスマン、スケルター 側には、謎の老婆マジェストラや、イービルリンを慕う獣人ビーストマン、三眼の機械信奉者トリクロップス、ウィップラッシュ、トラップジョー、スティンカー達が登場するが、特に原作を知らなくても、作中で理解できる親切構造になっている。

 とにかくもう全てが最高なのだが、Twitterを観てても、ワタクシぐらいしか話題にしてないのよ。マジで。


 こんなに面白いのに。


 どれぐらい面白いかを、わかりやすく説明しよう。


 「安全な場所なんてないわ!」と戸惑う民衆に、ヒーマンが告げる。




 「あるさ!

 わたしの後ろだ!!」




 (´°Д°)」 惚れる。



 雄度200%! 怒涛の展開! 面白さの満員電車へようこそ!


 みんな、ヒーマン観ろ。


 ちなみに、一緒に観てた人からも声が上がったんだけど、女性キャラのポリコレヘアースタイルが乱用されててちょっとソコは残念。
 ポリコレヘアー自体は好きなのに、食傷気味である。
 「まさか、苦言を呈する部分が髪型とは、、、」って言われたんですが、初期は、



 ヒーマンの髪型が
 前髪パッツンのおかっぱ
 なので、


 髪型に関して苦言が出るのは、ある意味40年の伝統なのである。


 筋肉ムキムキのおかっぱが主役て。


 ↑ 前回を観た時の感想。


 最近のシリーズはリファインされてます。


 ※ この記事はすべて無料で読めるし、何なら投げ銭(¥100)は欲しいが、投げ銭(¥100)を諦めてでもNetflixに登録して観て欲しいのが「ヒーマン 黙示録」なのである。
 なお、この先には「あの言葉」しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。