バーリア!!
皆さん、こんにちは。子供の頃に唱える「バリア」とか「えんぼ」とか「えんがちょ」とか「みっき」「メンキ」とかの呪文って何だったんだろう? 木賃ふくよし(芸名)です。
バリアはまんまbarrier(障壁)として、えんがちょの由来が一説として「縁がチョンと切れる」らしいのですが、えんぼ? ぼ? ボキンと折る? みっき? 謎だな。みっきは、身を清めるとかそんな感じだろうか。
色んなバリエーションが各地にあり、エンガ、エンピ、チョンピ、ビビンチョなど。
メンキは免忌らしいです。なるほど。みっきもその関連だろうか。ビビンチョは謎ですが。
さて。あなたの地方ではどうでしたか? 割と色々出てきそうですよね。
まあ、子供の頃のワタクシが犬のうんこ踏んだとして、周囲に「バーリア!」とか言って動きを止めた奴がいたら、
(*´ω`*)」 「バリアしてるから平気だろう? ん?」
って靴底で優しく触れてあげるタイプでした。ええ。泣いてましたね、彼。
さて。そんな「バリア」ですが、ワタクシがS君を泣かしたように、所詮はまじないにしか過ぎず、言葉程度で汚染を防げるものではありません。ええ。防げないんです。
わかりやすく言えば、感染症なんか防げる訳がない。
無理。むしろ喋る方が感染するのが現実。手洗いうがいマスクをしなさいってこった。
で。先日、定食屋で飯を食ってたところ、隣の隣のテーブルに男性客2人が座りまして。ええ。出で立ちからするに、会社の同僚。スーツから見て、営業さんでしょうかね。
そこで、ワタクシは非常に感心したんですよね。
と言いますのも、そのうち1人が、隣の空きテーブルに向けられていた飛沫防止のシールド(透明なアクリル製のついたて)を、同僚の方に向けたんですよ。
(´・Д・)」 おお。なるほど。確かに、居もしない隣のテーブルよりは、食事だし、向かいの方が飛沫防止になる。
ほう。頭イイな。いや、防疫観念がしっかりしてるのか。いずれにしろ感心だ。うん。
そもそもワタクシなんかは、このシールド目障りだなー、とか思うタイプだし、隣に向けられてるシールドを正面に移動させるってアイデアが出てこない。
そもそも、ぼっち飯が多いから
正面に向ける理由がない。
いやはや、ちょっとした事だが、柔軟かつ有効な活用方法だ。うむ。素晴らしい。
って思ってたら、その会社員は席を立ち、注文した料理が届く前に、入り口付近にあるアルコールで消毒を始めたんですよね。
あれ? 防疫観念がしっかりしてる割に、アルコール消毒を忘れてたのかな?
とか思ってたんですが、彼が席に戻ると同僚から、
「いや、さっき消毒してただろ」
と言われてました。
(´・Д・)」 あれ?
何か違和感を感じつつも、飯を食いながら2人の動向を目の端で追っていると、ワタクシが飯を食い終えるまでに、彼は、
さらに2回
消毒してた。
(´・Д・)」 あー、、、。潔癖症か何かだな。大変だろうな。うん。
と考えつつも、思った訳ですよ。
今のこの感染防止で騒がしい世の中、潔癖症の人って暮らしやすくなったんだろうか、それとも、暮らしにくくなったんだろうか。
って話なんですが、知人にその話をしましたところ、
「両方なんじゃないですかね?」
って言われました。
言われてみりゃそうか。そもそも潔癖症じゃなくても、きっちり手洗いうがいマスクを心掛けている人ほど、出来てない奴がいると激しく嫌悪しますからね。良くなった半面、悪くなった半面かも知れない。
感染防止に限らず、仕事やマナーなんかでも、自分はちゃんとやってる!!って人ほど、出来てない人を非難する傾向にある。
人は、自分が捨てた悪徳ほど、強く憎むらしい。愛煙家が禁煙に成功すると、途端に嫌煙家になる、なんてのが良い例だろう。
そう考えると、必要以上に何かを叩きまくる人ってのは、元々の考えから「改心した」から許せないのかも知れませんな。
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なお、この先には特に何も書かれてません。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。