喧嘩は格闘技なのか

　皆さん、こんにちは。例の試合を目前に控える木賃もくちんふくよし(芸名)です。

　例の試合。

　ワタクシ、この試合をやると決まった日から、この日に向けて万全の準備を整え、日々のトレーニングとして、

　(:3 」∠) 堕落した

　日々を送ってます。

　(´･Д･)」え？

　いや、だって、体格差が技術差を凌駕するか否か、って命題なので、ワタクシがトレーニングや練習をしたら前提が崩れるでしょ。

　そもそも筋トレとか苦手だし。

　(´･Д･)」さて。そんな訳で、試合を目前に控えたワタクシですが、不安しかありません。何しろ対戦相手は最近ジムに通って鍛えまくってるので、単純に筋力で負ける可能性が高い。

　てか、それは命題が崩れてるんじゃないのか？って気がしなくもないけど、

　(´･∀･)」  いンだよ、

　細けぇコトはよ。

　ワタクシが恥をかく結末の方が面白いし。ィャ、負けるつもりで試合には臨みませんが。

　てか、ワタクシの一番の目的は「本当に誰でも簡単にできる護身術」の講座の方であり、対戦は切っ掛けに過ぎませんし。ええ。

　そんな訳で、そろそろ本日のお話に移行したいと思いますが、ひと月ほど前になりますかね、

　(´°皿°)」最近の

　格闘技は品位がない！

　ってな事が話題になっておりました。まあ、何とは言いませんが、とある格闘技イベントや、それを盛り上げてる選手たちに向けて、有名な格闘家が物申した感じなんですよね。

　曰く「俺たちが頑張ってメジャーにした格闘技が、不良どもの喧嘩ショーに成り下がってる」と。

　対する方も「お前も元々は不良出身を売り文句にしてただろうが」と、

　(´･∀･)」  プロレスの

　舌戦みたいになってる。

　ええ。まあ、ワタクシはプロレスを含むほぼあらゆる格闘技や武術が好きなので、こういった舌戦には胸が踊ります。痛みます。

　そうなんです。この所、地下格闘技だの、喧嘩無敗だの、喧嘩自慢の不良どもが格闘技界に参戦してきて、そりゃ中にはレベルの高い人もいますが、基本的に、

　(´･Д･)」技術が低い。

　そりゃ不良同士、レベルが近いもの同士なら試合も成立しますが、対プロ格闘家となると、大体は無残な結果になります。

　まあ、こーゆー試合を見せつけられ、しかもソレが人気だって話になったら、プロ格闘家としては、

　(´･∀･)」  物申したく
　なるのも仕方ないわ。

　って思う訳ですよ。ええ。ワタクシも長らく格闘技ファンを続けておりますので、このプロ格闘家たちの言ってる事には、全面的に、

　(´･∀･)」  賛成しません☆

　え？しませんよ？何言ってんですか。

　ワタクシはボクシングの試合で昔っから「この選手のディフェンスすげえ！」って言っても、周囲は皆、

　(´°皿°)」もっと殴り合え！

　って言ってましたよ。ん？わからない？

　じゃあ、わかりやすいようにバッサリ切りますけど、

　(´･∀･)」  素人は

　レベルの高い試合なんて、

　求めてないどころか、

　不良同士の殴り合いが
　見たいだけなんですよ。

　悪いけど、客に何を期待してんの？申し訳ないけど、客なんてそんなモンよ。

　ワタクシは飲食業界にいて長いけど、繊細な味で技術レベルの高い料理が評価されるなら、フランス料理が不人気なはずないだろ。

　味さえ濃ければいいなんてラーメン屋に行列ができるはずがないのよ。

　野球だってなんだってそう。カープ女子がキャーキャー言うのは、カープが流行したから。選手の名前なんか知らない。

　見たいのはチームの勝利か、贔屓の選手が活躍する所だけ。試合運びなんてどうでもいい。

　悪いけど、魔裟斗の顔が良かったから人気が出たんだよ。そーゆーモンだよ。

　角田や佐竹じゃ女子からキャーキャー言われねンだよ。

　残念だが、格闘技や武術ファンの大半は、結局、

　(´･Д･)」路上でガチで

　喧嘩したらどっちが強いの？

　みたいな夢しか見てないのよ。だから、真っ当なプロ格闘家が真っ当な試合をしても、話題になりゃしない。

　そして、ココが重要なんだけど、

　(´･∀･)」  まあ、素人には、

　このレベルの話は

　わかんないだろうけどねェ？

　って面倒臭いファンが、したり顔で言う訳ですよ。そりゃ、格闘家でもないモヤシみてえな格闘技オタクが偉そうにしてたら、ファンは増えないのも当たり前田のキャプチュード。むしろ減る。

　それより、井上尚弥がニッコリ笑う方がファンが増えるのだ。

　そもそも、人気があるって言っても、格闘技は興業である。

　残念ながら、この日本において格闘技のイベントを成功させるのはかなり難しい事なのだ。

　現実を見ると、格闘技の試合は観るけど、YouTubeなんかの無料の映像ぐらいで、試合を観に行かないどころか、有料チャンネルを観もしないし、グッズも買わないのが格闘技界の現状なのである。

　そう考えると、不良だろうが品性がなかろうが、試合のレベルが低かろうが、

　(´･Д･)」世間が

　騒ぐだけマシよ。

　それがワタクシの正直な感想である。

　現実を見ろ。言い方は悪いが、将棋のルールがわかってなくても、誰もが藤井聡太の名前は知ってるんだよ。キャーキャー騒ぐのよ。

　そして、ベストセラー小説ってのは、主に「そんなに面白くない」のである。

　何故なら、「普段は本を読まない層」が話題作を手にして初めてベストセラー小説になるからだ。

　活字好きが面白いと絶賛する本は売れないのである。騒がれなゃ話にもならない。

　(´･Д･)」だからワタクシは、

　格闘技の裾野と、ファンの裾野が

　広がってくれる方がいい。

　そりゃ新参のファンが調子こいた事を言ってたらイラっともするし、古参が幅を利かせていたらムカッともする。

　しかし、業界のためにならないファンなんてのは絶対にいなくならない。自分がそうなってるかも知れないし。

　そんな事より、とりあえずは格闘技のイベントが日々開かれている現状に感謝したいと思うまでである。

　ん？じゃあ、プロ格闘家と、不良出身の選手が舌戦を繰り広げる事には反対なのかって？

　(´･Д･)」え？

　もっとやっていいよ？

　(´･∀･)」  プロレスじゃ

　日常茶飯事だからな！！

　※この記事はすべて無料で読めますが、格闘技好きもそうでない人も投げ銭(¥100)をお願いします。
　なお、この先には特定の格闘技好きがキレそうな話しか書かれてません。